
世界180カ国以上で事業を展開し、企業や公共機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援している富士通では、SAPビジネスの拡大に注力しています。現在、SAPの運用保守を担当する部門で責任者を務める竹本氏は、長年、SAPのグローバルプロジェクトをけん引してきた豊富な実績をお持ちです。富士通に入社を決めた理由や、富士通で働く魅力について語ってもらいました。
竹本 哲也
2007年に日系SIerでシステムエンジニアとしてキャリアをスタートし、SAP領域での専門性を確立。その後、日系およびグローバル系コンサルで、SAPコンサルタント・マネージャーとして、タイ・バンコクおよび日本でのプロジェクトをリード。グローバルプロジェクトの実績を積み、2024年6月に富士通株式会社へ入社。SAP-AMSグループの責任者として、国内・海外200名のSAPコンサルタントを率いる。
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| 年収 | 1250~1450 万 |
|---|---|
| 会社名 | 富士通株式会社 |
| 勤務地 | 神奈川県,東京都 |
| 職種 | SAP/ERP導入コンサルタント |
| 年収 | 750~1200 万 |
|---|---|
| 会社名 | 富士通株式会社 |
| 勤務地 | 神奈川県,東京都 |
| 職種 | SAP/ERP導入コンサルタント |
| 年収 | 620~1200 万 |
|---|---|
| 会社名 | 富士通株式会社 |
| 勤務地 | 神奈川県,東京都 |
| 職種 | SAP/ERP導入コンサルタント |
目次
コンサルファーム出身の私が、富士通に魅力を感じた理由。
── SAP Japan元社長をCDXOに迎えるなど、今、富士通におけるSAP事業は変革期にあるかと思いますが、どのようなフェーズにあるのでしょうか。
私はこれまで日系、グローバル系のコンサルティングファームに長年勤務し、グローバルSAPの導入プロジェクトに携わってきました。前職では、5年間タイに駐在して、グローバルSAPの導入やAMS(運用保守)プロジェクトのリードとして、経験を積み重ねてきました。当時のプロジェクトチームには、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポールなどのさまざまなバックグランドをもつメンバーが在籍。まさにワールドワイドな環境で働いていました。
そんな私が、2024年に富士通に転職してきた理由。それは、富士通が本気でグローバル化を目指していたからです。当初の富士通に抱いていたのは、日系大企業の保守的なイメージで、文化的にも自分には合わないかもしれないと感じていました。ですが、富士通はグローバルでの市場拡大に向けて、「3S」と呼ばれるビジネスプラットフォーム(service now, salesforce, SAP)を重視しており、SAP Japan元社長の福田氏をCDXOとして迎えるなど、SAPビジネスも積極的に強化しようとしていました。「ここでなら、これまで培ってきた知見や経験を活かすことができる」と感じ、思い切って飛び込むことにしたのです。
国内唯一のプレミアムサプライヤーとして。
── 富士通のSAP事業の特徴について教えてください。
富士通は、世界で4社しか認定されていないSAPのプレミアムサプライヤーであり、国内ではオンリー1の地位を誇っています。これは、SAPのクラウド製品である「RISE」を構築できるベンダーとして認定されるもので、多くのSAP導入や運用保守の実績が評価された結果です。実際に私が統括するSAP-AMS(Application Managed Services)グループでも現在進行形で約40社のお客様に対してサービスを提供しています。
また、富士通そのものが自らSAPを導入しているのも強みだと感じました。グローバルで13万人の連結従業員を抱える富士通では、データドリブン経営、業務効率化を進めるためにSAPを全社で使っています。当社のようなグローバル企業が実際にSAPユーザーになった時、実際に何が課題になるのかを身をもって知ることができるのは、私たちの提案力にもつながっていくと思います。これまでベンダーとして、事業プロセスの改善を伝えてきましたが、実際にユーザー側の体験をすることで、クライアント向けサービス提供時にも本当に追加開発が必要なのかなど、よりクライアントに寄り添った提案ができるようになったと思います。

プロジェクト単位から200名の組織へ。大きく広がった責任。
── そんな富士通のSAPビジネスにおいて現在、どのようなお仕事をされているのですか?
現在、私はSAPの運用保守を担当するAMS(Application Managed Services)グループの責任者として、組織の運営を担っています。日本国内に100名強、インド・フィリピンをはじめ海外に90名弱、計約200名のメンバーが在籍しています。私の役割は、SAP-AMSグループ全体のQCD(品質、コスト、デリバリー)の管理や、組織の意思決定に対する責任を持つことです。具体的には、組織のビジョン・ミッション・目標の設定、各種KPIの策定と進捗管理、人材リソースのマネジメントなどを担当しています。
これまでのキャリアでは、プロジェクト単位での意思決定が中心でしたが、現在は組織全体に関わる重要な決定を担っています。プロジェクトを超えたスケールでの意思決定が求められるため、責任と共に、大きなやりがいを感じています。
経営判断が自らできる、それが日系企業で働く醍醐味。
── 富士通の変革をリードしていくやりがいをお教えください。
長くグローバル企業で働いてきて感じるのが、どうしても主導権は本国に委ねざるをえないこと。現場で動いていて、「もっとこうしたい」と考えても本国の思想との隔たりがあることがあります。その点、富士通はグローバル企業でありながら日本にヘッドオフィスがあるため、経営とも近く自分の考えが色濃く戦略に反映されやすいのです。
エンジニア・コンサルタントとして技術やキャリアを積んだ今は、自分の意志が反映しやすい組織で働けることが充実感につながっています。さらに、いま富士通は大きな変革の最中にあります。その変革をリードすることが私のミッション。ただ組織の仕組みを変えるだけでなく、メンバー一人ひとりのマインドセットを変えていくことも重要であり、これまでのキャリアと経験を活かせる場面が多いと実感しています。

