ダイナミックに、スピーディーに、仕掛ける。多様なキャリアを実現できる楽天のフィールドとは?

全世界に約3万人の従業員を抱え、うち約22%を外国籍従業員が占める楽天。社内公用語英語化や多彩な事業を展開している楽天で働くことで、得られる価値とは何か。楽天の人材開発を統括する日髙氏に、楽天だからこそ実現できる働き方や、ご自身のキャリアについて語っていただきました。

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日髙 達生
楽天グループ株式会社
グループ人事統括部 採用育成部 ジェネラルマネージャー

2018年楽天に入社後、シンガポールを拠点にグローバルでの理念共有や組織開発をリード。その経験やネットワークから得た知見やノウハウを社内外に発信するため、同年、楽天ピープル&カルチャー研究所を設立。2023年より現職に着任し、新卒採用や教育研修、タレントマネジメント、リーダーシップ開発など、楽天の人材開発を統括している。

楽天の強みとは?

―楽天は、Eコマースや通信、金融、スポーツなど70以上もの事業を手掛けていらっしゃいますが、楽天の強みはどんなところにあるのでしょうか。

日髙:グループビジョンに「グローバル イノベーション カンパニー」と掲げているように、イノベーションを起こしやすい環境や風土を追求してきている点だと思います。
楽天には、多彩な事業やサービスがあります。そのため、それらを掛け合わせて、新たな事業を創出したり、シナジーを通じて事業を広げることが求められます。しかも、ただイノベーションを起こすだけでなく、生み出されたアイディアを実現していく実行力や、拡大・継続するためのオペレーション構築に長けているのも楽天ならではと言えると思います。

―多彩な事業がイノベーションを生み出す土壌になっているんですね。

日髙:そうですね。そして、多様なバックグランドをもつ従業員がいるということも、イノベーションを生み出すための大切な要素だと思います。
楽天には現在、約3万人の従業員がいるのですが、うち約22%が外国籍従業員。100を超える国や地域の従業員が働いていて、二子玉川にある本社も実に国際色豊か。交流から新たな発見が生まれやすい職場だと思います。

―いまや日本発のグローバル企業として、広く認知をされていますが、なぜ多様性が実現できたのでしょうか。

日髙:社内の多様性を可能にしている背景には、社内のコミュニケーションをすべて英語にする社内公用語英語化が大きく影響していると思います。ビジネスに支障のないレベルの英語力を従業員に求め、採用基準や育成・登用制度、公式な会議体でのコミュニケーション等を徹底的に改革したことで、国際化に対応できる組織風土が実現しています。ちなみに、実は私も入社前の英語力は会社の求める基準に達していなかったのですが、このような取り組みの恩恵を受けて、今では英語の会議でも価値発揮ができるようになりました。

また2024年からは、「AI-nization」という新たな取り組みがはじまっています。これは、技術系人材とビジネス系人材の間のAIに対する心理的距離や知識のギャップを小さくし、更なるイノベーションを創出しようというものです。「壁をなくしてイノベーションを促進する」、「日常のコミュニケーションを大きく転換させる」という点で社内公用語英語化の経験も活かしながら進めています。

―楽天は、社内だけでなく事業においても、進化し続けていますよね。

日髙:はい。例えば、大手キャリアが独占していた携帯市場に、「楽天モバイル」として、参入したのもそれまでの常識を覆す大きな挑戦だったといえるかもしれません。これは世帯所得における携帯電話料金の割合が高いことに着目し、携帯料金を引き下げることで、より豊かな暮らしを実現したいという想いのもと、スタートした事業です。
大義名分を掲げて、成功するまでやりつづけるという姿勢は、今も貫かれている楽天のDNAと言ってもいいかもしれません。

時代に合わせた組織的進化を支えた「楽天主義」とは?

―時代に合わせて、自ら変化を起こし続ける原動力はどこにあるのでしょうか。

日髙:楽天には、創業以来、大切にしてきた「楽天主義」という考え方があります。それは、楽天のあり方や従業員の在り方を明確にしたもので、全ての従業員が理解し実行する価値観や行動指針として位置づけられています。

―その「楽天主義」は、どういった内容なのですか?

日髙:楽天のアイデンティティとして、社会的に意義のある事業を、高い志とスピード感をもって成し遂げようとする起業家精神が根底にあると言えるかもしれません。この楽天主義は、楽天が求める人材像でもあり、「自分が活躍するフィールドを積極的に拡げたい」と思っている方には普遍的な成功原則です。それらが組織風土に織り込まれており、共に高みを目指す仲間たちと一致団結して取り組める環境は、ビジネスを通じて成長したい方には最適な職場だと思います。

―日髙さんも、ご自身のやりたいことを叶える環境として、楽天を選ばれたんですか?

日髙:そうですね。私はもともと、組織人事コンサルティング会社で組織開発や人材開発に従事していて、直近では日本企業のグローバル化支援をしていました。経験を重ねるうちに、「当事者となって、グローバル人材育成や理念共有等をやってみたい」と思うようになりました。そこで、グローバル化に本気で取り組んでいる企業への参画を決めました。

―グローバル化を進めている企業が多数あるなかで、楽天に決めた理由はなんですか?

