株式会社NTTデータ経営研究所

国産の純粋な経営コンサルティングファームとして、特定のソリューションに縛られることなく、「戦略系」「総合系」「業務系」というすべての領域で新しい価値を追求し、多くのクライアントから高い評価を獲得しているNTTデータ経営研究所。上流のコンサルティングに特化し、経営改革や事業戦略立案、新規事業開発、IT活用戦略立案、業務構造改革、そして実行支援までトータルなコンサルティングサービスを提供している。現在、その事業はますます拡大傾向にあり、特にコンサルタント経験を持つマネージャー候補を強化。人事部長の野々山氏に、同社の強みや魅力、そして求める人材について話をうかがった。

社会性の高いテーマ、先進的な領域に挑み続けるコンサルティングファーム

コンサルティングファームとしてのNTTデータ経営研究所の特徴はどのようなものでしょうか。

NTTデータの関連会社ということからよく誤解されますが、当社はシステムインテグレーションまでの一気通貫のサービスを提供するIT系のコンサルティングファームではありません。なぜなら情報システムというソリューションはNTTデータが得意としている分野であり、我々に求められるのはむしろNTTデータではできない領域です。実態としてシステム導入につながる案件は全体の1割ほどしかなく、手掛けるのは経営や事業の変革を促す上流のコンサルティング領域がほとんどです。そういう意味では、システム開発を前提としたIT系のファームとは一線を画しています。

領域は多岐に亘っていますが、特に社会性の高いテーマに数多く取り組んできました。その根底にあるのは、社会・業界にイノベーションをもたらすようなコンサルティングを提供していくんだという強い想い。新聞などに取り上げられる社会的な課題から構想して、国や行政など公的機関を巻き込んでプロジェクトを進め、それらを民間企業に展開していくというのも当社の一つのビジネスの進め方の特徴です。

NTTデータ経営研究所のロゴ

公共や金融、産業の分野で、事業戦略や業務改革を中心としたオーソドックスな案件をベースにしながらも、常に新たな領域にもチャレンジし続けてきました。その一例が海外へのインフラ輸出や遠隔医療等のテーマ、そして5年ほど前から手掛けてきている「ニューロコンサルティング」です。これは欧米で既に浸透しつつある脳科学をR&Dやマーケティング、人材育成などに応用していく研究分野です。日本でも昨今、内閣府主導で研究と事業活用を進めており、著名な大学教授も参加するこの取り組みに当社コンサルタントも選ばれ、5年間の出向で参加しています。こうした社会的インパクトのあるプロジェクトに上流から携わることができる環境なのです。

自らユニットを立ち上げられる新しいチームも始まったとのこと。具体的な内容と求める人材について教えてください。

野々山 清氏

今回はマネージャークラスの募集のため、戦略系、IT系、シンクタンク系のコンサルタント経験者を想定しています。経験領域は不問。これまでは金融や社会・環境戦略といった当社で手掛けるビジネスをベースに採用してきましたが、それでは経験領域が違うという理由で優秀な人材を逃してしまうのでは。そんな懸念があり、今回、新たな採用を始めてみました。もしあなたに得意領域があるのなら、ぜひそれを当社の得意領域にしてほしい。自らサービスラインとして立ち上げ、メンバーを集め、市場を開拓していってほしいのです。

この採用を始めたところ、「今の環境ではチームを立ち上げられるポジションになるのに10年はかかる」「スピード感と自由度のある環境があれば、やれる自信があるし、自分の領域をもっと極めていきたい」という気概のある人と出会う機会が増え、実際に新しい技術を使った新規事業を提案した方もいました。今年に入り既にこのチームで何名かのメンバーの入社も決定しています。自ら新しいビジネスを創っていきたい方にとっては、非常に魅力的な環境です。

まずはトライしてみる文化、自ら掲げたプロジェクトに挑戦できる自由度がある。

御社のコンサルタントには、どんなやりがいがあると思われますか?

NTTデータグループ内で非常に恵まれた立ち位置にいると感じます。親会社が我々の方針にあれこれ口を出すことはなく、むしろ我々の新しい挑戦が歓迎されます。なぜなら、これまでNTTデータが攻めていけなかった市場を開拓していくきっかけになるからです。また、NTTデータグループであることの良さは、グループが持つリソースやチャネルを活用できること。新規事業を立ち上げた場合も、グループのネームバリューや人脈を活かして、すぐに魅力的なマーケットにリーチしていけるのです。

ソリューションに縛られることなく、純粋にクライアントの経営課題解決に特化できるので、いろんな業界、いろんなテーマの中で、バラエティに富んだ経験を積んでいけるのも魅力。私自身は前職のコンサルティングファームに8年在席して関わったプロジェクトは4本でしたが、ここでは1年間で10本以上。引き出しが増えることは、コンサルタントにとって大きな財産となるはずです。

もちろん何らかの専門領域を極めていくこともできますが、専門性は与えられるものではなく、自ら作っていくもの。当社では「これはやってはいけない」という制約はほとんどなく、前向きなことであれば積極的にトライしてみて、うまくいかなければ見直してみよう。そんな風に個々の持つ自由な発想やチャレンジ精神を何よりも大切にしています。非常に自由度の高い文化ですから、自分でチャンスをつかんでいける方なら、きっと理想とするキャリアを描いていけるはずです。

野々山 清氏と半藤 剛氏
半藤 剛氏

担当ヘッドハンターの目線

株式会社クライス&カンパニー 半藤 剛氏

大学卒業後、大手教育業界で営業、マネジメントを約6年間経験。その後、2000年にクライス&カンパニーに入社。入社以降、主にIT業界・コンサルティング業界を中心に、ミドル・マネジメントクラスをはじめ、若手からエグゼクティブまで幅広い層の方々の支援を行っています。サポートさせていただく上では、これまでに培った経験・ノウハウ・業界知識をベースに、スキル・強み、志向の分析などを得意としておりますが、最も大事にしているのは皆さまの“思い”です。それぞれお持ちのキャリアプラン、ビジョン、などの“思い”を大切に、ベストなキャリアプランニングのお手伝いができればと思っています。

チームワークと想いを大切に働ける社風、
地に足つけてスキルを身に付けていける環境も魅力

社名から堅い社風と思われがちですが、そのようなことはなく、自立した方々が集まった自由度の高い組織です。お会いする方は社会やクライアントに対する熱い想いとチャレンジ精神にあふれた方が多いですね。非常にチームプレーを重視されており、いろんな知見を持った人が集って総合力で価値を出すことで、クライアントが抱える高度な問題に応えていくという文化。また、業界の中でも腰を据えてキャリアを積んでいける環境で、実力主義でありながら、「Up or Out」のコンサルティングファームではないことも特徴だと思います。

新たなビジネスユニットの立ち上げなど
チャンスの多い時期、いまだからこそ面白い

昨年よりゼロべースでサービスラインを立ち上げるユニット長候補の採用に積極的に取り組むなど、コンサルタントとしてキャリアアップを目指すうえでチャンスの多い、魅力的な環境であると思います。実際に転職を考えている訳ではなくキャリア相談でお会いしたものの、この点に魅力を感じ、同社に転職された方もいらっしゃいます。自分のユニットを持つことは、コンサルタントのキャリアにとって大事な経験になるはず。「今のファームでは組織的に限界を感じている」「自分の得意領域で自分のポジションを作るチャンスがほしい」といった想いの強い方にとっては、これ以上ない機会だと思います。ポテンシャルに期待した採用がずっと続くわけではありませんので、少しでも興味のある方はできるだけ早くアクションされることをおすすめします。

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