忙しいビジネスパーソンにとって、栄養バランスのとれた食事による体調管理は必要不可欠です。しかし、仕事を優先するあまり、外食やコンビニなどのお弁当に頼りがちになってしまうもの。そこで便利なのが冷凍保存しておける「半調理済み冷凍おかず」です。週末にまとめて調理したおかずを冷凍しておき、平日に時間をかけずに完成させるレシピで、仕事終わりの食事を充実させてみてはいかがでしょうか。
今回は、普段料理をしない人でも簡単に作れそうな冷凍レシピをご紹介していきます。
忙しいビジネスパーソンにとって、栄養バランスのとれた食事による体調管理は必要不可欠です。しかし、仕事を優先するあまり、外食やコンビニなどのお弁当に頼りがちになってしまうもの。そこで便利なのが冷凍保存しておける「半調理済み冷凍おかず」です。週末にまとめて調理したおかずを冷凍しておき、平日に時間をかけずに完成させるレシピで、仕事終わりの食事を充実させてみてはいかがでしょうか。
今回は、普段料理をしない人でも簡単に作れそうな冷凍レシピをご紹介していきます。
いろいろなおかずにアレンジ可能な「肉みそ」

肉みそは、ほうれん草やもやしと一緒に炒めてご飯のおかずになったり、キノコと一緒に炒めて肉みそパスタに、チーズを肉みそに乗せたトーストにしたりと、使い勝手の優れた「万能おかず」です。
材料(6~8食分)
①ひき肉 400g(豚、牛、合挽などはお好みで)
②玉ねぎ 1玉
③肉みその素
-だし入り合わせみそ 80g
-豆板醤 適量
-醤油 大さじ1
-砂糖 大さじ1

※砂糖は体を冷やす効果があるが、甜菜糖なら体を温める効果があり秋冬におすすめ
手順
玉ねぎをみじん切りにする
③の材料をボウルに入れ、全体が均等になるまで混ぜておく
フライパンに油を少々引き、玉ねぎを中火で炒める
玉ねぎが少し飴色になったタイミングでひき肉を入れ、よくほぐしながら全体に火を通す

ひき肉の赤味が無くなってきたら③の調味料を入れ、全体的に均等になるように混ぜながら火を通す

火を止めて粗熱を取ったら冷凍保存用の袋に詰める
袋に詰めたら冷凍庫に入れる(バットに乗せることで急速に冷凍できる)

ポイント
一食分を取り出しやすいように、冷凍保存用の袋に詰めたあと菜箸で一食分の溝を入れると、取り出す際に凍ったままでも一食分を折って取り出すことが可能になります。

以下が冷凍された状態で切り分けた肉みそ

こんな料理がすぐできる
ほうれん草とキノコの肉みそパスタ
熱したフライパンにオリーブオイルを少量入れ、冷凍保存しておいた半調理済みのキノコ、ほうれん草を冷凍のままフライパンに放りこみ、中火で炒める
解凍され火が通ったら解凍済みの肉みそを入れ、全体的に火が通ったら火を止め、お湯を大さじ一杯入れて余熱で火が通りすぎるのを防ぐ
電子レンジから十分に解凍されたパスタ麺を取り出し、フライパンを再び中火で温め、フライパンの肉みそがジューっと言う程度に熱が通ったらパスタ麺を入れ、肉みそとよく絡まったらお皿に盛り付け、仕上げに卵黄を乗せて完成

肉みそチーズトースト
食パンに肉みそを広めに乗せ、さらにその上にチェダーチーズを乗せる
何も乗せていない食パン1枚と一緒にオーブントースターへ(1200Wで2~3分程度)
焼きあがったら皿に移し、仕上げに解凍した輪切りピーマンを乗せて完成

