グループ230社を持つ【東急】が、膨大なリアルの顧客接点を有効活用しながら、グループ連携しデジタル開発を推進していく重要ポスト<DX推進エンジニア/デザイナー>を募集

交通事業を軸に不動産や商業施設開発、クレジットカード、ホテル、レジャー・サービス等の多彩な事業を展開している東急(株)。街づくりにおけるDXの加速を目的に、2021年7月より新組織「デジタルプラットフォーム準備プロジェクト(Urban Hacks)」を設立。
東急の目指すDXと、新組織のオープニングメンバーに期待することとは。プロジェクトオーナーの宮澤 秀右(みやざわ しゅうすけ)氏[経営企画室 デジタルプラットフォーム準備プロジェクト プロジェクトオーナー](写真中央)と人事開発グループ採用センターの百瀬 拓史(ももせ ひろし)氏(写真右)にお話を伺った。

2021年7月、東急グループのDXを加速する新組織「デジタルプラットフォーム準備プロジェクト(Urban Hacks)」が始動

新組織の設立背景を教えてください

宮澤:東急では、グループ230社*1という膨大な顧客接点がありますが、それを有効活用できていないという課題を抱えていました。コンサルやベンダーに課題解決を依頼するという案も検討されてはいましたが、それでは“プロジェクト”マネージできても、“プロダクト”マネージはできない。そこで自社内に本格的なチームを立ち上げることになり、その一人目として参加したのが私です。

私自身は、ソニー(株)のサービス・システム企画やUXデザインの統括などを経て、前職の日産自動車(株)ではDX推進・アジャイル開発組織の設立なども手掛けました。次はスマートシティに携わりたいと考えていた時、そのメインプレイヤーとなるのは街づくりの会社であると考え、東急のDXプロジェクトへの参画を決意。私自身が東急線沿線で暮らしていて、一顧客として東急グループの各サービスを数多く体験してきたため、我が事として「世界一住みたくなる沿線」を作り上げたいと考えたことも大きな決め手となりました。

2021年4月に東急に入社してすぐ、3週間かけて戦略の骨子を組み上げ、取り組みの第一弾として着手したのが、新組織「デジタルプラットフォーム準備プロジェクト(Urban Hacks)」の立ち上げとオープニングメンバーの採用です。コードネームのUrban Hacksは、都市の意味を持つアーバンと、ソフトウェアやシステムに関する深い知識を駆使してビジネスの課題を解決するという意味を持つハックから名付けました。東急グループの持つあらゆる資産を活かし、街をハックし、よりよい暮らしを実現することを目指しています。

*1:2021年3月末日時点。東急(株)連結、東急不動産HD連結、東急建設連結、世紀東急工業連結の会社数を合算した数値です。

UrbanHacks

新組織では、どのような取り組みをなさる予定ですか

宮澤:このプロジェクトには3つのフェーズがあります。交通、不動産、商業施設、クレジットカード、ホテル、レジャー・サービスなど、これまで“点”で存在していた顧客接点を最大化させるのがフェーズ1。具体的には、各ビジネスドメインや事業会社ごとに“点”で提供しているデジタルとリアルのサービスを融合し、「ユーザー視点」のサービスに変えていきます。

フェーズ2は、 “線”の創造です。“点”で見えてきた新機能やサービス連携のアイディアを活かし、デジタル領域のリ・ブランディングや各サービス間の導線強化を実現し、東急グループのシナジーを活かした新しい顧客体験を作り上げていきたいと考えています。DXにおいて重要なのは、バリュージャーニー型でお客様に寄り添うことであり、その結果、自ずと横のビジネスがつながっていくものだと考えています。

そしてフェーズ3が、“面”への発展です。デジタルインフラの統合やグループ内相互利用を完成させ、デジタルを介してリアルのサービスや体験にもつなげていきたい。目的ではないものの、スーパーアプリのような仕組みとなる可能性も考えられます。

