
野村総合研究所(NRI)は、日本を代表するシンクタンク・ITソリューション企業として、金融から流通、公共まで幅広い業界の変革を支えています。その中で1997年に誕生した札幌開発センターは単なる“首都圏のリモート拠点”ではなく、クラウドDXやSaaS、AIを活用した先進プロジェクトを札幌発で推進し、全国へ展開する役割を担っています。首都圏級の大規模案件に関われる一方、小規模精鋭ゆえに一人ひとりの裁量が大きく、顧客に近い距離で提案から実装・運用まで一貫して携われるのが特長です。そんな札幌開発センターにおいて、どんなやりがいや魅力があるのか。中途採用で入社した3名に、それぞれの視点から札幌でのキャリアと生活、そして未来への展望を語っていただきました。
楢舘 歩
【経歴】
2001年4月:証券系SIer 入社
2006年10月:株式会社野村総合研究所 入社
2014年4月:札幌ソリューション開発部 グループマネージャー
現在:札幌ソリューション開発二部 部長
越後 祐太朗
【経歴】
2016年4月:大手通信サービス企業 入社
2020年8月:株式会社野村総合研究所 入社
現在:札幌ソリューション開発一部 チームリーダー
石田 洸樹
【経歴】
2020年4月:大手複合機メーカー 入社 研究職
2022年11月:株式会社野村総合研究所 入社
現在:札幌ソリューション開発二部
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| 年収 | 590~1300 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社野村総合研究所 |
| 勤務地 | 北海道札幌市中央区 |
| 職種 | web/オープンプロジェクトマネージャー |
| 年収 | 590~1300 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社野村総合研究所 |
| 勤務地 | 北海道札幌市中央区 |
| 職種 | web/オープンSE |
| 年収 | 590~1300 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社野村総合研究所 |
| 勤務地 | 北海道札幌市中央区 |
| 職種 | システムコンサルタント |
| 年収 | 590~1300 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社野村総合研究所 |
| 勤務地 | 北海道札幌市中央区 |
| 職種 | システムコンサルタント |
地元に戻っても、キャリアは前に進むステージがある。

── 皆さんの仕事内容やご経歴について教えていただけますでしょうか。
越後:私は札幌ソリューション開発一部でチームリーダーを務めながら、大手の生損保・電力会社に対して、計画業務最適化SaaS「Anaplan」を用いたシステム構築を行なっています。前職では、通信大手でインフラを支える大規模プロジェクトに携わっていました。
楢舘:新卒では証券系SIerに入社して東京で働いていたのですが、2006年にNRIに転職するのと同時に地元の札幌に戻ってきました。現在は札幌ソリューション開発二部の部長として、事業計画と人材育成を担いつつ、システムコンサルタントとして大手企業のエンタープライズ領域でアーキテクチャ提言や改善支援を行っています。
石田:現在は大手保険会社向けのシステム開発において、アプリ共通領域の担当をしながら、エンタープライズシステムの業務刷新において、AIを活用した分割プロセスの施策(R&D)のプロジェクトリーダーを担当しています。NRIに入社したのは2022年ですが、それまでは大手複合機メーカーで研究職として主に組み込み系プログラムを手掛けていたので、ほぼ未経験からのスタートでした。
── 全員、中途入社なのですね。札幌開発センターへの入社動機は何ですか。
楢舘:前職時代に、地元の同級生と結婚して横浜に暮らしていました。札幌に戻るのはもっと先でいいかなと思っていたのですが、祖母の他界をきっかけに両親のそばにいてあげたいと思ったのです。そこで転職活動をしたのですが、NRIの札幌開発センターだったらキャリア形成との両立ができそうだと感じました。
越後:私の場合は2020年、まさにコロナ禍でリモートワークが当たり前で、「働く場所」に縛られる必要がないと気づいた時期でした。当時、子どもが1歳を迎え、広い家に引っ越したいと思っていたところだったので、「いっそ札幌に戻ろう!」と転職を決意しました。ただ、前職でやりがいを感じていたので、仕事のレベルは下げたくありませんでした。その点、NRIの札幌開発センターでなら、札幌にいながら首都圏レベルのプロジェクトに携われることもあり、入社に至りました。