鳥ささみ肉の塩レモン漬け

おかずとして仕上げるのはもちろん、食卓の「もう一品」としても重宝するメニュー。さらに、鳥のささみ肉は処理もしやすい上に他の部位よりも低脂肪・高タンパク質で、とてもヘルシーです。
材料(1食分)
①鳥ささみ肉 200g
②レモンの輪切り 2枚
③レモン汁 大さじ1
④塩 小さじ1/3

手順
鳥ささみ肉の筋を取り除き、食べやすいサイズに切り分ける
レモン1個を半分に切り、その半分からレモンの輪切りを2枚作る
レモンの輪切りを2枚作った半分部分の残りを絞り、レモン汁を作る
上記三つを冷凍保存用の袋に入れ、袋の上から30秒程度もみ冷凍庫へ
こんな料理がすぐできる
プチトマトとピーマンの鳥ささみグリル レモンバジル風味
耐熱容器にオリーブオイルを全体的に薄く塗る
解凍した「鳥ささみ肉の塩レモン漬け」をプチトマト(生)、解凍したピーマンと一緒に容器に入れる
よく熱しておいたオーブン(オーブントースターでも可)に入れ、3分程度で焼きあがる
焼きあがったら、仕上げにバジルと塩(それぞれ適量)を全体的にふりかけ、完成

ロース豚肉のにんにく生姜醤油漬け

材料(1~2食分)
①豚ロース肉(生姜焼き用) 300g
②生姜のすりおろし 1片分(チューブタイプで代用可)
③刻みにんにく 1片分
④しょうゆ 大さじ1
⑤酒 大さじ1
⑥砂糖 大さじ1/2

手順
豚肉のサイズが大きい場合、食べやすいサイズに切る
材料①~⑥を冷凍保存用の袋に入れ、袋の上から30秒程度もみ、冷凍庫へ
こんな料理がすぐできる
フライパンに植物油を少量入れ、中火で加熱する
解凍した薄切り玉ねぎを熱したフライパンに入れ炒める
玉ねぎが少し飴色になったタイミングで、解凍した「ロース豚肉のにんにく生姜醤油漬け」と解凍した短冊切りピーマンを入れ、炒める
豚肉の生の部分が無くなり、肉全体に火が通ったらお皿に盛り付けて完成

忙しいときでも手軽に野菜が取れる「コールスロー」

コールスローは冷凍保存で常備しておくと、食事バランスが気になるときの一品として重宝します。早く食べたいときは、一食分を清潔なビニール袋などに入れ、ボウルの中に入れて流水解凍をすると2~3分程度で解凍されます。
材料(4~6食分)
①キャベツ 1/2
②玉ねぎ 1玉
③ニンジン 1/2
④レモン汁 大さじ1
⑤塩、こしょう 少々
⑥マヨネーズ 大さじ2
手順
キャベツ、玉ねぎ、にんじんをみじん切りにする
みじん切りにしたらボウルに入れ、レモン汁、塩、こしょう、マヨネーズを均等になるまで混ぜる
冷凍保存用の袋に入れ、取り出しやすいように菜箸で溝を入れたあとに冷凍庫へ


意外と冷凍できる食材たち
料理例の材料にもあるように、いろいろな食材が冷凍保存できます。ピーマン、玉ねぎ、キノコ、ほうれん草のほか、ブロッコリー、かぼちゃなど、常備菜としても活躍するような野菜たちが冷凍保存でさらに便利に活用でき、忙しい日の帰宅後でも野菜たっぷりの料理が簡単に調理できるのです。

※小分けにして冷凍用の袋に保存すると便利です

※ブロッコリーは、生でも茹でても冷凍できます
忙しいからこそ食事が大事
忙しい毎日だからこそバランスの良い食事をしたいものの、なかなか実践できない。そんな人でも今回ご紹介したレシピは実践しやすいのではないでしょうか?
特にアレンジしやすい「肉みそ」を中心に、冷凍しておいた食材も追加していろいろな料理にチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。
まずは今度の週末から、少しずつ実践してみてはいかがでしょうか?