その後は、東急のお客様が不自由なく生活をすることができる世界観をイメージし、さらなるステップへと進化させていく計画です。

宮澤秀右氏

東急グループでDX推進を手掛ける魅力について教えてください

宮澤:東急線を利用する人は年間11億人以上 *2、東急線沿線に暮らす人は500万人以上*3という膨大な顧客接点を既に持っているという点です。デジタル企業がリアルに進出するためには莫大なコストがかかるため、非常に難易度が高いですが、逆の「リアルからデジタル」への進出はそれほど難しいものではありません。私たちは、グループ230社によるリアル/デジタルに横断する莫大な宝の山を持っています。それらを最大限に活用して、人々の暮らしに直結するデジタルトランスフォーメーションで新しい顧客価値を生み出し、東急線沿線の街を大きく変えていくことができるのです。

もう一つの魅力は、東急グループという「大企業のスケール」と、スタートアップならではの「スピード感」の両方を持ち合わせた環境でチャレンジができるということです。東急は2022年に創業100周年を迎える老舗企業ではありますが、同時にグループ企業の多くが新規事業発足から子会社化してきた新規事業創出カンパニーでもあります。部署や年齢・役職に関わらず新規事業を提案でき、発案者自らがプロジェクトリーダーとして携わることができる「社内起業家育成制度」もあり、ボトムアップの文化が根付いていると感じています。特に今回の新組織は意思決定のスピードを出して改革を進めるべく誕生した特別組織のため、経営層からのバックアップを受けながら、経営層にも提案が届きやすい距離でDXを推進していくことができるのが特徴で、事業部や事業会社をまたがるサービス開発なども進めやすいという魅力があります。

*2:2019年の実績です。
*3:東急線沿線は東急線の通る17市区と定義しています。

年齢、学歴、国籍はすべて不問、技術力と情熱優先の採用
DX人材向けの新人事制度とフレキシブルな働き方が可能な環境を用意

新組織での採用計画と求める人材について教えてください

宮澤:まず10月までに新組織の中核となる10名前後を採用する計画です。東急のDXでは、「顧客体験価値の最大化」が目標となりますので、まずはフロントエンドの人材の採用が中心になります。顧客視点の設計とスピーディーな商品化を実現していくためにも、今回徹底してこだわっていきたいのが、事業戦略からプロダクトまでの一貫した「内製開発」。
カスタマージャーニーを構築し、デザイン思考でWebやアプリのサービス設計をしていくことから始め、設計・実装までをチームで完成度高く実現していきたいと考えています。

採用基準は、各領域のプロフェッショナルとしての技術力と、エゴイスティックにならずにお客様のことを考えられるマインドセットのみです。年齢、学歴、国籍は一切不問。服装も髪型も自由です。実力本位で情熱優先の採用を行います。

採用数ばかりを追うつもりはありませんが、10月以降もバックエンドを含めて20〜30名ほどの人材を迎えたいと考えています。100年近くビジネスをしている会社だけあって、既存のバックエンドの仕組みがサービスに追いついていない部分もあり、プラットフォームの最適化もチャレンジングな仕事になるはずです。もちろん大変さもありますが、東急の次の100年続くビジネスを作り上げていくために、そして街をもっと暮らしやすく快適にするためには、避けては通れない道。東急グループが持つリソースと自身の持つ技術力や知見を融合して、テクノロジーによる新しい街づくりという新たなチャレンジをしていきたい。そんな情熱を持った方をお待ちしています。

東急の社風や働き方には、どのような特徴がありますか?

宮澤:東急に入社して感じたのは、DX人材にとって働きやすい環境はすでに整っているという点です。勤務地は渋谷スクランブルスクエアのWeWorkですが、東急では以前よりリモートワークを導入しており、在宅・ワーケーション・サテライトオフィスなど場所に捉われないフレキシブルな働き方が可能。さらに副業OK(条件有)、フレックスタイムなど個性を尊重したカルチャーも特徴です。また、私が入社して驚いたのは、230社で構成される東急グループならではの充実した福利厚生で、グループ社員・家族限定の各種割引特典が数多くあり、私自身のキャリアの中で最も福利厚生の手厚い会社だと感じています。

百瀬:人材戦略室では、今回の採用に向けて新たな人事制度を構築しています。私自身も広報、東急病院の運営企画、人事というキャリアを築いてきましたが、東急はこうした異動や配置転換などによって、ゼネラリストの育成を得意としてきた会社です。しかし、今回の新組織でデジタル系のスペシャリスト人材を迎え、存分に力を発揮していただくためには、既存の人事制度では難しいと考え、技術ベースでの給与体系の構築やDX人材向けの裁量労働制など新人事制度を作り上げています。皆さんを迎えるための最高のフィールドを用意し、お待ちしています。

