グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)

現在、日本で約100棟もの先進的物流施設を開発・運営する物流不動産のリーディングカンパニー「グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)」が、プロジェクトマネジャー、用地開発、リース営業など、多職種で積極採用を展開している。そこで、副社長執行役員 CFO グローバル・トレジャラー 堤一浩氏に、募集背景や活躍イメージ、求める人材像などを詳しく伺った。

ECビジネスを支える画期的な物流施設を日本でいち早く創り続けてきた
先進的物流施設は、清潔で、コンビニやカフェテリアがあり、「倉庫」のイメージからはほど遠い

まずはGLPについて簡単に説明してください。

私たちGLPは日本の「物流不動産ビジネス」のパイオニアであり、マーケットリーダーです。「物流不動産ビジネス」という言葉は聞きなれないかもしれませんが、「賃貸用物流施設の開発・所有・運営」を事業としており、賃貸などの形でお客様企業にスペースを提供するビジネスです。

近年、物流不動産は非常に重要な不動産セクターのひとつと言われています。特に、Eコマースの台頭、即日配送等のタイムプレッシャーの増加、効率化向上を主眼においた物流業務の外部委託化(3PL)の拡大等により物流業界は大きな変革を遂げており、物流施設に対するニーズも劇的に変化しております。日本のEC・インターネット通販は、海外のEC市場と比較すると、まだまだ発展途上です。私たちは、日本のほかに中国・ブラジル・アメリカでも物流不動産ビジネスを大きく展開していますが、どの国も日本よりEC化が進んでいます。たとえば、これらの国々では、牛乳・卵・野菜などの生鮮食品をインターネットで購入する方が少なくありません。また日本と比べると、50代以上の中高年層のEC利用が進んでいます。今後、利用品目の拡大や中高年層の利用拡大などで、日本のECビジネスには中長期的に大きな成長の余地があります。つまり、物流不動産ビジネスも大きく拡大していくといえます。オフィスや住宅などの不動産セクターは全体的に飽和状態にあると思いますが、物流不動産ビジネスは完全な成長産業です。

GLPは、物流不動産ビジネスを日本でいち早くスタートし、社会インフラの基盤となる物流ビジネスを支えてきました。現在、日本国内では約100棟の施設を開発・運用しており、今後も続々と増やしていく予定です。

グローバル・ロジスティック・プロパティーズのロゴ

なぜ今、さまざまな職種で採用を行っているのですか?

一言で言えば、さらなるビジネス拡大を目指しているからです。今説明したように、物流不動産ビジネスには中長期的な成長が見込めますし、そもそも現時点でさえ日本の物流施設は質量ともに足りていません。たとえば、最近のECでは、頼んだその日に商品を届けるといった新サービスが続々と生まれています。今後おそらく、もっと早いサービス、もっと安いサービス、もっと使いやすいサービスが登場するでしょう。そのようにして進化が加速していく分、物流施設にも進化が求められています。私たちが変えていけることはまだまだ数多くある。そうした事業チャレンジに欠かせない人材を多職種で求めています。

イメージがつきにくいと思いますので、ビジネスについてもう少し具体的に説明します。私たちが開発する「先進的物流施設」は、従来の倉庫のイメージからは遠くかけ離れたものになっています。どの施設も清潔で、コンビニやカフェテリアが併設され、多いところでは1,000名もの方が施設内で働いているのです。

なぜそれほど多くの方が働いているかといえば、「倉庫内作業」が増えているからです。そもそも私たちのお客様企業も、私たちの物流施設を、商品を大量に保管する場所とは考えていません。世界各地の工場で作った商品を集めて、さばき、積み替えるところと捉えているのです。そして、各企業は物流施設で商品を積み替える際に、さまざまな形で手を加えています。たとえばアパレルメーカーであれば、物流施設内で商品をハンガーにかけたり、商品にタグをつけたりしています。カメラマンさんがWebサイトに掲載するための写真を大量に撮影したりもしています。そのために、数多くの方が物流施設内で働いているのです。

そうしたお客様企業が使いやすいよう、先進的物流施設にはいくつもの工夫を施しています。わかりやすいところでいえば、私たちの物流施設は、基本的にすべての階にランプ(トラックが各階に乗り入れて直接荷下しをするために必要な傾斜路)を設けています。従来の物流施設ではエレベーターやコンベアを使ってトラックを各階に運ぶのですが、それでは時間がかかってしまいます。現在のECビジネスは時間勝負。数多くのトラックが目指す階に素早く効率的にアクセスできる環境が欠かせないのです。

コンビニやカフェテリアを用意しているのは、施設内で働く方々への配慮です。これらの施設があるとないとでは、働く方々の定着率に大きな差が出てきます。定着率が高いほうがお客様企業に喜んでいただけますから、当然のサービスだと考えています。他にも、床荷重量、天高、柱の間隔などの面で、私たちはさまざまな改良を加え続けています。最近ではロボットの使用を推進するお客様が増えてきており、電力量などのインフラ面もさらに充実させています。

こうしたお客様のご要望に応え、より一層のイノベーションを起こし、より良い物流施設をつくるために、プロジェクトマネジャー、用地開発、リース営業など、さまざまな職種で新たな方を必要としているのです。

堤 一浩氏

No.1のポジションに安住せず、「これから」の物流施設を生み出していきたい
そのために、のびのびとした発想でイノベーションを起こしていただける方を望んでいる

新たに入社する方にはどのような活躍を求めていますか?

