
国内トップクラスの総合ITソリューションベンダーとして、幅広いシステム開発の技術力を提供してきた富士ソフト。その柔軟な経営スタイルは、先進的な働き方改革にもつながり、『テレワーク先駆者100選』や、4年連続での『健康経営優良法人ホワイト500』認定など、高い評価を受けています。
今回お話を伺うのは、金融事業本部に所属する林 結樹子さん。中途入社からわずか2年で優秀社員賞を受賞し、現在は主任として活躍しています。様々な社内制度を活用しながらスキルアップを遂げ、自分らしい働き方を実現している林さんに、富士ソフトのリアルを語っていただきました。
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| 年収 | 428~909 万 |
|---|---|
| 会社名 | 富士ソフト株式会社 |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | その他IT |
| 年収 | 455~909 万 |
|---|---|
| 会社名 | 富士ソフト株式会社 |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | その他IT |
| 年収 | 455~909 万 |
|---|---|
| 会社名 | 富士ソフト株式会社 |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | その他IT |
目次
働き方を改革する、ウルトラフレックスと自社開発ツール。
── 現在のお仕事内容とこれまでのご経歴を教えてください。
現在は、生命保険会社のユーザーが保険金を申請する際に活用するフロントシステムの開発を担当しています。設計レビューや要件定義といった上流工程にも携わり、クライアントと直接やりとりしながら、現場の業務が少しでもスムーズになるよう試行錯誤する日々です。
富士ソフトには中途で担当職として入社し、2年目のときに優秀社員賞をいただきました。それから3年ほどで2回の昇格を経て、約20名のチームを統括する主任に。いまは、プロジェクトを動かすだけでなく、若手メンバーの悩みに耳を傾けたり、チームが前向きに働けるように心がけたりと、マネジメントの比重も少しずつ増えてきました。
── “Sler=ハードワーク”という声もよく聞きますが、富士ソフトに入社してみて、働き方の印象はどうですか?
たしかに、富士ソフトに転職したと伝えたとき、友人から「え、大丈夫なの?」と心配されたことを覚えています(笑)どうやら以前は、長時間労働など“働き方がハードな会社”という印象を持たれていたようで。私自身はそうしたイメージを知らなかったのですが、実際に働いてみて、その心配はまったくの杞憂だったと感じました。
私自身の働き方でいえば、朝9時に出社した日は、どれだけ忙しくても19時には退勤するようにしています。また、『ウルトラフレックス』という柔軟な勤務制度もあり、コアタイムなしで出社時間を前後に調整できたり、30分単位で有休を取ったり、一時的な私用の外出も可能です。こうした働き方は社外からも評価されているみたいで、経済産業省が認定する『健康経営優良法人ホワイト500』では、申請企業が増えるなか、富士ソフトの総合順位は前年より100位以上もアップしているそうです。
── 他にも、「テレワーク先駆者100選」に認定されている富士ソフトですが、特徴的な取り組みはありますか?
富士ソフトでは、テレワークを推進するための自社開発ツールがいくつも導入されています。たとえば『FAMoffice』というバーチャルオフィスでは、拠点の異なる社員同士が、ひとつの空間に集まっているかのように働けます。アバターに触れるだけでビデオ通話が始まったり、「資料作成中」「これからプレゼン」といったステータスをアバター上に表示させたり。テレワークでも気軽に声をかけ合えます。
金融事業本部は常駐メンバーも多く、社内のコミュニケーションの為に全社員へiPad を支給しています。iPadには、自社開発の会議支援アプリ『moreNOTE』が搭載されています。これを使うと、社内外のメンバーとペーパーレスで会議を行えたり、資料に手書きでメモを残し、その場で他のメンバーに共有することも可能です。さらに、アプリに登録されたファイルは、フォルダ形式はもちろん、カレンダー形式でも表示できるので、「明日の会議に備えて資料を見返したい」「先週の打ち合わせ内容を振り返りたい」といったときにも直感的にアクセスできます。富士ソフトでは社員の4割以上が常時在宅勤務をしていますが、こうしたコミュニケーションのとりやすさが、イノベーションや課題解決のスピード感につながっているのだと思います。

