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英語面接で伝える自己PRの選び方や気を付けたいポイント【例文付き】

日本語でも英語でも、面接で自己PRを聞かれた際に気を付けるポイントは大きく変わりません。ただし、英語に慣れていない場合は伝え方などに注意をする必要があります。そこで今回は、英語面接で自己PRを伝える場合の注意点やコツをご紹介します。

企業が自己PRを聞く理由

企業が面接で自己PRを聞く理由は、「応募者が自社で活躍し貢献してくれるかどうか」を知りたいからです。これは日本語でも英語でも変わりません。
採用担当者は、自己PRを通じて、応募者の仕事での成果や成果につながったスキル・強み、そして仕事への取り組み方などについて確認します。そして、応募者が自社の組織風土に合うのか、また応募しているポジションで、入社後に他のメンバーと協働しながら成果を出せる人材かどうかを判断しています。したがって、応募企業の風土や求められている人材像を十分理解した上で、自己PRで伝えることの準備をするようにしましょう。

面接で伝える自己PRの選び方

続いて、面接で自己PRを伝える際の4つの考え方を紹介していきます。こちらもすべて日本語と英語の両方に共通していますので、日本語の面接でも活用してください。

自分の強みを洗い出す

自己PRをするためには、自身の強みを理解し、それらを採用担当者に伝わる形に言語化する必要があります。そのために、これまでのキャリアを振り返り、自身の強みをリストアップしてみましょう。

まずは、今までの主要な成果を書き出し、それぞれの成功要因をその横に書いてみます。仕事に取り組む際のベースとなっている価値観、スキル、行動や周囲を巻き込む力、人脈などが成果につながった要因の中に含まれます。次に、具体的な成果に繋がっていないものでも、思い当たるものがあれば言語化してみましょう。日々業務を遂行する上で役立っている資質や応募企業にアピールできる点が見つかるかもしれません。

応募企業が求める人材像との接点を探す

どれほど優れた強みを持っていても、それが応募企業の求めているものでなければ、効果は弱まってしまいます。面接では、限られた回答時間内で強い印象を与えることが重要です。そのためには、応募企業の求めている人材像と自身との接点を、紐づけて話すことがカギになります。求人票や応募企業のHPなどに記載されている企業の経営戦略や価値観などから、応募職種で求められている資質、態度、スキルや経験などを把握しましょう。

アピールポイントを3つ程度に絞る

アピールしたいことが数多く見つかったとしても、それらをすべて話そうとするのは得策ではありません。またアピールポイントは、応募企業での貢献に最も繋がりがあるもの、そして根拠を提示できるものを選ぶようにします。多くても3つ程度に絞ると、採用担当者にとっても聞き取りやすいですし、応募者にとっても応募企業との繋がりや根拠を提示するのに苦戦しないでしょう。

適切なアピールポイントが見つからない場合は人に聞く

適切なアピールポイントが見つからない場合は、職場の同僚やあなたのことを良く知っている人にあなたの強みを聞いてみるのも一つの手です。自分では強みと思っていないことも、他の人から見ると強みとなっていることもあります。

例えば、「人の話を聞くのが好きで、相手の気持ちに寄り添いながら会話すること」を普段からしている場合、本人にとっては無意識にやっていることかもしれません。しかし、これは、仕事を進めるうえで重宝されるスキルの一つでもある「傾聴力」です。傾聴力は、特に昨今は管理職において必要だと言われているスキルであり、強みとしてアピールすることができます。

英語面接で自己PRを伝えるコツ

英語の面接では、日本語面接以上に「分かりやすく」「印象的に」相手に伝わるように意識しましょう。なぜなら英語でのコミュニケーションは、共有しているコンテクスト(共通情報)が少ない「低(ロー)コンテクスト文化(※)」をベースに行われるからです。受け手に一を伝えて十を想像させるのではなく、発信者は相手に伝わりやすいように伝えたいことを明確に言語化すること、そして、熱意などの適切な感情を言葉にのせて伝えることが求められます。

そのため、英語の面接で自己PRを伝えるためには、全体の話の構造を整理して、強みから話すようにします。だらだらと話すのではなく、短文をつなげて簡潔に話すのがポイントです。また、印象に残るためには、裏付けとなるエピソードをつけ、イキイキと話すようにしましょう。

それでは、英語の面接で自己PRを伝えるときのコツを解説します。

(※)低(ロー)コンテクスト文化…コミュニケーションのほとんどが言語を通じて行われ、文法も明快かつ曖昧さがない文化のこと。欧米はローコンテクスト文化と言われており、英語はその筆頭とされている。

具体的なエピソードを交える

面接で自己PRを伝える際は、強みだけを言うのではなく、具体的なエピソードを添えて話すようにしましょう。そうすることで、具体的なエピソードが強みの裏付けになり、採用担当者はあなたが入社後に活躍している姿をぐっとイメージしやすくなります。

あるシステムの企画・開発・導入を成功させた実績を通じて、プロジェクトマネジメント力と巻き込み力をアピールしたい場合を例にして考えてみましょう。

この場合、「要件定義をする際にユーザーの真のニーズを把握した際の工夫」「短納期で開発を完了するために、関係者の協力を得た働きかけの方法と姿勢」「円滑な導入を実現するために段階を追った展開計画を実施したプロセス」などから、その職種で効果的な点を伝えるようにします。

