リクルートダイレクトスカウト登録後、スカウトが来ない場合の対処法

リクルートダイレクトスカウトに登録したものの、思うようにスカウトが届かず悩む方もいるようです。スカウトが来ない理由として考えられる要因、スカウトを増やす方法について解説します。

リクルートダイレクトスカウトのサービスとは

『リクルートダイレクトスカウト』は、希望にマッチしたスカウトが届く、株式会社リクルートが運営する転職スカウトサービスです。経験・スキル・希望条件などを「レジュメ（※）」に登録しておくと、レジュメを閲覧した企業・転職エージェントからスカウトメールが届きます。なお、レジュメとは、リクルートの求職活動支援サービス共通で利用できる、職務経歴書機能です。自身の経験やスキル・希望条件などのキーワードを選んでいくだけで、簡単にレジュメが作成できます。

興味を持ったスカウトに返信すると、面談や選考に進みます。気になることは、企業や転職エージェントにチャットで質問することもできます。

リクルートダイレクトスカウトでは、求人の募集要件と求職者がレジュメに登録した希望条件などをAIが分析し、双方の希望にマッチした選択肢を提供します。AIや最新の技術を駆使して転職活動をサポートしています。

（※）「レジュメ」が使えるリクルートの求職活動支援サービス：リクルートダイレクトスカウト、リクナビNEXT、タウンワーク、はたらいく、とらばーゆ、フロム・エー ナビ、ホットペッパービューティーワーク（2024年1月12日現在）

スカウトが来ない場合の考えられる理由

リクルートダイレクトスカウトに登録したもののスカウトが来ない場合、考えられる理由としては以下が挙げられます。

基本情報の入力が足りない

レジュメの基本項目のうち、現在の年収・職歴・学歴についての登録がない場合、スカウトは届きづらくなります。入力漏れがないかどうかを確認しましょう。

経験・スキルなど、スカウトを送信するための情報が少ない

経験してきた職種と経験年数、保有しているスキルなどの情報が少ないと、企業側は求めている人材の要件にマッチしているかどうかを判断できず、スカウトメールの送信を見送っている可能性があります。

先述のとおり、リクルートダイレクトスカウトでは、求職者のレジュメ情報をAIが分析し、企業・求職者双方の希望にマッチした選択肢を提示しますが、入力量が少ない場合、スカウト送信対象としておすすめされる可能性も低くなります。

希望条件が多い

企業側は、いくつかの条件を入力してスカウト候補者を絞り込んでいます。自身がリクルートダイレクトスカウトに登録した希望条件が多すぎると、対象者から外れてしまうことが考えられます。

経歴・希望条件にマッチする求人が少ない

現在のリクルートダイレクトスカウトのサイト上に、ご自身の経歴や希望条件にマッチする求人があまり出ていないのかもしれません。経験・スキルが異業界で活かせるケースもあるので、希望条件の幅を広げることも大切です。

リクルートダイレクトスカウトでスカウトを増やす方法

リクルートダイレクトスカウトで、受け取るスカウトを増やしたい場合、次のような方法を試してみてください。

経験・スキルを選択する

まずは、レジュメの基本項目に入力漏れがないかを確認し、空欄を埋めましょう。これまでの経験業界・部署／業務経験／ポジション・役職のほか、スキル・資格／語学力を選択式で入力できます。できるだけ多く設定されていると、企業や転職エージェントの目に留まりやすくなる可能性があります。

レジュメに必要情報・詳細情報を入力する

経験やスキル・希望条件などのキーワードを選んでいくだけでもレジュメ作成は可能ですが、企業や転職エージェントはより詳細なレジュメの内容もチェックしている可能性も考えられます。キャリアの棚卸しを行い、自身がアピールできる強みをなるべく多く洗い出し、「職務要約」「業務内容」などのフリーで入力できる欄に記載するといいでしょう。

こまめにログインする

企業や転職エージェントは、レジュメの最終ログイン日を見て「転職活動を積極的に進めているかどうか」「現時点で転職活動をしているか」と、転職活動の状況を推測していることもあります。最近ログインしていれば、「転職への意欲が高く、スカウトに対して返信してもらえる可能性が高い」と期待し、優先的にスカウトメールを送る可能性があります。そのため、ログインをこまめに行い、転職に対してアクティブな状態であることを示すといいでしょう。

レジュメを定期的に更新する

「こまめなログイン」と同様、レジュメを定期的に更新しておくことで、企業や転職エージェントが「転職意欲の高さ」に期待し、スカウトを送る確率が高まる可能性があります。

「スカウトが来ない」「スカウトは来るが希望にマッチしていない」といった場合、「経験・スキルをより詳細に記載する」「希望条件を緩和する」などのレジュメ更新を行い、スカウトの件数や内容が変わるかをチェックしてみるという方法もあります。

【スカウトが届き始めたら】さらに多くのスカウトを獲得する方法

スカウトが届き始めたら、スカウトに添付されている求人内容と自身の経歴・希望条件にギャップがないか確認してみましょう。自分の経歴・希望条件にマッチするスカウトが届くように、レジュメを充実させることが大切です。

また、企業が注目しているキーワードを経験・スキルに盛り込むとスカウトが届きやすくなります。経験業界・職種の求人をチェックして、よく使われているキーワードと自身の経験・スキルに合致するものがないか調べてみましょう。例えば、人事であれば「タレントマネジメント」、広報であれば「SDGs」など、企業からの注目度が高いキーワードの経験があれば、レジュメに盛り込んで新たなスカウトにつなげるという方法があります。