香港上海銀行(HSBC)は、約2万7000人に及ぶ世界中の海外居住者を調査した結果、シンガポールが2年連続で「外国人が最も暮らしやすい国」であることを発表しました。惜しくもトップに及びませんでしたが、高い得票率を得て、第2位はニュージーランド、第3位はカナダが選ばれました。
シンガポールが暮らしやすい国に選ばれる主な理由の1つは、力強く安定した経済環境だと言えるでしょう。62%の居住者が自国にいるよりもシンガポールにいる方がより多い収益を得られると報告しています。新しいことへの挑戦、収益の改善、生活の質の向上なども筆頭理由として挙げられています。
上記ランキングの基となる2016海外居住者意識調査とはHSBCが毎年実施する海外居住者による調査で、今年で9回目になります。調査に参加した海外居住者たちは様々な項目から移住先の国を評価します。評価基準は主に3つの分野「経済」、「生活スタイル」、「家庭環境」に分けられています。
香港上海銀行(HSBC)は、約2万7000人に及ぶ世界中の海外居住者を調査した結果、シンガポールが2年連続で「外国人が最も暮らしやすい国」であることを発表しました。惜しくもトップに及びませんでしたが、高い得票率を得て、第2位はニュージーランド、第3位はカナダが選ばれました。
シンガポールが暮らしやすい国に選ばれる主な理由の1つは、力強く安定した経済環境だと言えるでしょう。62%の居住者が自国にいるよりもシンガポールにいる方がより多い収益を得られると報告しています。新しいことへの挑戦、収益の改善、生活の質の向上なども筆頭理由として挙げられています。
上記ランキングの基となる2016海外居住者意識調査とはHSBCが毎年実施する海外居住者による調査で、今年で9回目になります。調査に参加した海外居住者たちは様々な項目から移住先の国を評価します。評価基準は主に3つの分野「経済」、「生活スタイル」、「家庭環境」に分けられています。
※参考資料
http://www.expatarrivals.com/article/singapore-takes-top-spot-in-hsbc-expat-explorer-survey-2016
金融、経済面で世界トップクラスはスイス
「個人金融」、「地域経済」の項目で高評価を得て、スイスが経済分野で第1位となりました。スイスでは収益の見込みがよく、「起業のしやすさ」が評価されています。シンガポールもまた、この2つの項目で評価を受けており、経済分野で第2位です。第3位は「ワークライフバランス」で高い指標を獲得したドイツです。
経済分野の上位10カ国は主に欧州国が占めていますが、カタールやアラブ首長国連邦(UAE)といった中東の国もランク入りしています。「賃金の上昇」、「貯蓄」、「可処分所得」の項目における評価から、中東に移る海外居住者も多いと見られています。過去の調査で、中東は経済分野の上位10カ国でもさらに上位にいましたが、石油価格の下落により今年は順位を落としています。
最高の生活スタイルを提供するニュージーランド
ニュージーランドは全体でもトップ争いをするほど評価を得ていました。その主な理由として、生活スタイル分野で1位の成績を残している影響が強いでしょう。「暮らしを始める容易性」、心地よく親しみやすい「国民性」により国に馴染みやすいことが評価されています。シンガポールも同様に、この2つの項目で評価を得ていますが、生活スタイル分野ではニュージーランドに軍配が上がりました。
第2位はスペイン。のんびりとしたライフスタイルと高品質な生活水準が評価されました。第3位はカナダで、暮らしを始める容易性に高い指標を得ています(例えば、住居など、移住に必要な要素をそろえやすいこと)
家庭環境を求めるならスウェーデン
スウェーデンは家庭環境分野の全3項目「人付き合い」、「教育/保育」、「子育て」で高評価を得ており、同分野において独占状態となりました。スウェーデンに次ぐ第2位はチェコ共和国で、第3位はシンガポールです。
チェコ共和国は低価格で高品質な教育/保育で特に高評価を得ています。しかし、人付き合いや社交性において評価が伸びず、家庭環境分野ではトップに及びませんでした。
興味深いことに、フィリピンは教育/保育、子育てにおいて低い評価を得たことで劇的に順位を落とし、家庭環境分野で総合的に低ランクとなったものの、人付き合いや社交性の項目において世界最高と評価されています。
家庭環境分野では、シンガポールは第3位。子育てに対して評価を得ています。一方、子育てに関して世界最高はニュージーランドです。子供たちが友人を作りやすいという環境が決め手になりました。