宮澤秀右氏 百瀬 拓史氏

(撮影:WeWork渋谷スクランブルスクエア)

東急の概要

  • 設立:1922年9月2日
  • 従業員数:1,408名(2020年1月1日現在)
  • 資本金:121,724百万円(2019年3月31日現在、単位未満切捨)
  • 営業収益:284,531百万円(2018年4月1日~2019年3月31日、単位未満切捨)

東急株式会社 経営企画室 デジタルプラットフォーム準備プロジェクト プロジェクトオーナー 宮澤 秀右氏2015年までソニーグループの各社で勤務。最後の5年間は、スウェーデンのソニーモバイルで、ウェアラブルやIoTプロダクトのUXデザイン/企画統括を務める。その後日本に帰国。IoT化による自動車業界の革新を予想し、その年に日産自動車に入社。 2016年から、ルノー日産アライアンスのコネクテッドカーサービスデザインを統括しながらデジタル内製化組織の立ち上げを実行し、2019年から日産のコネクテッドカーSW&UX開発を統括。 2021年4月に、デジタルをフル活用したまちづくりの実現を目指し東急に入社、7月より現職。

東急株式会社 人材戦略室 人事開発グループ 採用センター 百瀬 拓史氏2008年4月新卒で東京急行電鉄株式会社(現・東急株式会社)に入社し、12月より社長室 広報部 広報課にて社内報やグループ報の編集を担当。
2013年4月より東急病院 管理部 運営企画担当として、病院経営計画の策定、DPC(入院医療費の包括評価による算定の仕組み)対象病院化などを経験。
2016年12月より人材戦略室 人事開発部 ダイバーシティ・キャリア開発課で研修教育担当、2018年2月より人事開発グループ 採用センターでグループ採用・キャリア採用担当に従事。

担当ヘッドハンターの目線

黒澤謙二氏株式会社エリートネットワーク カウンセリング事業部

防衛大学校 理工学部 応用物理学科を卒業。完成車メーカーで15年に亘りエンジニアとしてモノづくりに携わった後、財閥系大手不動産会社で営業職として経験を積み、(株)エリートネットワークに参画。法人営業 (企業担当) 兼 転職カウンセラーとして、転職支援業務に従事。
担当業界は、メーカー (自動車、機械、素材・化学・金属、電気・半導体、医薬品)、インフラ関連企業、建設・不動産、再生エネルギーがメインだが、金融機関や総合商社、IT・通信、シンクタンク、監査法人等、幅広い決定実績を有す。≪理系の気持ちが分かるカウンセラーです≫

莫大な顧客接点を活用したリアルとデジタルの融合による大変革を推進
ユーザー第一主義の下、バリュージャーニー創出を目指します

今回募集されるポジションは、宮澤様がお話しされた通り、「ユーザー第一主義であること」を前提に、「フロント・バックエンドの高度な技術力」を重視しています。よって、学歴や所属していた企業の規模感・業種等は不問であり、個人で最先端の技術の腕を磨いてきた方も歓迎します。

交通インフラや都市開発、商業施設・スーパーといった生活インフラ等、日常の基盤を生み出してきた東急ブランドという安心・安定企業の中で、「リアル」と「デジタル」の融合によるバリュージャーニーの最大化という目標に向かい、ユーザーの生活スタイルに変化を与えるだけではなく、会社をも変革させていく、というフェーズに立ち会うことができます。

東急は99年という長い歴史・伝統をもつ会社ではありますが、社員一人ひとりの考え方を大事にし、提案を社内へ積極的に取り入れるボトムアップ型の会社である点が大きな特徴です。また、経営層は長い歴史・伝統にとらわれず、ビジネスチャンスを見極めた上で新規事業に対して適切な投資(お金・人)を行い、全力でバックアップをしてくれます。そして、このような環境の中で働くメンバーは、スケールが大きくお互いを高め合う気持ちの良いコミュニケーションをとれる方が多いです。

所属部署はDXを機動的に推進すべく誕生した特別組織のため、しがらみやセクショナリズムがなく、「ユーザーのために、如何に良いプロダクトを生み出すか」という課題に集中できる環境です。

既成概念にとらわれない自由な発想をもってプロジェクトを推進できる方に、今回のポジションはフィット感が高いと思います。