日髙:楽天とは、前職時代からお付き合いがありました。そのため、意思決定のスピードが速く、新しいことに挑戦できる風土があると知っていたのが一番の理由です。入社後、実際にシンガポールを拠点にクロスボーダーでのPMIなどグローバルでのエンゲージメント推進に取り組む中で、さまざまな新しいアプローチに挑戦してくることができました。
楽天には、スタートアップのような数名のチームから数千人に至るような大規模所帯まで、様々な規模や領域の組織がたくさんあります。一つの組織で実施したノウハウを他の組織に横展開できるというのは、普遍性の追求と状況毎の最適解の選定が求められ、自身の知見を拡げることにもつながりました。

―そこで得た知見やノウハウを社外に発信するため、「楽天ピープル&カルチャー研究所」も立ち上げたのですね。

日髙:まさに。「小さく生んで、大きく育てる」という楽天の考え方は、自分のやりたいことをトライ&エラーを繰り返して実現していけるので、自分にとってベストな環境でした。コレクティブ・ウェルビーイング、サービス・インクルージョン等、国内外の先進的なコンセプトを調査し楽天の中で実験した上で、その成果を広く発信していければと思います。

一人ひとりのキャリア形成をサポートする、楽天独自の人事制度

―事業を新たに創出するイメージが強い楽天ですが、社内の制度づくりにも独自性があるようですね。人事領域ではどのような取り組みがあるのでしょうか。

日髙:はい。一人ひとりの能力を最大化するプログラムが複数あります。例えば、半年に一度の自己申告制度(セルフアセスメント)、上司とメンバーによる定期的な1on1ミーティング、社内オープンポジションプログラムの3つを軸にした仕組みがあり、従業員の自律的キャリア形成をサポートしています。こうした仕組が形骸化されることなく、実施率や満足度が高いレベルで維持されているところに、会社として従業員一人ひとりのキャリア開発にコミットする姿勢が見て取れるかと思います。

―従業員が自身のやりたいことを実現していく環境が整っているということですね。具体的には、どのようなことが行われるのですか?

日髙:私が所属するグループ人事統括部を例にお話ししましょう。半年に一度、セルフアセスメントによって部内のメンバーから寄せられたさまざまキャリアに関する希望を一覧化し、部長以上の幹部会議で一人ひとりのキャリアについて入念な検討を行います。こちらの組織に異動してきて私が驚いたのは、人事の部長陣が数百人いる人事メンバー全員の顔と名前はもちろん、一人ひとりの希望や普段の働きぶりまで把握していること。セルフアセスメントの結果を数時間かけて確認していく際に、「この人、異動したばかりだよね。様子はどう?」とか「前職異業種から来られた方だね。次はどんな経験をしてもらうのが良いかな?」など、幹部が一人ひとりのことを把握し考えていることを知り、すごく感動しました。

―そうしたサポートによって、キャリアアップした事例を教えてください。

日髙:例えば、入社当初、中途採用のリクルーターや新卒のオンボーディングを担当していた方が、法律も含めた、より専門的な知識を身につけ課題解決をしたいということで、現在は労務の業務についているケースがあります。また、人事企画や労務で仕組みの構築と運用に関わっていた方が、研修の企画やファシリテーションに関わってみたいと、研修企画やタレントマネジメントのチームに異動したケースも。グループ人事統括部内でも、さまざまなローテーションが実際に行われ、人事のプロフェッショナルになるためにここまで広く深く経験できる環境が伴っているのは、長年コンサルタントとして色々な企業の人事部門と関わってきましたが、楽天ならでは環境だと感じています。

人事制度をつくりたい人も、制度を利用してチャレンジしたい人も。

―人事部門で働く魅力について教えてください。

日髙:楽天の本社人事の役割は、経営陣の想いを汲み取り未来を見据えながら、全社の人事に関する仕組みをつくることです。そして最前線に寄り添っている各部門の人事と密に連携して、具体的なオペレーションに落とし込んでいきます。さまざまな規模やバックグランドをもつ約3万人の従業員に対して、様々な人事施策を仕掛け、実装できるのは、楽天だからこそできること。大きな組織を人事の側面からダイナミックに動かせるのが醍醐味ですね。
しかも、グループ人事統括部内だけでも、その領域は人事企画・労務・採用・研修・タレントマネジメント・DEI・言語文化HRISなどさまざま。ひとつの領域のスペシャリストとして専門性を深めたい方、人事内の多様な領域を経験し人事プロフェッショナルとして成長したい方、また事業部の最前線で部門人事や事業推進に関わってみたい方など、それぞれが望むキャリアジャーニーを実現することができます。

―人事部門といっても幅広いですね。スペシャリストにもゼネラリストも目指せるという点では、個人の志向に応じたキャリアパスが実現できそうですね。

日髙:その通りです。人事以外の職種からみても、自ら望むキャリアパスを実現できる環境は大きな魅力だと思います。それは、多彩な事業やサービスがあるという環境面に加えて、自身の強みや成長課題、また働きぶりを見て、最適なキャリアをサポートしてくれる部門人事がいてくれるという全社的な人事体制があるから実現できることだとも思います。

―最後に求職活動中の方にメッセージをお願いします。

日髙:絶えずアップデートし続ける楽天で、自ら望むキャリアを実現したい人。変化を自ら作りだすことに喜びを感じる人。スピーディーかつダイナミックに活躍できるフィールドで、働きたいと思う皆さんの応募をお待ちしています。

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