会議室はノック3回!知らないと損するビジネス&テーブルマナー10選

ビジネスパーソンにとって相手に与える印象はとても大きな意味があります。相手に良い印象を持ってもらうためにも、お客様に信頼してもらうためにも、正しいマナーは身につけておきたいもの。また、昇進すると経営陣や社外の重役とのやり取りや会食の機会も増え、より一層ビジネスマナーやテーブルマナーが重要となります。そこで今回は、最低限押さえておきたい「ビジネスマナー」と「テーブルマナー」をご紹介します。ぜひ一度、チェックしてみてください。

ビジネスパーソンにとって相手に与える印象はとても大きな意味があります。相手に良い印象を持ってもらうためにも、お客様に信頼してもらうためにも、正しいマナーは身につけておきたいもの。また、昇進すると経営陣や社外の重役とのやり取りや会食の機会も増え、より一層ビジネスマナーやテーブルマナーが重要となります。そこで今回は、最低限押さえておきたい「ビジネスマナー」と「テーブルマナー」をご紹介します。ぜひ一度、チェックしてみてください。

ビジネスマナー編 5選

ビジネスマナー

「正しいと思って使っていたつもりが、実は間違いだった」ということもあるビジネスマナー。基本的なビジネスマナーから、「え、本当はそうだったの!?」というあまり知られていないビジネスマナーまで、5つをピックアップしました。

会議室のノックは3回以上

会議室や訪問先のドアをノックするときは、3回以上ノックすることが望ましいです。正式には、家族や友達など親しい間柄の場合は3回、目上の人やビジネスシーンでは4回以上とされていますが、ビジネスでは3回でもOKです。「コンコン」と2回だけのノックは、実はトイレ用の合図。これは国際標準マナーとして定められています。

挨拶をしながらのお辞儀はNG

挨拶やお礼をするときは、挨拶をしてからお辞儀をする「分離礼」で行うのがビジネスマナーです。コミュニケーションでは、相手の目を見て伝えることが重要。挨拶とお辞儀を同時に行ってしまうと、地面に向かって挨拶をしている状態となり、声もこもってしまいます。また、分離礼に対し、挨拶をしながらお辞儀することを「同時礼」と言います。同時礼はカジュアルな場では大丈夫ですが、敬意を伝えたい相手には「分離礼」を行うようにしましょう。

タクシーの助手席は「下座」、マイカーの助手席は「上座」

車に乗るときは、基本的に、安全な席または広い席が「上座」、その逆が「下座」となります。

タクシーの場合
運転手の後ろの座席が上座、助手席が下座です。上座に次いで、助手席の後ろの座席、後部座席の真ん中と続きますが、後部座席の真ん中は窮屈で座り心地も良くないため、相手の希望を確認し、場合によっては席を変更します。

マイカーの場合
誰が運転するかによって上座が決まります。上司や取引先の方が運転する場合は、助手席が上座。一番下の位の人が運転する場合は、タクシーの場合と同じです。しかし、後部座席の方がゆったりと座れる場合は、後部座席が上座となる場合もあります。

車の上座下座

メンバーや状況によって上座の位置は変わりますので、その都度、上座はどこになるかを見極めることが大切です。

エレベーターでは、操作パネルの前が「下座」

エレベーターでは、ボタン操作を行うため操作パネルの前が下座となります。また、海外から持ち込まれたエレベーターは、右が上位となる「右方上位」が基本となるので、エレベーターの左右両方に操作パネルがある場合などは、「右方上位」の考え方となります。上座は左側の奥(エレベーター扉に向かって右側・奥)、下座は右側の前(エレベーター扉に向かって左側・前)です。

エレベーターの上座下座

男性から女性に対して握手を求めるのはNG

男女間で握手をする際、男性側から女性に握手を求めるのは失礼だとされています。握手をするかどうかの選択肢は女性が握っているというのがマナー。これには、女性の体に軽々しく触れてはいけないという意味が込められています。

テーブルマナー編 5選

テーブルマナー

社内や取引相手など、ビジネス上つながりのある人との会食や接待は、良好な人間関係をつくるチャンス。仕事の話がスムーズに進んだり、仕事の場では聞けない人生に役立つ話が聞けたりすることも。そんな接待や会食時に役立つテーブルマナーを5つご紹介します。

左手でビールを注ぐのはマナー違反

ビールを注ぐ際は、瓶の中ほどを右手で持って左手を軽く添え、瓶のラベルが上になるように持ちます。そして、グラスの縁に瓶が当たらないように静かに注ぎます。左手で瓶を持ち、右手を瓶の底に添えて注ぐのは「逆手の逆注ぎ」と言われ、失礼な行為になりますので気を付けましょう。また、お酒を注ぐときは、「どうぞ」「お注ぎいたします」「ビールでよろしいですか?」など、ひと言添えてからお酌をすると、より自然です。

乾杯は、グラスの高さに注意

乾杯をするときは、上司など目上の人よりグラスを高く上げることは失礼になります。同じ高さでも「貴方と私は対等な立場」ということを意味しますので、相手のグラスの縁より下に当て乾杯するようにしましょう。

手を下に添える「手皿」はNG

左手の手のひらを上に向け、汁などが垂れないように口元の下にスタンバイして食べる「手皿」は、一見上品なようにも見えますが、テーブルマナーとしてはNGです。自身の手のひらを取り皿代わりに使っていることになるからです。汁がこぼれるのが気になる場合は、汁気を器で切るか、受け皿を使うように心がけましょう。

和食は器を持って食べてOK

西洋料理や中国料理など他国料理のほとんどは食器を置いて食べるのがマナーですが、日本料理は椀や小皿は持ち上げて食べるのがマナーです(平皿など大ぶりの器は置いたまま食べます)。また、食べるときは、箸でひと口大にして口に運びます。

食後にナプキンをキレイに畳むのはNG

レストラン等で、食事が終わったあとのナプキンをきれいに畳んでテーブルの上に置くと、「美味しくなかった」というサインになるので要注意。適当に置くか、畳む場合は角と角をずらして畳むのがマナーです。

また、中座する場合は、半分に畳んで(真ん中をつまんで三角形にしてもOK)椅子の上に置きます。汚れなどがある場合は、ナプキンを自然に中に折って外から見えないようにしましょう。

まとめ

「知らずにやってしまっていた!」「正しいと思っていたが実は間違っていた!」というマナーはありましたか? ビジネスマナーやテーブルマナーは正しく使えて損はありません。マナーは国などによっても若干変わりますが、ビジネスの世界は国際化していますので、世界共通のマナーを知っておくことも大切です。この機会にぜひ正しいマナーを覚え、ビジネスシーンで活用してみてください。

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