株式会社ユーザベース

経済情報に特化したニュースキュレーションサービス「NewsPicks」で最近知られるようになった株式会社ユーザベースには、もう1つの基幹サービスがあります。企業・産業分析を行う全てのナレッジワーカーのための情報プラットフォーム「SPEEDA」です。実は、SPEEDAはすでに日本最大級、アジア最大級のサービスとなっていますが、ユーザベースはそこで満足せず、世界No.1サービスを目指すと公言しています。今回、世界No.1を目指すにあたって鍵となるポジションの募集をしているということで、代表取締役共同経営者・新野良介氏と取締役最高執行責任者・稲垣氏にお話を伺いました。

「アジア市場に強い企業・業界データベース」を、ニューヨークで広める伝道師になって欲しい

今回はどのようなポジションの募集でしょうか。

現在私たちは、アジア最大級の企業・業界データベース「SPEEDA」のアメリカ進出を目指しています。また、そのためにニューヨークオフィスを設立予定です。すでに私たちは東京のほかにシンガポール、上海、香港にも進出しており、ニューヨークが5つ目のオフィスとなります。今回求めるのは、このアメリカ進出の先頭を切って、ニューヨークオフィスを一から立ち上げる設立メンバーです。

私たちはSPEEDAを世界No.1サービスにすることを本気で目指しています。アジアには進出して2年足らずですが、すでに足場は固まってきました。そこでいよいよ、最も需要が大きく、競争も激しいニューヨークへ乗り込むことを決めたのです。私たちは今、そのチャレンジを任せられる仲間を必要としています。

最初はおそらく2名で、長期出張ベースのプレマーケティングから始めていただくことになるでしょう。そこからニューヨークで売上を拡大し、組織を創り、サービスを共に育ててください。現状、SPEEDAの海外売上比率はまだ6%に過ぎませんが、3年後にはこれを20%に上げたいと考えています。そのためには、ニューヨークオフィスの成功と成長が欠かせません。

PEEDAのロゴ

日本発のITサービスが世界に挑むのは異例のことです。果たして勝算はあるのでしょうか。

ニューヨークで勝負する上でのSPEEDAの強みは明確で、「アジア市場に強い」ことです。アジア市場は、今や誰もが注目する世界経済の中心地の1つ。日本を中心にしたアジアの企業・業界データを豊富に揃えていることは、ニューヨークの経済人たちにも必ず魅力に映るはずです。もちろん、アメリカ市場は最も競争相手が多く、簡単に成功するとは思っていませんが、私たちが成長できる余地は十分にあると確信しています。

もう1つ、私たちが圧倒的な強みとしているのは「スピード・アジリティ」です。コンペティターに対して、私たちは比べものにならないほど小さい組織です。だからこそ、格段に速く動くことができます。即断・即決で、即行動に移して、より良いサービスを追求できるのです。私たちは、この「小さくて強い力」こそ、世界でものを言うと考えています。

さらに言えば、データの量と質、システムの速さや安定性、使いやすいUI、手厚いサポートデスクなど、日本市場で鍛えられたサービスのクオリティの高さも私たちの優位点です。少なくとも以上の3点では、SPEEDAはすでに現時点で世界に引けを取らないレベルに達している自信があります。

新野 良介氏

求めるのは、一緒にワクワクし、一緒に苦労できる人

それでは、今回募集する方に求めるものは何でしょうか。

私たちは、社員全員が大切にする価値観として「7つのルール」を定めています。「自由主義で行こう」「創造性がなければ意味がない」「ユーザーの理想から始める」「スピードで驚かす」「迷ったら挑戦する道を選ぶ」「渦中の友を助ける」「異能は才能」の7つです。私たちが仲間となる方に第一に求めるのは、この7つのルールへの共感です。

それから、今回のポジションに必要なのは「アントレプレナー型マネジャー」です。最初はごく少人数でのスタートですから、すべてを自分で行っていただく必要がありますが、オフィスが大きくなるにつれて、今度はマネジメント業務が拡大していくでしょう。ベンチャー企業の社長のように、組織の成長に応じて、自身の役割も自ら変えていける能力が必要となります。

