2025年7月14日、株式会社インディードリクルートパートナーズ本社（東京・千代田区）にて、『RECRUIT DIRECT SCOUT HEADHUNTER AWARD 2025』が開催された。本アワードは、リクルートダイレクトスカウトを通じて、求職者に価値ある機会を届け、優れた成果を残したヘッドハンターを表彰するもので、同サービスに登録する約10,000名のヘッドハンターの中から選出。今回は、IT／メーカー／ヘルスケア／コンサル／営業／コーポレート／決定率／ハイクラス／エグゼクティブの全9部門において、計24名が表彰された。登壇者によるスピーチでは、日々の仕事に対する姿勢と、自身が信じるキャリア支援の価値が語られた。
9つの部門において、1位から3位までの受賞者が選出された今回のアワード。ここでは、1位受賞を含む複数部門で受賞したヘッドハンター3名のスピーチ内容を紹介する。
目次
【IT部門・決定率部門 1位】 田中 祐介 氏（株式会社リーベル）
以前はSE・ITコンサルタントでした。IT人材の方々により力を発揮できる場を見つけて欲しいという思いからこの業界に転身しました。そのため、今回、IT部門で1位で受賞いただけたことを大変嬉しく思っています。常に意識しているのは「エージェントとして信頼するに足る存在であるかどうか」スカウトメールの作成に1時間以上の時間をかけたり、面談準備を念入りに行ったりと、自分が転職活動をした時を思い出して「自分なら何をして欲しいか」を軸に実践してきました。決定率1位は、信頼を得られた証と誇りに思います。今後も、「エージェントの介在価値」を実感していただけるような支援を、真摯に重ねていきたいと思います。
【営業部門・コンサル部門 1位】 西田 真士 氏（株式会社ターミナルバリュー）
今回の受賞は、決して紹介数や金額が突出していたからではないと思っています。候補者一人ひとりに対して、「その人のキャリアにとって本当に価値のある提案とは何か」を、真剣に考え抜いてきたことが評価につながったのではないのでしょうか。特にキャリアコンサルティングの領域では、目の前の選択だけでなく、その先の人生まで見据えて向き合うことを大切にしてきました。今は、AIによってマッチングや書類作成がよりスムーズにできる時代です。だからこそ、人間にしかできない価値提供とは何かを常に問い続けながら取り組んでいます。今後も、「候補者にとって、良いサービス」と思ってもらえるよう、地道に向き合っていきたいです。
【ハイクラス部門 1位・コンサル部門2位】 小澤 ゆきの 氏（株式会社コンフィデンス・インターワークス）
弊社では、主にミドルからハイクラス層の支援を行っており、今回ハイクラス部門で1位をいただけたことを素直にうれしく思っています。日々のスカウト業務で大切にしているのは、数より「的確さ」と「継続性」です。ハイクラス求人は要件が非常にピンポイントなので、企業の採用担当や現場の方々と密に対話し、役割の解像度を上げたうえで、最適な候補者に声をかけています。また、新しい登録者が日々増えるため、一度の検索で終わらず、繰り返し丁寧に探し続けることを意識しています。こうした積み重ねが、今回の評価につながったのだと思います。来年もまたここに立てるよう、精進してまいります。
表彰式の結びに、株式会社インディードリクルートパートナーズ リクルートダイレクトスカウト部 部長・吉田章吾が、これからのキャリア支援の価値と、ヘッドハンターの可能性について語った。
中途採用市場は、企業が人材を選ぶ時代から、候補者が企業を選ぶ時代へと本格的に移行しています。私は、前身のCAREER CARVER時代からこのサービスに携わってきましたが、現場の皆さまが築いてきたマッチングの質こそが、サービスの進化を支えていると実感しています。単なる職業紹介にとどまらず、候補者の納得ある選択、企業の本質的な採用成功に貢献する。それがヘッドハンターの価値だと信じています。本アワードは、皆さまへの敬意を表すると同時に、これからのキャリア支援の在り方をともに考える機会です。変化のただ中にあるいま、皆さまとともに価値あるサービスを築き続けていきたいと思っています。
表彰式後には、記念撮影および懇親会が実施された。名刺交換にとどまらず、各人が直面するテーマや市場動向について語り合う姿が見られ、実りある交流の場となった。
受賞者一覧
【IT部門】
1位：田中祐介（株式会社リーベル）｜プロフィール
2位：石井力（フォルトナ株式会社）｜プロフィール
3位：門山友輔（株式会社MyVision）｜プロフィール
【メーカー部門】
1位：榎田美咲（株式会社パソナ）｜プロフィール
2位：三ツ木裕（株式会社MyVision）｜プロフィール
3位：野村紫織（株式会社ビュート・エージェンシー）｜プロフィール
【ヘルスケア部門】
1位：川畑摩記（株式会社フューチャー・オポテュニティー・リソース）｜プロフィール
2位：浅井美香（株式会社アイ・エス・エス・コンサルティング）｜プロフィール
3位：近藤昌子（e-マネジメント株式会社）｜プロフィール
【コンサル部門】
1位：西田真士（株式会社ターミナルバリュー）｜プロフィール
2位：小澤ゆきの（株式会社コンフィデンス・インターワークス）｜プロフィール
3位：佐々木李奈（株式会社リブ）
【営業部門】
1位：西田真士（株式会社ターミナルバリュー）｜プロフィール
2位：伊藤秀展（株式会社エリメントHRC）｜プロフィール
3位：北辻健太（sincereed株式会社）｜プロフィール
【コーポレート部門】
1位：大園達（富士ヒューマンテック株式会社｜プロフィール
2位：外島綾子（株式会社WARC）｜プロフィール
3位：古里彩（株式会社パソナ）
【決定率部門】
1位：田中祐介（株式会社リーベル）｜プロフィール
2位：西見彩（アデコ株式会社）｜プロフィール
3位：村上聖太郎（株式会社ヴィジョナリー）
【ハイクラス部門】（年収800～1200万円未満）
1位：小澤ゆきの（株式会社コンフィデンス・インターワークス）｜プロフィール
2位：松田晃和（株式会社日本経営金融人材）｜プロフィール
3位：佐川頌（エージェント1株式会社）｜プロフィール
【エグゼクティブ部門】（年収1200万円以上）
1位：石井力（フォルトナ株式会社）｜プロフィール
2位：中川英高（キャリアインキュベーション株式会社）｜プロフィール
3位：中村楽（アデコ株式会社）｜プロフィール
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。
