広告・ネット業界の転職希望者の方が行きたい会社にどの程度の確率で入社できるか、面談でお答えできます

今後はネット世界でも、クリエイターの力が重要になってくるだろう

私はこれまで、10000人以上のクリエイターにお会いしてきました。ですから、いまクリエイターの方々が置かれている苦境を理解することができます。広告業界からネット業界へ転職を希望するクリエイターの方が少しずつ増えていますが、ネット業界はまだクリエイターの価値を十分に理解しきれていません。インターネットは数字の世界。数値に変換できないクリエイティブの価値を測りかねている方が多いのです。そのため、広告クリエイター、映像クリエイターなどの方がネット業界に転職しようとすると、希望する待遇と提示される待遇に大きな差が出ることが珍しくありません。そうして、ネット業界への転職に踏み切れず悩んでいるクリエイターの方々が、日本にはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、今後はネット世界でも、クリエイターの力が重要になってくるでしょう。動画が再生しやすい環境になり、ネットでもクリエイティブの違いがKPIとして大きな差となる時代になりつつあります。UI・UXデザイナーや動画クリエイターといった職種も増えてきています。

広告業界の将来はマスメディアの価値低下とともに、厳しいと言わざるを得ません。淘汰される会社も出てきています。クリエイターだけでなく、広告業界で働く方々の多くが不安を抱いて当然です。そのなかには、事業会社に移りたいと希望する方が多くいらっしゃいます。しかし、事業会社は新卒採用が中心ですから、宣伝、広報などのキャリア採用を行うケースはそれほど多くなく、転職できるのは希望者の2割程度です。しかも、事業会社は広告会社と比べると、一般的には専門知識や経験より、協調力や社内でのコミュニケーション力が重視されるところです。全国転勤がある企業も多い。求める能力やタイプが異なるため、誰にでもお勧めできるわけではありません。代わりに最近、私たちがそうした方によくご紹介するのは、広告とコンサルティングファームの間の領域です。いま急速に、広告とコンサルティングが接近しており、博報堂コンサルティング、アクセンチュア・デジタルなど、いくつもの組織が立ち上がってきました。これらの組織なら、これまでの経験・スキルを活かしながら、また違った立場で働くことができます。

一方で、ネットビジネスは日進月歩。1年も経てば、流行のビジネスや技術、重宝されるエンジニアや職種が移り変わっていきます。たとえば、昨年はキュレーションメディアやDSPといった言葉が始終飛び交っていましたが、最近はそれほど聞かなくなりました。今後も、新たな技術、ビジネスが次々に立ち上がっていくでしょう。また、一見伸び盛りに見えるデジタルマーケティング業界は、決して安心できる状況ではありません。マーケティング・オートメーションやオフショア開発などが進み、今後は仕事が減っていく可能性が高い。従来の広告ビジネスと違い、インターネット広告はコスト競争の構造になってしまっており、このままでは立ち行かなくなるのが目に見えています。

求職者の方の多くは、こうした市場の動きを詳しくご存知ありません。業界動向や求人傾向などの情報を知るためだけでも、私たちのところにいらっしゃる意味は十分にあると思います。

小野 進一さん

目の前の人を幸せにするために、ときには「悪者」になる

私が、弊社の社員たちによく伝えるのは、「目の前の人を幸せにしよう!」ということです。ただし、それは求職者の方々のご要望をすべて叶えることとは少し違います。なぜなら、求職者の方々のご要望が市場感とズレているケースが多いから。私たちの役割は、ズレを軌道修正しながら、「その方にとって最高の転職先」をご紹介することだと考えています。

しかし、それは決して簡単なことではありません。たとえば、私たちの考えと求職者の方のご要望の間に開きがあって、ご納得いただけないことがよくあります。そうした方に対して、私たちは必ず、データや知識でご納得いただけるまでご説明します。なかには、話しているうちに感情的になってしまう方もいらっしゃいますが、私たちは、それは仕方のないことだと思っています。「難しいと思います」などと言われたら、気分が悪くなって当然ですから。そうしたケースでは、いったん「悪者」になってもよいというのが私たちのスタンスです。その方にとってのベストを提示するのが、結局はその方のためになるからです。私たちが中途半端に妥協しても、決して良い結果には結びつかないのですから、妥協してはならないのです。それに、一度感情的になることで、むしろ二人の間にあった壁が取れて、関係が良くなり、その後の話が早くなることもしばしばあります。

転職先を探し続けて悩んでいる方、どこに進もうかと迷っている方とは、ぜひ一緒に、転職への戦略を練っていけたらと思っています。私たちホールハートのコンサルタントは、全員が広告・ネット業界経験者で、業界の知見やネットワークをたっぷりと蓄積しています。面談で職歴を伺うだけで、広告・ネット業界の転職希望者の方が、どの会社にどの程度の確率で入社できるか、お答えできるほどの力があります。面談した方の上司、あるいはその上司を知っていて、社名、部署、職種名を伺うだけで仕事内容についておおよその想像がつくといったことも珍しくありません。さらには、全員、求職者の方々の側に立つコンサルティングができるのが自慢です。悩んでいる方の力になりたいと、いつも思っています。

小野 進一さん

広告・ネット業界の方々が、明るい未来を描けるようにしたい

最近、私たちホールハートは、「コミュニケーションエージェンシー」を目指し、人材紹介のほかに、コミュニケーション業界の方々が「つながる・広がる・盛り上がる」ためのトークセッション、交流パーティなどのイベント事業「buddyz」を始めました。

なぜかといえば、コミュニケーション業界の方々が明るい未来を描ける環境を用意したかったからです。そして、日本がもっと良い国になっていくために、そこで生きる人たちの活気を、ホールハートを通して創っていきたいのです。最初にお話ししたように、コミュニケーション業界は明るい話ばかりではありません。そこで、イベントの開催を通じて、「成長したい」「営業先やアライアンス先を探したい」「交流したい」といったさまざまなご要望に応え、少しでも業界を明るくするお手伝いをしたいと考えているのです。人材紹介もまた、一人ひとりの未来を明るく照らすためのサービスです。ぜひお気軽に利用していただけたら、嬉しい限りです。

小野 進一さん

小野 進一さん

株式会社ホールハート 代表取締役CEO コミュニケーションエージェント

小野 進一さん

1991年、株式会社クレディセゾン入社。株式会社帝国データバンクを経て、2001年に株式会社宣伝会議へ入社。翌年、宣伝会議グループの株式会社マスメディアン代表取締役社長に就任して、広告・Web・マスコミ業界の人材紹介業に取り組む。2008年、株式会社宣伝会議取締役。2009年、株式会社宣伝会議、株式会社マスメディアン両社の取締役を辞任して、株式会社ホールハートを設立し現職。経営者であると同時に、経験豊かなコンサルタントでもある。

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