
「保険業界をアップデート(更新)し、アップグレード(革新)する」をミッションに、保険業界に特化した基幹システム「hokan®︎」をSaaSで提供している株式会社hokan。金融の中でも最もレガシーとされる保険業界を、hokanは今後どのように変革していくのか。2025年3月1日付で、代表取締役共同社長に就任された横塚さんにお話を聞きました。
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| 年収 | 800~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | その他カスタマーサクセス パッケージ導入コンサルタント SAP/ERP導入コンサルタント |
| 年収 | 800~1200 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | フロントエンドエンジニア サーバーサイドエンジニア web/オープンSE |
| 年収 | 400~600 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | IT/通信製品法人営業 |
| 年収 | 480~720 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | web/オープンSE |
目次
45兆円のマーケットに挑む、Insur Techのスタートアップ。
── 株式会社hokanの事業内容や、その魅力について教えてください。
保険というマーケットに馴染みのない方も多いと思いますが、実は日本は保険大国。その市場規模は45兆円ともいわれています。この大きなマーケットの中でInsurTechのスタートアップとして、しっかりポジショニングができているというところが当社の魅力のひとつです。私たちが提供する「hokan®︎」は、保険業界に特化したサービスであり、顧客管理から契約管理、さらには意向把握やアフターフォローまでワンストップで一元管理ができます。日本全国の保険代理店に支持をいただき、順調にシェアを伸ばしています。
── 保険業界に特化したサービスを開始したのはなぜでしょう?
私たちが保険業界に特化したサービスを始めたきっかけは、創業者・小坂の実体験にあります。かつて小坂は保険代理店を立ち上げ、業務の効率化を図るために顧客情報を管理するCRMの導入を検討していました。しかし、市場には「本当に使いたい」と思えるものが存在しなかったのです。それならば、自分たちで理想のシステムをつくろう—— そんな想いから、私たちのサービスが生まれました。
また、2016年の保険業法改正も、私たちの創業を後押しする大きな転機となりました。この改正により、保険代理店には、「意向把握義務」と、「情報提供義務」が課されることになりました。これに伴い、保険代理店はより適正に保険を届けるための仕組みづくりが求められるようになり、顧客管理や契約管理のニーズはより一層高まることが予想されました。こうした市場環境の変化を踏まえ、私たちは2017年8月に会社を設立しました。
ちなみに、サービス名であり社名でもある「hokan」には、二つの意味が込められています。一つは、保険代理店にとって最も重要な資産である顧客情報を適切に「保管」するという意味。もう一つは、保険業務の効率化を支援し、よりスムーズな運営を可能にすることで、お客様のビジネスを「補完」するという想いです。私たちはこの理念を大切にしながら、業界の発展を支えるサービスを提供し続けています。

システムをつくる組織そのものをつくりたい。
── 横塚さんが参画されたのは、2018年2月、ちょうど設立から半年後です。どのような経緯で入社することになったのか、これまでのキャリアについても教えてください。
大学時代からエンジニアとして仕事を受けて、フリーランスのような働き方をしながら、教育系の会社を経営していました。書道教室やプログラミング教室などを3店舗ほど運営しながら、新卒でIT企業に入社しました。その会社では、ITコンサルやエンジニアとして経験を積み、貴重な経験をたくさんしました。自分がつくったものがどんどん広がり、世界中の人に使われる。そんな面白さを感じていましたが、次第に「一部の人に向けたサービス」ではなく、「もっと社会に大きなインパクトを与えるものをつくりたい」と思うようになったんです。
どんなに頑張っても、一人でつくれるものには限界があります。システムを開発する人、サポートする人、広める人—— そうした多様な役割を担う人たちが集まり、成長していく組織そのものをつくることに興味が湧いてきたんです。
そんな時に出会ったのが、創業者であり現代表 の小坂でした。
ありがたいことに、当時数社ほどからCTOとしてお声がけをいただいていました。その中でhokanを選んだ理由は、純粋に「この領域にはまだ誰も踏み込んでいない可能性がある」と感じたからです。
保険の契約者は、人生のさまざまなリスクに備えるために、複数の保険商品を組み合わせて加入しています。しかし、保険会社が持っているのはあくまで自社商品のデータのみで、業界全体を俯瞰できる情報は存在しません。
一方で、hokanにはこれまで業界内で誰も取得できていなかった未知のデータが蓄積されています。人々がどのように人生を設計し、どのようなリスクを想定し、どのような保険商品を選んでいるのか—— そうした貴重な情報が集まることで、業界全体の在り方をアップデートできる可能性を感じました。
このデータの持つ価値の大きさに強く惹かれましたし、それをエンジニアとして扱い、形にしていくことには大きな意義があると考えました。そうした背景から、hokanで挑戦することを決めました。
── 社会人歴3年目でhokanのCTOに就任されています。プレッシャーはなかったのでしょうか。
学生の頃から会社を経営し、規模は小さいながら人を雇用しながらマネジメントの経験もありました。同時に、エンジニアとしても大小様々なプロジェクトに携わってきたことで、「なんとなくすべてを理解できている」と錯覚したんです。
当時は、エンジニアとしてのキャリアの延長線上にCTOがあると思い込んでいて、「1日でも早くCTOになりたい」という気持ちが強かった。しかし、実際にCTOという立場になってみると、エンジニアの延長線上にあるものではないことを痛感しました。そこには、技術だけでは解決できない、まったく異なる課題があったんです。

