
日本を代表する総合化学メーカーとして農薬や半導体用材料など4つの事業分野から、産業や人々の暮らしを支えるソリューションをグローバルに提供している住友化学。そのエンジニアリング部は“オーナーとして上流から下流まで担う”一気通貫体制が強みです。2021年に本社エンジニアリング部設置以降、FEED(基本構想)からEPC、試運転までを全社横串で最適化していくことを推進。研究・製造と同じ目線で仕様を詰め、プラント設備の生涯価値を高め続けています。今回、エンジニアリング部を中心に組織や仕事のやりがいなどについて高橋部長(写真左)と、2015年新卒入社の辻さん(写真右)、堀さん(写真中央)にお話を伺いました。
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| 年収 | 600~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 住友化学株式会社 |
| 勤務地 | 愛媛県新居浜市, 愛媛県新居浜市 |
| 職種 | プラント機械設備設計 |
| 年収 | 600~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 住友化学株式会社 |
| 勤務地 | 大阪府大阪市此花区 |
| 職種 | プラント電気設備設計 プラントシステム設備設計 |
| 年収 | 600~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 住友化学株式会社 |
| 勤務地 | 岡山県倉敷市 |
| 職種 | プラント機械設備設計 プラント設備メンテナンス プラントシステム設備設計 |
| 年収 | 600~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 住友化学株式会社 |
| 勤務地 | 大分県大分市 |
| 職種 | プラントシステム設備設計 |
企画から試運転まで一気通貫で創る、未来の標準。

── 住友化学のプラントエンジニアリングの特徴は何ですか?
高橋:自社プラントを対象に、企画構想から試運転まで一気通貫で担うオーナーシップが特徴です。他社では親会社が基本仕様を設計し、子会社がエンジニアリングを分担する企業もありますが、私たちは本社のエンジニアリング部と各工場の製造、研究、工務部がタッグを組み、FSからFEED、投資計画、詳細設計・調達・建設(EPC)、試運転まで連携して進めていきます。2021年のエンジニアリング部新設と平行して全社最適化に向けて各拠点の保安・保全と連動した『スマート保安(デジタル点検や予知保全)』を加速させてきました。また、業界横断の保安力向上センター(JSCC)にも名を連ね、保安力評価や教育・事例共有など外部連携も進めています。
設計の上流段階から“安全・品質・コスト・スケジュール(HSE/QQCD)”の最適解を追求し、いかに設備に落とし込めるか。そして、稼働後は現場データで仮説を検証し、次の改良や増強、起業につなげていくこと。地域拠点で培った知見を横展開しながら、地域と産業を結ぶ“確かなプラント設備”を丁寧に形にしていく――それが住友化学エンジニアリング部の使命です。
技術の深さと広さの両輪で、進化していく。

── どんな方に応募してもらいたいですか?
高橋:ベストとしては上流の設計段階から“つくる~動かす”を一貫して考えられる即戦力の方ですが、現在保守業務メインで働かれている方でも、「上流の企画・設計に挑戦したい!」とスキルアップ意欲のある方なら大歓迎です。当社は工程を一貫して内製で担うため、製造・研究の意図を汲んで仕様書に落とし、施工図に展開し、現場でやり切ることまでを想定をして設計しなければなりません。そのため、現場のことを知っていることが大切です。また、非常時での判断力や段取り力、コミュニケーションも非常に重要な力となります。
本社エンジニアリング部の設立は、会社としての本気度の表れ。間接ではなく、自社の設備投資そのものを直接動かす事業の旗振り役としてエンジニアリング部の責任は大きいです。その分、自らの仕事の手応えも大きいはずです。また、総合化学メーカーゆえにプロジェクトの難易度は高いですが、その分学べる幅と深さがあります。専門性を磨きつつ上流工程へスキルを伸ばしたい方、UIターンで地域に根差しながら大規模案件を含む様々なプラントの設計業務に挑みたい方にピッタリではないでしょうか。
── プラントエンジニアにとっての職場の魅力は何ですか?
高橋:繰り返しにはなりますが、やはりプラントエンジニアにとっての当社の魅力は、“オーナーとして上流から下流まで関われる”一気通貫の仕事ができることに尽きます。研究・製造と日常的に対話し、仕様を自分たちで検討・設計し、現場で立ち上げ、稼働後は保全で磨き込む——よくエンジニアリング会社の業務との差異を聞かれますが、受注者であるエンジニアリング会社への仕様書をつくる発注者としての立場でもあり、プラント設計全体にわたる決定権と裁量があります。
技術的な成長面でも、当社には長年の歴史のなかで蓄積されてきた標準やノウハウがあり、基礎研修・OJT・オンデマンド学習などのサポートも充実しています。また、各地の工場現場と本社が密に連動し、日々生まれる現場知と集積されたエンジニアリングノウハウが循環する仕組みがあります。工程の上流と下流を往還するローテーションを通じて、設計思想と運転の要所を立体的に習得できるでしょう。さらに三沢・愛媛など国内各地に製造・研究拠点があり、UIターンを含めてライフステージに応じたキャリア選択も可能であり、公私両面のバランスをとりながら多様なキャリアを形成できる環境を整えています。
現場で鍛え、本社で“現場知”を結んでいく。