基幹系からフロントシステムへ。技術の幅も視野も広げた転職。
── 前職でも金融系システムのITエンジニアをされていたと伺っています。転職のきっかけは何だったのでしょうか?
前の職場を離れた一番の理由は、自分の目指したいキャリアが歩めない、と感じたからです。当時は大手企業の子会社に勤務していて、基幹系システムの保守・運用、開発など下流工程を担当していました。でも、本当にやりたかったのは、設計レビューや要件定義といった上流工程。私は昔から、学級委員をやっていたようなタイプで、困っている人を見るとつい動きたくなる。だからこそ、よりクライアントに近いところで、課題を見つけて、一緒に解いていくポジションにチャレンジしたかったんです。
── 富士ソフトに転職後、クライアントと関わるなかで印象に残っているお仕事はありますか?
ある生命保険会社に配属され、最初に担当したのは、事務員さんが使うバックオフィスのシステムでした。軽微なシステム改修ではありましたが、毎日レビューを重ね、少しでも完成度を高めようと丁寧に取り組んでいました。
その姿勢を評価していただけたのか、1年後には大規模なフロントシステムの改修プロジェクトを任されることに。任されたこと自体もうれしかったのですが、異動が決まったとき、担当者の方が「林さん、行ってしまうんですか」とぽつりと声をかけてくださったんです。その言葉を聞いて、ちゃんと信頼関係が築けていたんだと実感できました。そのことが、何よりも心に残っています。
── 技術力の面でも、「任せたい」と思ってもらえた理由があったのでしょうか?
現場で使われていたCOBOL、VB.NET、HTMLという3つの言語を私がすべて扱えたことも大きかったと思います。富士ソフトには『スキル評価申請』という仕組みがあり、半年ごとに自分のスキルをC(教わればできる)、B(ひとりでできる)、A(人に教えられる)の3段階で自己評価し、申請します。その申請内容をもとに案件への配属が決まるので、現場では自分の得意分野を活かしやすく、クライアントからの信頼にもつながりやすい。結果的に、意欲ある社員が新たなプロジェクトやポジションにどんどんチャレンジできるんです。
また、もし配属先と相性が合わなくても、他の分野に挑戦する道が用意されているのも富士ソフトの特徴です。私自身、転職活動の際は“これまでの経験を活かせるか”を重視していましたが、同時に金融だけでなく製造業やAI、ロボティクスといった多様な分野にチャレンジできる柔軟さに惹かれました。富士ソフトは総合ITソリューションベンダーなので、扱う業務領域が広く、多様な業界・分野に技術力を展開しているんですよね。
── 新しい技術を学ぶうえで、活用できる制度や取り組みはありますか?
私が所属する金融事業本部生保事業部では、毎週『AI情報交換会』を開催しています。20名ほどのメンバー全員が持ち回りで発表を担当し、最近触れた技術トピックや、業務への応用アイデアを共有し合います。テーマは、“GitHub Copilotで削減できた工数”や“ChatGPTを使った設計レビューの効率化”など、実務に根ざしたものばかり。若手からベテランまで全員が参加していて、自然と新しい技術への関心も高まります。
また、知識の幅を広げるために、社内の『先端技術支援部』と定期的にミーティングも行っています。生成AIの導入方法やクライアントへの提案の工夫など、他部門の専門家と知見を共有できるこうした場は、視野を広げるうえでも非常に貴重です。
会社全体としても、新しい技術トレンドへの感度は高く、重点技術領域として掲げる『AIS-CRM(アイスクリーム)』(AI、IoT、Security、Cloud、Robot、Mobile、Auto Motive Integration)には、全社的に積極的に取り組んでいます。こうした環境があるからこそ、中途入社であっても新しいスキルを身につけながら、着実に成長していけるのだと思います。

社員ひとりの気づきが、すぐに組織に反映される理由。
── 林さんは入社からわずか2年で優秀社員賞を受賞されたと伺っています。どんな点が評価されたと感じていますか?
優秀社員賞をいただいたとき、“技術力で特別な成果を出した”という実感は正直ありませんでした。きっと評価されたのは、“現場を少しでも良くしたい”という気持ちと、そこに自分なりのアクションを起こしたことだったと思います。
当時の常駐先では、開発チームとテストチームが別フロアに分かれ、環境制約から、PCもスマホも持ち運び禁止。同じビル内なのに、連絡ひとつ取るにも階段を使っての移動が必要でした。誰もが不便さを感じていたはずですが、改善には追加の工数がかかるため、なかなか動き出せずにいました。そんな中で私が行動できたのは、中途入社でまだ“職場の空気”に染まりきっていなかったからかもしれません。状況を少しでも良くする手はないかと考え、環境上問題のないチャットツールを自社で開発できないか、上司に提案してみました。
すると、「いいね、ぜひやろう!」と即決。中途で入ったばかりの私の提案にも関わらず、拍子抜けするほど前向きな反応に、この会社のカルチャーを強く感じました。新卒であれ、中途であれ、「よりよくしたい」という意見にはきちんと向き合う。“誰の声か”ではなく、“何を変えたいのか”を大切にする文化が根付いていて、上司の裁量で即決・実行できる体制がある。だから、動き出しが早いんです。
開発したツールは、最低限のチャット機能だけのシンプルなもの。でも、それだけで連絡のスピードが上がり、朝には「おはようございます」の挨拶が飛び交うように。チームの雰囲気も、少しずつ変わっていきました。特別な技術じゃなくてもいい。勇気を持って変化を起こす。富士ソフトは、そういう一歩をちゃんと見てくれる会社なんだと思います。