何よりも私たちが求めるのは、「皆と一緒にワクワクし、一緒に苦労できる人」です。ニューヨークオフィスは基本的にすべてお任せすることになると思いますが、SPEEDAの全体方針は経営陣や各オフィストップの会議で決めていきます。どのようなときも皆で助け合い、チャレンジし合える仲間として付き合える人に入っていただきたいです。

ユーザベースのオフィス

スキルやキャリア面で求めるものはありますか。

ニューヨークオフィス設立直後から売上を立てていきたいこともあって、ニューヨークの金融業界への人脈をお持ちの方は歓迎しています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

例えば、グーグルの創業期に関わりたかったと思う方は多いのではないでしょうか。以前のグーグル同様、私たちは今、少人数で世界にイノベーションをもたらし、世界企業になる途上にあります。このようなステージに参加できるチャンスはそうそう巡ってくるものではありません。優秀で気持ちのいい仲間たちと、意義を感じながら、世界No.1を目指して働きたい方にぜひ飛び込んでいただけたらと思います。

新野 良介氏

1977年、群馬県生まれ。2002年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、三井物産に入社し、国内中間流通戦略の立案、事業投資の実行、企業再建などを経験。2007年よりUBS証券投資銀行本部にて消費財・リテールセクターを担当し、企業の財務戦略アドバイザー業務に携わる。2008年にユーザベースを設立し、代表取締役に就任。

稲垣 裕介氏

1981年、愛知県生まれ。2004年に埼玉大学を卒業後、アビームコンサルティングに入社し、テクノロジーインテグレーション事業部にて、プロジェクト責任者として全社システム戦略の立案、構築、金融機関の大規模データベースの設計、構築等に従事。豊富なシステム技術の知識、経験を基にユーザベースを設立し、技術部門を中心に業務執行を統括。

最上 裕司氏

担当ヘッドハンターの目線

アクシスコンサルティング株式会社 エグゼクティブコンサルタント 最上 裕司氏

慶應義塾大学卒業後、NTTデータ入社。地方公共団体や中央省庁向けの営業を経て2008年アクシスコンサルティングに参画。転職を前提としない中長期的なサポートスタンスには定評があり、入社当時にお会いした方との長きに渡る関係の中で、転職を「点」ではなく、キャリアという「線」で捉えたコンサルティングを得意とする。本業の他、キャリア戦略に関する豊富な知見が買われ、駒沢女子大学にて非常勤講師として必修科目を担当。また、JICAとの連携により、青年海外協力隊帰りの隊員のキャリアサポートや、ハローワーク他での講演、セミナーなど、その活動範囲は多岐に渡る。

チームの結束が強いプロフェッショナルベンチャーです

新野さん、稲垣さんがお話しされている通り、ユーザベースは日本発のITサービスを本気で世界一にしようとされていて、しかもその目標に向けて着々と歩みを進め、実際に短期間で日本最大級、アジア最大級を達成してきました。そのプロセスと成果そのものが、応募者にとっても何よりの魅力となるはずです。

社風の面から言えば、経営陣をはじめとして優秀な方ばかりですが、少なくとも私が普段接するなかでは、知識をひけらかすタイプの人は誰一人としていません。本当に自社の製品・サービスを愛する方々の集まりで、一言で言えば、チームの結束が強いプロフェッショナルベンチャーです。人柄の良い方々と気持ちよく働きたいと思う方にはぜひお勧めしたい企業の1つです。ただ、やはりベンチャー企業ですので、安定を第一に考える方には向いていないでしょう。チャレンジとイノベーションを志向する方に適した環境です。

最近は「NewsPicks」が知られてきたこともあり、以前よりも紹介しやすくなりましたが、もっと知られてよい会社ですし、もっと多くの人に興味をもたれてよい会社だと思います。

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