まずお伝えしたいのは、私たちは日本、中国、アメリカ、ブラジルでビジネスを展開するグローバル企業だということです。年功序列のようなことは一切ありませんし、全体的に風通しが良く、スピード感のある組織体系になっています。また、組織風土や一体感の醸成には力を入れていて、その点においては日系企業に近い部分があります。ファミリーオリエンテッドな組織で、チームで働くことを重視しており、個人の成果だけで評価するようなことは決してありません。

そうした環境の下で、新たに入社する方々には、ぜひ自由にのびのびとチャレンジしていただきたい、というのが第一の願いです。私たちは物流不動産におけるリーディングプロバイダーですが、そのポジションに安住するつもりはありません。お客様企業の進化に合わせて、私たちもダイナミックに進化しなくてはならないと常に考えています。理想を言えば、お客様企業の進化に先んじて、お客様の潜在ニーズをプロダクトアウトし、物流不動産に革命的なイノベーションを起こし続けたいのです。そのためには、従業員一人ひとりがお客様の声によく耳を傾けた上で、自ら考え、実行し、より良い施設、より良いサービス、より良いビジネスモデルを生み出していくことが欠かせません。新たに入社する方にも、その一員になっていただきたいのです。

それから、新たに入社する皆さんには、ぜひ仕事を楽しんでいただけたらと思っています。そのための環境はさまざまな形で整えています。たとえば、オフィスはフリーアドレスになっており、その日のワークスタイルに合わせて好きなスペースで仕事をすることができます。ミーティングなどで利用するオープンスペースを多く設けて、社員同士のコミュニケーションを促進するなど、工夫しています。

また、キャリアプランは、従業員一人ひとりの適性と志向に合わせながら、各従業員と一緒に考えています。GLPはまだまだ小さな組織で柔軟性が高く、さまざまなキャリアパスを用意することができます。私たちは、優れた人材こそがビジネスの成長に欠かせないものと考えており、中長期的な人材育成を大変重視しています。新たに入社する皆さんとも、5年後、10年後を見据えたキャリアプランを話し合っていきたいと思っています。

どのような方を求めていますか?

私たちが最も重視しているのは「コミュニケーション力の高さ」と「イニシアティブが取れること」です。

コミュニケーション力とは、話が上手かどうかということではありません。相手の考えに深く耳を傾け、自分の考えをしっかりと伝えられる力のことです。組織上の課題の80%はコミュニケーションに由来していると思います。コミュニケーション力がビジネスを大きく左右するのです。

また、先ほどもお伝えしたとおり、GLPでは自ら考え、実行する力が求められます。GLPの仕事の多くは社内外のチームで進めるものですから、単に自分で考え、行動するだけでなく、社内外のチームをリードする力、イニシアティブを取って周囲を巻き込んでいく力が欠かせません。

この2点について、私たちは採用時に妥協することはありません。一方で、職務経験やスキルについては、柔軟に対応することもあります。不動産ディベロッパー、金融機関、物流企業などで働いていた経験、あるいはEC企業や他の企業で物流に関わっていた経験は、多くの場合、確かにプラスに働きます。しかし、私たちが本当に大事だと考えているのは、「これまで何をしてきたか」よりも「これから何をしたいのか」なのです。採用も5年後、10年後を見据えて行っています。

なお、ビジネスで使えるレベルの英語力があるに越したことはありませんが、国内対応の職種であれば、英語が得意でなくてもかまいません。入社後の英語スキル向上のためのトレーニング施策はいろいろと用意していますので、その点も心配は要りません。

堤 一浩氏と福田 博一氏

最後に読者へメッセージをお願いします。

私たちが行っているのは日本の物流インフラ力の向上であり、地域経済・日本経済の発展の基礎を形成することです。広大な更地に真新しい施設を建てると、そこに何百名もの方の雇用が生まれ、多くの方の生活が便利になります。その成果が目に見えるのが、物流不動産ビジネスの大きな特徴。自分の仕事が役に立っていることが、はっきりとわかるのです。だからこそ、物流やECに対する強い想いのある方と一緒に働きたいと思っています。そうした方には、きっと大きなやりがいを感じていただけるはずです。

福田 博一氏

担当ヘッドハンターの目線

ジーニアス株式会社 ディレクター 福田 博一氏

1981年、早稲田大学卒業後、住友銀行(現:三井住友銀行)に入行。主に国内の法人業務を本店・支店で経験する一方、証券業務から官公庁渉外や民活プロジェクト等、幅広く業務を担当する。また、銀行本体の業務のみならず、約11年間にわたり関連会社で企画部長やIT関連会社の代表取締役を務めるなど幅広くマネジメント経験を積む。特に2000年以降はインターネット関連を初めとした新規業務の立ち上げや数多くのアライアンスに取組む。直近では、三井住友銀行の国内外の法人向け決済サービスの企画開発およびインターネット関連業務ならびに営業推進を担当するEC業務部長として、先進的なビジネスモデルや新商品開発に注力し、本邦メガバンクでは国内NO1・アジアNO1のポジションにまで、その地位の向上に貢献する。2010年4月から2012年3月まで三井住友銀行執行役員。2013年1月、ジーニアスに参画。

21世紀に立ち上がった新たなフィールドのトップランナー企業を
自らリードする気概のある方に入社していただきたい

物流不動産は、2000年以降に立ち上がってきた不動産領域の新たなフィールドです。GLP様はそのトップランナー企業で、「総合物流ビジネス」を手がける日本の第一人者と言ってもよいでしょう。GLP様では、その企業を自らリードするような気概のある方を求めています。トップランナーの環境やメリットを最大限に活用して、日本の物流インフラやECビジネスをより良くしていきたいという志を持った方にチャレンジしていただけたら、きっと満足度の高い転職になるはずです。堤様がおっしゃっている通り、採用においては業界経験をそれほど重視していません。業界の内外を問わず、熱い想いを持った方のご応募をお待ちしています。

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