【2022年】人材・教育業界の転職市場は今後どうなる?

人材・教育業界のイメージ画像

人材・教育業界の2022年の転職市場の求⼈・求職者の動きを、業界に精通した株式会社リクルートの人材領域で活躍するキャリアアドバイザーがレポートします。「2022年の転職市場や業界トレンドを知りたい」「納得感のある転職活動のために、採用動向を知っておきたい」という方はぜひご一読ください。

人材・教育業界の2022年転職市場の展望を一言でいうと

人材業界では営業・BPO関連採用が増加。教育業界では教室長・新規事業系求人が活発。

1.【人材】全体動向

営業の採用が活発化しています。特に、医療・介護・ITなどの専門エージェントの採用意欲が高いようです。営業不足をカバーするため、インサイドセールスの活用を検討していて、その知識を持つマーケティング人材を求める動きもあります。

派遣分野も活性化しており、IT・事務分野ともにBPO案件の獲得に注力。スタッフ教育、外国人ITエンジニアの活用、海外拠点の設置など、各社特色を出しています。BPO強化に際し、業務企画・業務設計・SVといったポジションの求人が増えています。

2.【教育】全体動向

コロナ禍で採用を控えていた反動から、求人数が急増。4月の新年度スタートに向けて体制を整える時期でもあり、教室長の採用が活発化しています。

各社、海外の大学との提携、リカレント教育サービス、オンライン塾など、新規事業や新規ブランドの立ち上げを進めています。求める人材は、新規事業立ち上げ経験者、オンライン塾運営経験者、営業、人材業界でのマネジメント経験者など。DX人材の採用では「絵を描くところから任せたい」とするニーズが高いのですが、まずは自社で方向性を描けなければ採用は難しいと思われます。

草野 好子

新卒で事業企画配属、その後コンシューマー領域のリクルーティングアドバイザーとして中堅~大手企業を担当。多様なクライアントの採用支援に従事。3児の母。