正しい商品が、正しく届いて欲しい。自分の中にある、小さな正義感。
── CTOに就任されて以来、どんなご苦労がありましたか?
事業や組織のフェーズが変わっていく中で、自身の役割を変えて、長く続けていくことに非常に難しさを感じました。たとえばシード期は、プロダクトをつくることもできれば、十分にCTOの役割を果たせるかもしれませんが、アーリー期やミドル期へと移行していくと、優秀なメンバーを採用できないといけないし、労務管理もしないといけない。募集をかけるために、スカウト文面をつくったり、入社後に定着してもらえるように評価制度をつくったり。エンジニア時代には想像もしていなかった仕事が山ほどあって。コードを書くことは得意でも、この規模の組織づくりは未経験でしたから、日々トライアンドエラーの繰り返しでした。
── 組織づくりにおいて大切にしてきたことは何ですか?
メンバー一人ひとりを、本人以上に深く理解すること。それがマネジメント側にとって最も重要な役割だと考え、意識しながら組織づくりに取り組んでいます。とはいえ、まだまだ完璧にはできていない部分もありますが、常にその姿勢を忘れないようにしています。
たとえば、2~3ヶ月前に指摘されたことは、本人にとっては意外と忘れてしまっていることもあります。だからこそ、フィードバックを単に口頭で伝えっぱなしにするのではなく、適切なタイミングで振り返る仕組みづくりを心がけています。
また、1on1では今後のキャリアや人生についてじっくり話を聞く時間を大切にするようにしています。フィードバックを受ける側も、自分のことをよく知らない相手から言われると、素直に受け入れにくいものです。だからこそ、マネジメントする側がどれだけメンバー一人ひとりを深く理解しようと努めるか。それが何よりも大事だと考えています。
また、hokanでは各チームが広い意思決定の権限を持ち、現場に大きな裁量が委ねられています。その分、メンバー一人ひとりが責任感を持ち、主体的にコミットする環境が整っている。この経験は、どの職種であっても今後のキャリアに確実に活きるものだと思っています。
そして、個人的に密かな誇りを持っているのですが、この数年でhokanからは複数名のCTOが生まれています。自分がCTOを務めることで、ハードルが下がり、皆様が挑戦しやすくなっているのかもしれません。今後も、そうした挑戦しやすい環境を整えられるよう、試行錯誤を続けていきたいと思っています。
── どんな人と一緒に働きたいですか?
保険という商品は、決して私利私欲のために加入するものではありません。ほとんどの人が、子どもや家族のことを想い、未来に備えるために選ぶものです。だからこそ、正しい商品が、正しく届けられるべきだと思っています。これは、私自身が持っている小さな“正義感”のようなものかもしれません。同じように、何かしらの形で小さな正義感を胸に秘めている方と、一緒に働きたいですね。
私たちは創業から8年目を迎えましたが、ようやく「一歩目を踏み出せた」という感覚です。ここからさらに二歩目、三歩目へと進んでいくなかで、スタートアップならではの困難に直面することもあるでしょう。特に、保険というレガシーかつ巨大な産業が変わるには、時間も労力も必要です。しかし、その分だけ大きなチャンスがあり、関わる人のキャリアにも必ずリターンをもたらす業界だと信じています。
この業界をより良いものに変えていきたい—— そうした想いに共感し、一緒に挑戦してくださる方とぜひお会いしたいと思っています。

デジタルも、デジタル以外も引き受けるプラットフォーマー。
── これからのビジネスの展望について教えてください。
まずは、InsurTechの領域でNo.1のプラットフォーマーになることを目指しています。その上で、単一の事業にとどまらず、複数の事業体を率いる組織へと体制を強化していきたいと考えています。その一環として、2024年にグループ会社「株式会社CIEN(シエン)」を設立しました。 CIENが目指すのは、デジタルでは完結しない「人」の領域への支援です。保険会社からのさまざまなご相談を受け、すでにコンサルティング領域でも価値を発揮し始めています。デジタルだけでは解決できない課題—— マーケティングや商品開発、さらにはM&Aなど、多様なニーズに応えられる組織を目指していきます。
── SaaSビジネスにとどまらない事業展開を見据えているのですね。
はい。業界全体を発展させるためには、保険会社、代理店、契約者のどれか一つに特化するのではなく、業界全体に対する包括的なアプローチが必要だと考えています。
私たちは、デジタルだけにとどまらず、「人」の力も活かしながら、業界全体を変革できる唯一無二のプラットフォーマーを目指します。これからも、保険業界の仕組みそのものを進化させ、革新を続けていきます。

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| 年収 | 800~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | その他カスタマーサクセス パッケージ導入コンサルタント SAP/ERP導入コンサルタント |
| 年収 | 800~1200 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | フロントエンドエンジニア サーバーサイドエンジニア web/オープンSE |
| 年収 | 400~600 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | IT/通信製品法人営業 |
| 年収 | 480~720 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | web/オープンSE |
| 年収 | 600~800 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | 内部統制 内部監査 |
| 年収 | 480~660 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | 財務会計 |
| 年収 | 800~1200 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | SRE(Site Reliability Engineer) |
| 年収 | 800~1200 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | web/オープンSE |
| 年収 | 500~800 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | SRE(Site Reliability Engineer) |
| 年収 | 800~1000 万 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社hokan |
| 勤務地 | 東京都 |
| 職種 | その他カスタマーサクセス パッケージ導入コンサルタント SAP/ERP導入コンサルタント |
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。