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都市銀行での幅広い経験を活かし、50代目前に投資ファンドに初めての転職【転職事例Vol.42】

都市銀行で融資業務を経て、研修やコンプライアンスなどを担当し、27年間勤務したTさん。長年クライアントワークから離れていたものの、事業者相手に経営課題解決がしたいと50代を前に転職を決意。当初はコンサルティングファームを希望するも、最終的に仕事に魅力を感じて入社を決めたのが投資ファンド。事業制評価の経験がない中、書類や面接でアピールした内容とは?

転職者プロフィール

Tさん(40代 男性)


転職前:都市銀行でのリスク管理、コンプライアンス担当(年収1,200万円以上)
転職後:投資ファンドでの事業性評価、投資先支援(年収1,200万円以上)


都市銀行に入行し、支店での融資審査業務や事業承継業務、営業本部での大企業融資審査・取引事務業務、不動産賃貸業を中心とする大口融資先の与信管理・債権回収を経験。その後、事務本部に異動して、手続企画、拠点指導・研修、システム開発を担当した後、リスク管理/コンプライアンス領域を担当。2019年に投資ファンドに転職。

都市銀行で27年間のキャリアを築き、50代を前に初めて転職を決意

大学卒業後、都市銀行に入行して27年間勤務しました。キャリアの前半は、事業者を相手に融資審査や事業承継などの財務上の課題解決提案、大口融資先の与信管理・債権回収などを7年ほど経験。その後、キャリア中盤以降は、会社内での融資事務指導、研修、拠点指導、システム開発、リスク管理、コンプライアンスなど、クライアントワークから離れた仕事をずっと担当していました。

転職歴はなく、初めて転職を意識したのは、やはり年齢によるものが大きいです。都市銀行では、50代になると関連会社や取引先に出向するケースが多く、また役職定年などで年収が大きく下がることも少なくありません。そこで改めて残りのキャリアで何を実現したいのかを考えたところ、心の中に湧き上がってきたのは、銀行を志した理由でもある、「事業者が抱える経営課題を解決したい」という想いです。クライアントワークはしばらく離れていましたが、今までの経験、スキル、資格等をいかして新しい仕事の機会を探したいと転職活動をスタートしました。

融資経験や中小企業診断士の資格を活かせる投資ファンドの募集との出会い

当初は中小企業診断士の資格を活かして、中堅・中小企業に対するコンサルティングの仕事を探していましたが、年齢的なところもあり、なかなか良い案件にめぐり会えずにいました。そんなときにお声がけいただいたのが、インフォエックスの伊藤さんです。「中小企業の事業再生支援及び投資先の支援を目的とした投資ファンドで事業性評価を行う」という仕事をご紹介いただき、すぐに興味を持ちました。

中小企業診断士の資格や銀行での融資審査業務の経験はもちろんのこと、事業者への専門的なノウハウや知見を浸透させるために、キャリアの後半で培ってきた融資指導や研修業務の経験も活かせることは大きな魅力でした。また、私自身が地方出身ということもあり、中小企業の事業再生支援を通して、地域の活性化を図るという事業内容に意義を感じたことも大きな志望理由です。

投資ファンド側では事業性評価の経験者を希望されていたようですが、大手金融機関出身で融資の経験があり、中小企業診断士の資格取得者も検討できるのではないかという伊藤さんからのご提案もあって面接の機会につながりました。

事業性評価の経験の少なさに代わる、アピールポイントをまとめた書類を作成

面接にあたって懸念していたのは、事業性評価そのものの経験が少ないことです。銀行における融資審査の経験はありますが、どちらかといえば過去の数字を見たリスク観点での判断であり、マニュアルに則った仕事が多いという特徴があります。それに比べて投資ファンドの事業性評価は、過去実績から未来の事業計画まで連続性を持って分析していくビジネスデューデリジェンスで、主にコンサルティング会社が行う仕事なので、私にとっては未経験の分野となります。

そこで伊藤さんとも相談し、事業性評価の経験の少なさをカバーするものとして、中小企業診断士の資格、大手金融機関での融資経験、融資指導経験、真面目で緻密に仕事をする仕事のスタイルなどを抽出しました。書類では、融資業務のプロセスを体系化してできる業務をまとめ、それらをもとに指導や研修することにも長けていることもアピール。一緒に書類(履歴書、職務経歴書、紹介状)を作り上げていきました。

的確な面接アドバイスを受けて面接に臨み、希望どおりのオファーをいただけました

面接は2回で、一次は部門の責任者、最終は役員とお話をさせていただきました。面接の中では地域の中核企業の事業再生といった投資ファンドの手掛けている案件や、地域の活性化を支援していける事業のやりがいについて詳しくお伺いでき、志望度はますます高まりました。

また、面接に臨むにあたっては、伊藤さんから「事業性評価、事業計画、マーケティング戦略の手法などの事柄が聞かれると思いますので、中小企業診断士の資格取得の際に学んだ分析手法についてレビューし、近しい経験があればぜひ話すようにしてください」というアドバイスを事前に受けていたことが非常に助けになり、うまくアピールできたのではと思っています。

最終的には、他のコンサルティング会社や事業会社からも内定をいただきましたが、投資ファンドでの仕事が一番魅力的だったこと、金融機関の現職での年収と同等レベルのオファーをいただけたことから、迷いなく入社を決めました。

東京を拠点に生活を守りながら、地方の中小企業や金融機関を支援

入社が決まったときは、伊藤さんに改めて感謝の気持ちをお伝えしました。自分では出会えなかった仕事について情報を共有いただき、最終的にご縁と幸運に恵まれたことを改めて実感しています。妻も私がやりたい仕事に巡り会えたことを喜んでくれています。

入社後は、金融機関等から相談を受けた窮境にある中小企業について、財務分析や事業性評価、事業再生を行ったり、地方の金融機関に対するアドバイスや研修等を行ったりしています。出張ベースで地方に行く仕事なので、東京を拠点に地方再生に携わることができる点は、生活の面においても非常にありがたいですね。銀行時代に「いつか事業者の経営支援ができれば」という想いで中小企業診断士の資格を取得しましたが、まさにやりたい仕事が実現できていると実感しています。

担当ヘッドハンター:大事にしているのは、「ざっくばらんに何でも話をしてもらう」こと

私が大事にしているのは、「ざっくばらんに何でも話をしてもらう」ということです。私との会話は、企業の面接とは違うので、本心を話していただけるようにしたい。実際に面談では「伊藤さんと話をしているとついつい本音がでてしまう」と言われることも多く、一つの強みなのかなと感じています。

今回のTさんもキャリアとしては長く離れていたクライアントワークへの想いや地方再生への興味など、心の中にあった本心をお話しいただけたことで、投資ファンドとのマッチングにつなげることができました。「事業性評価の経験者」という投資ファンドの当初の募集人材とは違いましたが、Tさんの持つ経験、資格、想い、仕事スタイルなど幅広い要素をヒアリングで深く掘り下げられたことが推薦や採用につながったと感じています。

求職者の中には、目の前の応募条件や募集要件だけを見て応募してしまう方もいますが、この繰り返しだとその先の将来はなかなか変わってきません。今すぐ応募できない案件でも、ステップを踏んでいけば挑戦できる可能性もあります。まずは一緒にゴールを見つけて、そこに向けてキャリアを構築していくため、長期的にキャリアの展望のアドバイスをしていけたらと思っています。