石田:実は、私も北海道出身です(笑)。転職を決意した要因はいろいろありますが、北海道で働く選択肢を探すなかでNRIの札幌拠点があることを知り、転職を決意しました。知識面でやや不安がありましたが、段階的に学ぶことができ、まわりも手厚くサポートしてくれたので特に問題なかったですね。今では大型案件を任せてもらっていますし、地元に戻ってもキャリアの停滞を感じることなく働けています。
小さな拠点だからこそ、大きなインパクトを生み出せる。
── 野村総合研究所において、札幌開発センターはどんな存在になるのでしょうか。
楢舘:札幌開発センターは、単なる首都圏の延長線上にあるリモート拠点ではなく、“インキュベーション拠点”としての役割も担っていると私は考えています。NRI全体から見れば、まだ小規模な組織に過ぎません。しかし、その規模感こそが最大の強みでもあります。意思決定が早く、一人ひとりの裁量が大きいからこそ、機動力を活かしながら新しい挑戦に踏み出すことができるのです。たとえば、NRI各事業本部では案件規模や投資コストの観点から着手しづらいプロジェクトがあった場合、札幌ではそうした案件を積極的に引き受け、クラウドやSaaSを駆使して形にしています。スモールスタートで成果を出し、その実績をもとに全国へスケールさせていく。この「札幌発→全国展開」の流れをつくることが、私たちの使命の一つではないでしょうか。
他にも「会社にとって欠かせない事業組織」として確立するために、私たちは日々試行錯誤を続けています。単に社内事業をサポートする立場ではなく、札幌だからこそ実現できる価値をつくり出す。その積み重ねによって、NRIの中で独自の存在感を高めていきたいと考えています。
── 札幌開発センターでの仕事の魅力ややりがいは何でしょうか。
越後:札幌開発センターでは一人ひとりが大きな裁量を持てるので、プロジェクト進行や成果において確かな手応えを感じることができますね。私の場合、担当するSaaS「Anaplan」を用いて、構想策定・要件定義からシステム構築、運用定着までをプロジェクトリーダーとして一気通貫で担っています。少人数ゆえに予算・スコープ・リスクの管理まで自分事として取り組めることは、大規模組織では得がたい経験です。責任は重いですが、その分やり遂げた際の達成感は格別です。
また、札幌ではSaaSやPaaS、AI、セキュリティといった最先端の技術を用い、業界横断でプロジェクトを展開できる点も刺激的です。拠点は札幌に置きながら全国・海外に出張する機会も多く、多様な挑戦を通じて新たな学びと経験を得られます。
石田:顧客との距離が違いですね。前職は社内での研究職だったのですが、NRI、特に札幌開発センターではお客様と顔を合わせる機会も多く、その意向などを直接くみ取ってシステムに落とし込んでいくことができます。お客様以外にも現地に出張して中国のオフショアパートナーと顔を合わせることもあり、多様な人々とチームでプロジェクトを進行できているという実感がありますね。
公私を豊かにする、自然と風土がある。

── 札幌開発センターならではの風土や成長環境としてはどんなものがあるのでしょうか。
石田:私自身は異業種からの転職でしたが、研修や先輩の手厚いサポートのおかげで、短期間でプロジェクトリーダーを任されました。小規模だからこそ、手を挙げる若手の声を尊重し、挑戦させてくれるのです。自分の成長がそのまま組織の成長につながる――そんな手応えを感じられるのは札幌開発センターならではだと思います。
越後:札幌開発センターは少人数のため、プロジェクトにおいて本来よりも一つ上のポジションを任せられることもあります。自然というか、なかば強制的に視点が高まっていきますね。あとは、職場における人と人の距離の近さ。お互い「札幌が好きで戻ってきた」「新卒でここを選んだ」という共通点があるため、自然に打ち解けられます。
夏は大通公園のビアガーデン、冬は雪まつりでの雪像づくりなど、業務外のイベントも盛んです。プロジェクトでは真剣に議論しながらも、オフでは肩の力を抜いて楽しむ。このオンオフの切り替えが定着しており、結果的に長く安心して働ける風土につながっています。
楢舘:いまの時代変化のスピードにおいて、特定の専門性は短期間で通じなくなる可能性が今後予想されうると思いますが、あらゆる物事に通ずる「本質」は普遍的です。札幌開発センターでは様々な業界を経験するなかで、その根底に共通する「本質」を学び、大局的なモノの考え方を身に付けることができます。そして、それは企業経営を支援するコンサルタントとして戦略的なシステム提案をする上で不可欠です。
さらにその成長を促進する環境として、札幌開発センターではNRI全体で整備されている体系的な研修に加えて、独自の取り組みを用意しています。たとえば「設計力向上研修」では、仮想テーマをもとに個人でシステム設計を行い、それを熟練の社員がレビューし、参加者同士で議論します。実案件さながらの実践的なプロセスを経験できるので、設計スキルが着実に磨かれます。また、クラウド技術者育成にも力を入れており、AWSやAzureの資格取得を目指すための講座を定期的に開催しています。