まずは言葉や文化の壁をなくすことから。
── グローバル化に向けた取り組みとして、グループとしてどのようなことに取り組まれていますか?
例えば、言葉や文化の壁をなくすことが何よりも重要だと感じています。海外メンバーに日本のやり方を押し付けるのではなく、グローバルの標準を意識し、日本の考え方をグローバル標準に合わせて柔軟に変えていくことが求められていると考えています。そのため、海外と日本のメンバーを集めて課題や困りごとをヒアリングし、具体的な施策を検討しています。短期的には、日本語のハイ・コンテキスト文化(曖昧で行間を読むことが求められるコミュニケーション文化)と英語のロー・コンテキスト(明快かつ曖昧さがないコミュニケーション)の違いを克服するための基礎的なコミュニケーションの強化が必要です。たとえば日本人同士での1を聞いて10を知ってほしいというようなコミュニケーション方法は避けるなどです。また、中長期的には、日本人の英語力向上が不可欠であり、地道な取り組みを続けていく必要があります。現状は通訳を活用する場面もありますが、その依存度を減らし、よりスムーズなコミュニケーションができる文化を醸成していくことが目標です。
成長のチャンスは無限大。実力で切りひらくキャリア。
── 働き方やキャリア形成の面での魅力についてお教えください。
働く場としての富士通の魅力は、やはり日系大企業の安定感とコンサルティングファームのような実力主義が融合した会社だという点です。歴史ある会社ならではの社員思いの風土や制度が充実しているほか、近年はアグレッシブに働きたい方に向けた仕組みがかなり整ってきました。
実際に、年功序列は全くなく能力とやる気があれば早期に昇進できる会社ですし、社内ポスティング制度を活用すれば、SAP以外のソリューションや職務へのキャリアチェンジも可能で、多様な成長の機会があります。私のメンバーにも、日系IT企業やグローバルファームからの中途入社者や海外法人からの異動者も活躍しています。例えば後者の例でいうと、富士通インド法人からグローバルポスティング制度を利用して来たメンバーがマネージャーとして日本で活躍するなど、多様なバックグラウンドを持つ人々が力を発揮しています。
さらに働きやすさの点では、リモートワークを積極的に導入しており、本社から離れた九州などで働き、会議の際だけ東京、名古屋、大阪、福岡などの拠点に通うメンバーもいます。また、日本企業ならではの自社の保養所やスポーツ施設等の福利厚生が充実している点も、富士通ならではの魅力だと感じています。
また、常に学び続けなければならないエンジニアにとって嬉しいのが、学習環境の充実です。OJTを通じた実践的な学びのほか、SAPやそれ以外のテーマについても学べるオンライン学習が豊富にあります。富士通には日本企業らしい社員を大切にする文化がありながら、実力を発揮し成長できる環境が整っているのです。

磨いたキャリアで、富士通を、その先のステージへ。
── 求職者の方に、メッセージをお願いします。
富士通は長年、多くの日本企業のお客様に対してサービスを提供してきました。いまそれらのお客様のなかには、海外進出を果たしている企業も少なくありません。そうした日本の顧客の力になってほしいというニーズは年々高まっています。また、富士通自身のグローバル化もまだまだ道半ば。これまでのキャリアで培ってきたスキルや経験などを活かせる環境は豊富にあります。少しでも興味をお持ちいただけたらカジュアル面談でぜひお話しましょう。

富士通株式会社が募集している求人はこちら
| 年収 | 1250~1450 万 |
|---|---|
| 会社名 | 富士通株式会社 |
| 勤務地 | 神奈川県,東京都 |
| 職種 | SAP/ERP導入コンサルタント |
| 年収 | 750~1200 万 |
|---|---|
| 会社名 | 富士通株式会社 |
| 勤務地 | 神奈川県,東京都 |
| 職種 | SAP/ERP導入コンサルタント |
| 年収 | 620~1200 万 |
|---|---|
| 会社名 | 富士通株式会社 |
| 勤務地 | 神奈川県,東京都 |
| 職種 | SAP/ERP導入コンサルタント |
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。