女性のキャリア支援も、休暇制度も。想いがあるから浸透する。
── 富士ソフトで働くなかで、女性としての働きやすさはどう感じていますか?
富士ソフトは、女性のキャリア支援にとても前向きな会社だと感じています。たとえば、リーダークラスで行う会議では「女性管理職をどう増やしていくか」といった議題が、定期的に話し合われています。私自身も中途入社から約3年でリーダーに昇格し、その後2年で主任になりました。女性だから評価がされにくい、といった不安を感じたことは一度もありません。
育児休暇からの復帰に関しても、しっかりとサポートがあります。長く現場を離れると、どうしても職場に戻ることに不安を感じる方もいると思いますが、富士ソフトでは、育休中でも現場のパパ・ママ社員と気軽に話せる座談会を定期的に開催しています。現場とのつながりを保ちながら、悩みや不安を共有できる場があるのは心強いですね。
また、男性社員の育休取得もごく自然な文化になっています。私の周りだけでも、この2年で3名が育休を取りました。期間も数ヶ月から、長い方では半年ほどと様々です。もちろん、その間は引き継ぎやサポートで他のメンバーの負担も出てきますが、共通の理解がちゃんとあるんです。
── 働き方への配慮が行き届いているのは、どんな理由があると思いますか?
上に立つ人たちが、本当に社員のことを考えているからだと思います。会社も大事だけれど、それ以上に人が大事。そんな価値観が、日々の言葉や行動の端々から伝わってきます。
制度の見直しも、その姿勢をよく表しているもののひとつです。たとえば、昨年新しくつくられた『ヘルスケア休暇』は、風邪をひいたときや健康診断など、体調管理のために使える特別休暇。有休とは別枠で取得できる仕組みです。
背景にあるのは、「有休は心身をリフレッシュするための時間。体調が悪いときには別の休みでしっかり休んでほしい」という会社の想い。私もつい最近インフルエンザで寝込んでしまったのですが、この制度があったおかげで、気をつかうことなく体を休められました。

“個性の理解”で、誰も取りこぼさない組織へ。
── 林さんご自身は、どんな組織づくりをしていきたいですか?
一人も取りこぼさない組織をつくりたい。これが、私がリーダーとして大切にしている想いです。長く働いていると、やりたいことができなかったり、チームとの相性が合わなかったりして、退職を選ぶ人も少なからずいます。「気持ちを汲み取れなくて申し訳ない」と、送り出すたびに思います。だからこそ、誰もが気兼ねなく本音を話せる雰囲気をつくっていきたい。私だけでなく、課長や部長など上司に対しても、遠慮せず相談できるチームをつくりたいです。そのために何より大切なのは、メンバー個々をよく見ること。入社当初は名前と顔が一致しない場面もありましたが、時間をかけて観察しながら、「どんな性格で」「どんな強みがあって」「どのメンバーと相性が良いか」を少しずつ理解してきました。
たしかに富士ソフトでは、案件への配属は基本的にスキル申請に基づいて決まります。ただ私は、スキルだけで案件への配属を決めたくないとも思っています。雰囲気が合わなければ、雑談ひとつしづらくなってしまう。エンジニアの仕事はチームで動くことが多いからこそ、気軽に相談できる環境が本当に大切です。どうすれば、その人が最大限に力を発揮できるのか。そんな視点で、配属や業務の内容を考えるようにしています。
── そこまでメンバーのことを考えられるのは、どんな想いがあるからなのでしょうか?
やっぱり、誰かの成長に立ち会えることが、私自身の一番のモチベーションだからです。直接関わっていないメンバーもいますが、たまにテストルームをのぞいて、頑張っている様子を見るのがひそかな楽しみです。最近では、朝パソコンを開くと、何人ものメンバーから相談のメッセージが届いていて。“この人なら聞いてくれる”と思ってもらえているなら、とても嬉しいですね。
── 最後に、求職者へのメッセージをお願いします。
「やりたいことがある」という方は、ぜひその想いを聞かせてください。私たちリーダー陣も、できるだけ希望に応えられるよう動きます。もちろん、はっきりした目標がなくても大丈夫です。何かに挑戦してみたい、スキルを伸ばしたいという気持ちさえあれば、富士ソフトには応援してくれる仲間がいて、挑戦を後押ししてくれる制度があります。
それにこの会社は、働く“あなた自身”だけではなく、“あなたの大切な人たち”のことまでちゃんと考えてくれる会社です。たとえば、お子さんとの時間を大切にしたいとき、あるいは将来的にご家族の介護が必要になったときも、柔軟に働き方を選べる制度があります。
今この瞬間だけではなく、これからの人生まで見据えて働ける場所。もし、そんな環境を求めているなら、きっと富士ソフトはぴったりだと思います。私も、そんなみなさんを全力でサポートしていきたいと思っています。

富士ソフト株式会社が募集している求人はこちら
| 年収 | 428~909 万 |
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| 会社名 | 富士ソフト株式会社 |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | その他IT |
| 年収 | 455~909 万 |
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| 会社名 | 富士ソフト株式会社 |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | その他IT |
| 年収 | 455~909 万 |
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| 会社名 | 富士ソフト株式会社 |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | その他IT |
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。