簡潔に伝えられるように事前に練習をする

特に慣れない英語でエピソードを含めて自己PRしようとすると、無駄な言葉が入って冗長になったり、つまったりすることがあります。
そういう場合は、下記の点を意識するといいでしょう。

  • アピールポイントを箇条書きで書き出す。英語に慣れていない場合は、まずは日本語でも良い
  • アピールポイントを絞るために、企業との接点が弱いものや重複があれば整理をする。前述の通り、アピールポイントは3つまでとする
  • 「結論」「それを裏付ける事実・エピソード」の順に並び替える
  • 日本語で箇条書きにしたら、次は文章として繋げる
  • 英訳する。英訳に自信が無ければ、機械翻訳の力を借りる
    注)機械翻訳のレベルは近年著しく進歩しているので十分使えるが、正確に機械翻訳されるために日本語を書く際には、主語を入れる、他動詞の場合は目的語を入れるなど留意する
  •  原稿ができた時点で、念のため英語が得意な人に、意図が正しく伝わるかどうか確認してもらう
  •  言葉がすらすらと出てくるようになるまで、声に出して練習をする

話し方、表情、姿勢などを意識して、自分の言葉で話す

事前練習の際には、話し方や表情、姿勢などの「非言語メッセージ」も意識しましょう。英語の場合は、イントネーションや抑揚が日本語で話している時よりも重視されます。大事な部分を話す際には、少し間をおいたり、抑揚をつけて話したりすると効果的です。

最近は対面の面接に加えて、オンラインの面接を実施する企業も増えてきました。オンライン面接の場合は、対面の場合よりも表情やジェスチャーを大げさにしないと、同様には伝わりません。意識して臨むように心がけましょう。
またオンライン面接の事前練習では、話している様子を録画してみることも有効です。自分が話している姿を見ることで、客観的に捉えることができるでしょう。

英語面接で使える自己PR例文

職種やスキルごとに使える例文をご紹介します。

経験をアピールしたい場合の例文(管理職)

I have 10 years’ experience leading a group of more than 9 members. It has always been my belief that, as a manager, I am responsible for educating the members so that they can move up to the next stage. In dealing with the members and leading a team, I have upheld three points:
1. Never be afraid to offer constructive criticisms and to do it effectively with empathy
2. Maintain fairness in evaluation
3. Delegate work where possible
As a result, I have consistently received high scores on 360 feedback.

(私は9人以上のグループを率いた経験が10年あります。私は、メンバーが次のステージに上がれるように教育することが、マネジャーとしての役目だと考えてきました。メンバーと向き合い、チームを引っ張っていく中で、私が大切にしてきたことが3つあります。
1.建設的な批判をすることを恐れず、共感を持って効果的に批判すること
2.評価の公平性を保つこと
3.可能なところでは仕事を任せること
その結果、私は360度フィードバック(※)で常に高得点を得ることができました)

(※)360度フィードバック…上司、同僚、部下など全方位からフィードバックを得ること

専門スキルをアピールしたい場合の例文(システムアーキテクト職)

My strength is my ability to reduce cost by applying my deep understanding of systems and listening skills. For example, in my current job, I successfully reduced procurement system cost by 30% by identifying exact requirements of engineers, integrating multiple systems and introducing a new system with scalability and compatibility with existing systems.

(私の強みは、システムに対する深い理解と傾聴力を活かして、コスト削減を可能にすることです。例えば、現在の仕事では、エンジニアの要求を正確に把握し、複数のシステムを統合し、拡張性と既存システムとの互換性を備えた新しいシステムを導入することで、調達システムのコストを30%削減することに成功しました)

自身のスキルをアピールしたい場合の例文(購買・調達職)

I have a strong problem-solving skill. For example, when I was handling procurement, we faced a serious shortage of parts for our key product. The market demand was much stronger than the forecast of the marketing team. I immediately visited the factory to inform the management of the seriousness of the situation. They appreciated my attitude to openly disclose the problem, obtained understanding of their employees to work overtime to overcome the crisis, and reorganized the working shifts to increase production capacity.

(私は問題解決能力に長けています。例えば、調達を担当していたとき、主力製品の部品が深刻なほど不足していたことがありました。市場の需要は、マーケティングチームの予測よりもはるかに強かったのです。私はすぐに工場を訪れ、事態の深刻さを経営陣に伝えました。問題を率直に打ち明ける私の姿勢を彼らは評価し、危機を乗り越えるために残業することを社員に理解してもらい、生産能力を高めるために勤務シフトを変更してくれました)

【執筆者】

井上 多恵子(いのうえ たえこ)

英文履歴書コンサルタントレジュメプロ代表
レジュメプロ代表として、転職や留学希望者に向けたレジュメなどの書類作成や面接指導を2000年より実施。『心をつかむ英語アピール力―表現力向上の秘訣』など、関連領域での共著三冊、キャリアコンサルタント(国家資格)。