──新卒で住友化学に入社されたお二人(辻・堀)の志望動機とご経歴は?
堀:地元・三重県四日市で親戚が化学工場に勤めていたことから、大学で学んでいた電気の専門性を“化学プラント”という現場で活かし、設備そのものの信頼性と経済性にまで踏み込みたいと考えました。そこで住友化学の面接を受けたのですが、人事の方が自社の技術や製品などについて1~2時間も熱く話をしてくれたのです(笑) こんなに情熱的に仕事を楽しみ、一人の学生に対して真剣に向き合ってくれるのだと感じ、入社を決めました。
入社後は大分工場に配属され、約4年間、電気設備の設計と保全を両輪で担当しました。その後、連続プラントの設計を学ぶため千葉工場へ。各拠点で文化や設計手法の違いを体感し、「全社で設計と保全の知をつなぐ役割」を志して本社異動を希望しました。バッチと連続、医薬系と石化系の双方を経験した上で東京本社へ移り、現在はそれらの部門間での設備ノウハウを融合させ、効率的に活用させる取り組みに関わっています。
辻:大学で機械系学部(自動車関連)出身だったのですが、あえて自動車業界を志す王道に進むのではなく、少数精鋭で価値を出せる環境で自分の技術を磨きたいと考えていました。そこで化学業界にも目を向けたのですが、住友化学に惹かれたのは“オーナーとして上流から下流まで一貫して関われる”こと。研究・製造と近い距離で仕様を自分たちで固め、設計・建設・試運転まで一気通貫で担える——その循環の中心に立てることが決め手です。実際に大阪工場を見学した際、先輩の仕事への熱い想いに触れ、「ここでなら学びながら挑戦できる」と感じたことも入社の後押しになりました。
入社後は愛媛工場の工務部へ配属され、2~3年目には小規模ながら新設設備の立ち上げを任されました。製造の同期や上司と連携し、右も左も分からない中で一連の工程をやり切った経験が、その後の設計・投資判断の基盤になりました。現在は東京本社エンジニアリング部で上流の企画・標準化に携わりつつ、海外のプラントの定修の現場にも派遣され、プロジェクトマネジメントの実装力を磨いています。
社会を、世界を支えている誇り。

── プラントエンジニアとしてのやりがいは、どんなものがありますか?
辻:自分の描いたプラントが立ち上がり、日々の運転で磨かれていく手応えは、自社設備だからこそ得られるものですね。しかも、それが若いうちから経験できます。私自身、入社2~3年目でゼロからの新設を任され、わからないことだらけのなか、上司の伴走と製造部の同期の力を借りて立ち上げきった経験はキャリアの礎となっています。さらに中東の石油化学プラントの定修に参加する機会もいただいています。現地で生活をしながら朝から晩まで海外規格や巨大なプラントでの未体験の業務に接し、図面一枚の精度が現場の安全と工期を左右する重みを痛感しました。スケールの大きさと責任の大きさが、そのまま成長につながっています。
堀:私にとってのやりがいは、見えにくい社会貢献を“モノで実感”できることです。たとえば農薬はホームセンターで手に取ることができ、裏面の原材料や製造所表示から自分たちの現場に思いがつながりますね。また、グローバル企業だからこそ、プロジェクトの規模の大きさも桁違いです。数百億円規模のプロジェクトもあり、プラントの跡地や何もない更地に新たにプラントを立ち上げていくダイナミックさや達成感は格別です。自分が関わるプロジェクトが新聞などのニュースになることもあり、それだけのインパクトを社会に与える確かな手応えを仕事のなかで感じることができるでしょう。
私たちの設備で生まれた製品は、世の中にでて、人々の暮らしを支えます。しかも、世界規模で!その使命感や誇りは、私たちエンジニアの仕事の原動力ですね。
── 最後に求職者へのメッセージをお願いします。
辻:住友化学のキャリアは“縦にも横にも”伸ばせるのが魅力です。私は愛媛の工務で設計・立ち上げを経験し、今は本社で投資構想や標準化に携わっていますが、同じ会社のなかで「装置設計を極める」「プロジェクトマネージメントを極める」などエンジニアリングの幅広い業務の選択肢があると思っています。
また、社風として親しみやすい人たちが多く、三沢・愛媛・千葉など各地の工場にいっても研究・製造・保全との距離が近いですし、困りごとを持ち込めば先輩がすぐ時間をとってサポートしてくれます。オフの際は仕事後に飲みに行ったり有志で交流イベントがあったり楽しい思い出もあります。UIターンが可能で、設備の“一生”に寄り添い腰を据えて働き続けられる環境です。
堀:住友化学の工場は領域が多彩です。私自身は大分工場で医薬系のバッチ設備を担当し、次に千葉工場で石化系の連続設備を経験しました。プラント設備の規模も文化も違う現場を経て、視野がかなり広がりました。ほかにも三沢工場はアグロ・防疫製品、愛媛工場は基盤化学・無機材料、大阪工場はIT関連化学など、学べる土台が幅広いのが住友化学の特徴です。異動は会社のローテーションだけでなく、自身のキャリア計画や成長テーマも考慮します。エンジニアとして安心して経験を積み重ねられますよ。

住友化学株式会社が募集している求人はこちら
| 年収 | 600~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 住友化学株式会社 |
| 勤務地 | 愛媛県新居浜市, 愛媛県新居浜市 |
| 職種 | プラント機械設備設計 |
| 年収 | 600~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 住友化学株式会社 |
| 勤務地 | 大阪府大阪市此花区 |
| 職種 | プラント電気設備設計 プラントシステム設備設計 |
| 年収 | 600~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 住友化学株式会社 |
| 勤務地 | 岡山県倉敷市 |
| 職種 | プラント機械設備設計 プラント設備メンテナンス プラントシステム設備設計 |
| 年収 | 600~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 住友化学株式会社 |
| 勤務地 | 大分県大分市 |
| 職種 | プラントシステム設備設計 |
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。