── ほか札幌での生活面においては、どんな魅力がありますでしょうか。
楢舘:広い住環境と自然の近さは大きな魅力です。私の家では庭で家庭菜園をしているのですが、子どもが好きなキュウリを育て、毎朝収穫しています。あと、敷地にレンガコンロや物置を改装してアウトドア部屋をつくり、一年中、BBQを楽しんでいますね。一方で、冬の暖房や車の維持などコストは首都圏より増えるケースもあるので、“家賃は下がるが光熱費は上がる”というバランス感覚は必要です。
越後:札幌に住んでいるのですが、車で少し走れば大自然があり、週末はよく家族でキャンプをしています。あと、東京勤務だった前職時代のような満員電車のストレスがなく、駅ほぼ直結のオフィスにスムーズに通えるのも良いですね。
石田: 私は前職で片道1時間半の通勤でしたが、今は30分もかかりません。朝の負荷が軽減されますし、家庭と過ごす時間も増えましたね。
日本一寒い北の大地にて、最も熱量を放つ組織を。

── 今後の展望についてお聞かせください。
楢舘:ユーザーのニーズ起点で新たなサービスを連続的に生み、NRI各事業本部と連携しながらスケールさせていく――これがビジョンです。そのような存在価値を高めながら、ゆくゆくは「札幌支社」のような事業ユニットへと進化するという選択肢もアリかもしれません。収益・人材・ブランドの自律を確立し、たとえば農業×ITなど地の利を活かしながら、社会解決につながるソリューションを事業化していく。なかなかハードルは高いですが、ぜひ札幌開発センターのみんなと実現していきたいですね。
越後:私はAnaplanの大型案件を成功裏に完遂し、業界横断のベストプラクティスを“札幌モデル”として確立したいです。そしてより多くのお客様へAnaplanを届けていけたらと考えています。
石田:札幌開発センターの未来づくりを手掛けるのが、次世代を担う若手である私の役目ではないでしょうか。まだまだ目の前の業務で手一杯ですが、将来的には組織全体の運営に関わったり、中長期的なタネまきとなる研究・開発を手掛けたりしていきたいです。
── ぜひ求職者に対してメッセージをお願いします。
楢舘:札幌開発センターは“熱量”の拠点です。札幌にいながら首都圏級の責任を背負い、ユーザー現場の声を起点に経営視点でソリューションを組み、札幌発で全国へ広げていく――その一連を自分の手で実行できる場所です。ただ「地方で暮らしたい」だけでは長続きしません。より高いレベルを追求し、首都圏以上の価値を示していく気概がなければ難しいでしょう。その分、顧客の本質課題を洞察し、戦略と技術を結びつける力を磨けます。強い意志を持ち、新しい事業を札幌から創っていく志のある方にぜひ来てほしいですね。
越後:地方オフィスは異動が少ない分、カルチャーマッチがとても重要です。だからこそカジュアル面談などで社員の声を聞き、自分の働き方と合うかをしっかり確認してほしい。札幌開発センターには、札幌を愛してここを選んだ仲間が集まっています。もちろん、仕事は間違いなく面白い。だからこそ「合う」と思えたら、ぜひ一緒に働きましょう!
石田:札幌に来ても都心部と遜色ないレベルの仕事ができます。キャリアは諦めなくていい。むしろ、ここから仕掛けられます! 北の大地で、熱く働きませんか。

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| 年収 | 590~1300 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社野村総合研究所 |
| 勤務地 | 北海道札幌市中央区 |
| 職種 | web/オープンプロジェクトマネージャー |
| 年収 | 590~1300 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社野村総合研究所 |
| 勤務地 | 北海道札幌市中央区 |
| 職種 | web/オープンSE |
| 年収 | 590~1300 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社野村総合研究所 |
| 勤務地 | 北海道札幌市中央区 |
| 職種 | システムコンサルタント |
| 年収 | 590~1300 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社野村総合研究所 |
| 勤務地 | 北海道札幌市中央区 |
| 職種 | システムコンサルタント |
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