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【2022年】銀行・証券業界の転職市場は今後どうなる?

銀行・証券業界の2022年の転職市場の求⼈・求職者の動きを、業界に精通した株式会社リクルートの人材領域で活躍するキャリアアドバイザーがレポートします。「2022年の転職市場や業界トレンドを知りたい」「納得感のある転職活動のために、採用動向を知っておきたい」という方はぜひご一読ください。

銀行・証券業界の2022年転職市場の展望を一言でいうと

銀行・証券ともに採用が活発。DX、SDGs・ESG関連、金融専門職のニーズが高まる。
求職者はリモートワークを志向。「コンサル」「スタートアップ」にも関心。

1.【銀行】業界・企業側の動き

非常に活発な採用活動が継続しています。DX関連で事業企画系の人材ニーズが引き続き高いようです。最近ではSDGs・ESGに関する採用が次の3軸で増加しています。

1) 自社のESG推進施策を考える経営企画、外部へ発信するIR。

2) クライアントである大手事業会社へのコンサルテーションができる人材。(コンサルティングファーム出身者からメーカーの技術職までターゲットは様々)

3) ESG関連のファイナンス組成を担う専門職。M&A案件が増加する中、VCやPEファンドとの連携も強化。LBOファイナンス、M&Aファイナンス関連のスキル・経験を持つ人材が求められています。

組織活性化を図る動きも顕著です。新卒文化が強い一方、外部から異なる考え方を取り入れて刺激を与えたいと考えていて、一部銀行では第二新卒の採用を定期的に行っている状況です。今後、他銀行などでも第二新卒採用に動き出す可能性があります。

銀行は今後も中途採用を増やしていくと考えられます。かつての就職人気業界も、採用競合が増えた今、ただ待っているだけでは人材を呼び込むことは難しくなっています。採用手法から人事制度、組織風土に至るまで、「変えていく」気概を持って実行している企業では、成果が表れ始めています。

2.【銀行】求職者側の動き

専門性にこだわる金融専門職の方は、出向・転勤を機に転職を考える傾向が強いようです。一方、リモートワークからフル出勤に戻ることに抵抗を感じ、転職を考え始めるケースも見られます。DXやESG・SDGs関連のコンサルに興味を持っているものの、銀行内で携わるチャンスを得られない方が、コンサルティング業界への転職を希望するケースも増えてきています。

これまでの金融業界には、専門性を磨いてキャリアを築きたいと考えながら、家庭・育児のためにそれをあきらめる女性も多かったのですが、最近では、キャリアとプライベートを両立させる働き方ができるチャンスが増えています。そうした制度・環境を整えている企業が選ばれているといえるでしょう。

3.【証券】企業・求職者の動き

求人数は過去最高水準が継続。DX関連ではBizDevからグロースハッカーまで幅広く募集があります。IT化推進を担うPM、エンジニア、SRE、アーキテクチャ人材の積極採用も続くでしょう。富裕層向けビジネスの強化を背景に、中途採用も含めた営業組織の再編が進んでいるほか、投資銀行系・M&A・不動産ファイナンスなども含めた金融専門職のニーズも再度高まってきました。ジュニアクラスから管理職まで求人が出てきています。一方、「守りを固める」「守り方を変える」ため、AML・リスク管理・コンプライアンスなどのポジションも積極採用しています。

求職者側では、事業会社の財務部門を目指す方、営業では、信託銀行への提案の幅を広げる志向の方や、 投資銀行部門や法人営業のキャリアを形成したい方が引き続き多いようです。最近では、スタートアップでの新規事業創出に興味を示す方も増えており、この傾向は今後も高まるかもしれません。

<銀行・証券業界の転職動向>

金融業界 転職マーケット割合

金融業界出身者 転職者数推移

出所:リクルート『リクルートエージェント』転職決定者数の分析

木村 圭

新卒入社以来、一貫してリクルーティングアドバイザーとして銀行・証券・損保・カード会社を始めとする大手金融機関の中途採用支援に従事。現在は金融領域のマネージャーに従事。

水谷 努

金融領域出身。リクルートキャリア(現リクルート)においては金融領域専門のアドバイザーとして多数のメガバンク・メガ証券・大手生損保出身者、リースや運用会社出身者まで幅広い転職支援実績を誇る。