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転職面接の平均時間は?長さと合否は関係ある?日程調整の注意点も紹介

転職活動の際、面接時間の長短が合否に関係するのかを気にする方は少なくないでしょう。そこで、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に、面接の平均時間や合否との関係性、さらに、面接が長くなるケースや注意したいポイントなどを聞きました。多忙な中で面接の日程調整をする際に気をつけたい点もご紹介していきます。

【アドバイザー】

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野 友樹(あわの ともき)氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職面接の平均時間は?長さは合否に関係する?

面接の平均時間や合否との関係性を解説します。また、オンライン面接や管理職・専門職の方の面接における注意点もご紹介します。

平均時間はおよそ30分〜1時間

業種、職種にもよりますが、一般的な面接時間は30分~1時間程度です。企業の方針や面接担当者の考え方によって変化しますが、必須とする質問項目をすべて聞けるような長さに設定していると考えていいでしょう。また、応募者数が多い場合は、なるべく多くの応募者に会うために、一次面接などの選考を30分で区切っている企業もあります。

「面接時間が長いと採用に有利」というわけではない

基本的には、面接時間の長さは合否に関係ないと考えていいでしょう。面接担当者が話好きのために長引くケースもあれば、「応募者の回答が的を射ていない」「職務経歴書の内容が薄い」などの要因から、掘り下げに時間が掛かるケースもあります。

一方で、企業側の採用への意思が強く、応募者の志望度の高さや他社の選考状況、希望の年収などを探るために細かい質問を重ねて長引くこともあれば、採用判断の最終確認として経営層と顔合わせをするのみで短く終えることもあります。

いずれもケースバイケースのため、面接時間の長短にかかわらず、的確な回答を心掛け、アピールしたい要点を伝えきることが重要です。

オンライン面接の場合、あらかじめ時間が設定されているケースも

オンラインによる面接時間の長さも、対面と大きな違いはありません。しかし、接続トラブルなどを想定し、面接時間を長めに設定しているケースもあります。そのため、予定時間より短く終わるケースもあるでしょう。

また、システム上で面接時間の終了時刻を設定しているため、長引かせることなく、予定していた時間通りに終わらせる傾向があります。また、業務全般をオンライン化している企業では、次の業務や面接に向けて別室に移動する時間が不要のため、終了時刻の直後に予定を詰め込み、時間厳守で面接を終えるケースも少なくはありません。

管理職や専門職の場合、面接時間が長引きやすいことも

組織のマネジメントを任される管理職や、高度な専門性や知見が求められる専門職の場合、確認事項が多いために長引くこともあります。募集しているポジションの求人要件を満たす経験・スキルがあるか、企業文化とマッチするかを判断するため、より具体的に掘り下げていくので、そもそもの面接時間を長めに設定する企業も多いでしょう。逆に、管理職や専門職に就いている応募者が多忙であることに配慮し、個々の要望に応えて一回の面接時間を短く区切り、回数を増やすケースもあります。

面接時間が長引く失敗ケースと、管理職・専門職の注意ポイント

ここでは、面接時間を長引かせて失敗するケースと気をつけたいことを紹介します。また、管理職・専門職が特に気をつけたい注意ポイントも合わせて解説します。

応募書類の内容が薄いケース

応募書類の内容が薄いために、経験やスキルレベルに対する的確な判断ができないケースはよくあるものです。面接担当者は、さまざまな角度から質問を重ねることが必要になるため、面接時間も長引きやすくなります。応募書類に書く内容を再考し、アピールしたい要点をしっかりと盛り込むように意識しましょう。

管理職・専門職の注意ポイント

管理職・専門職の場合、豊富な経験・スキルによって応募書類に書くことが増え、情報量が多い一方、内容が薄くなってしまうケースがよく見られます。過去の経験・スキルや実績を整理し、企業側の求める人材要件を考えた上で、マネジメント力、専門性などのアピールにつながる要点をしっかり書くことが重要です。

応募者が一方的に盛り上がるケース

会話が盛り上がって長引いたと思っていても、実際には、「盛り上がっていたのは応募者だけ」というケースは少なくありません。これにより、面接担当者は所定の質問項目をすべて聞くことができなくなれば、採用判断の材料が減り、応募者自身にとっても不利になる可能性があるでしょう。

また、退職理由を質問され、現職や前職の職場に対する愚痴が止まらなくなる方も少なくはありません。ネガティブなテーマを長引かせることがマイナス印象につながることもあるので注意しましょう。面接後には、自分自身で振り返りを行い、独りよがりの内容になっていなかったかを客観的に分析しておくといいでしょう。

管理職・専門職の注意ポイント

質問に対して話せる経験やエピソードが豊富なため、次々に話してしまうケースがあります。また、マネジャーやプロジェクトリーダーとして会話の中心に立つことが多いために、一人で気持ち良く話し続けてしまう失敗ケースもあります。応募企業が求めていることを想定し、アピールしたいエピソードを整理しておきましょう。また、自分の持ち時間を意識し、「聞かれたことに対して、客観的かつ端的に回答すること」もポイントです。

概要のみしか話さないケース

実績や成果を“概要”としてまとめて話してしまうことで、応募者自身の工夫点や挙げた成果が具体的に伝わらず、掘り下げることに時間が掛かってしまうケースもあります。反対に、曖昧・抽象的な言葉でしか語ることができない場合も同様のことが言えます。アピールしたいエピソードを軸に、「どう考え、どう創意工夫し、どのような成果を挙げたのか」というプロセスが伝わるよう、話の展開をまとめておきましょう。また、経験したことの幅や深さ、客観的な実績を伝えるために、携わった案件の規模が伝わる数字や共通認識を持てるキーワードを盛り込むこともポイントです。

管理職・専門職の注意ポイント

「その場に行けば話せるだろう」と考えて準備不足で臨み、いざ面接の場では概要しか語れなくなってしまうケースがあります。経験してきた仕事の概要を話すだけでは、スキル・知識のレベル感や仕事に対する取り組み方・価値観などが伝わらないので、プロセスや考え方、工夫点まで伝わるエピソードを準備しておきましょう。より多くの判断材料を企業に提供することが大事です。

面接担当者の人数が多いケース

面接担当者の人数が多く、さまざまな角度から質問をされるケースです。人事担当者、現場の責任者、役職者などが同席していた場合、それぞれの立場からより掘り下げた質問をされるために、面接時間が長引くこともあります。面接担当者の職位に合わせた想定問答を考えておき、臨機応変に対応することがポイントです。端的な回答を心掛け、質問者にきちんと意図が伝わったかどうかを確認することで、一つひとつの質問をクリアしていきましょう。

管理職・専門職の注意ポイント

管理職・専門職は、企業において重要なポジションとなるため、一回の面接に対し、社内の多くの関係者が面接担当者として参加することがよくあります。早い段階から役職者が出てくることも多く、経営理念や業界の展望などについての質問にうまく回答できず、長引くケースがあります。応募先の企業や業界に対する理解を深めておくことがポイントです。

面接時間の設定・調整で気をつけたいポイント

最後に、面接時間の設定・調整をよりスムーズにするために知っておきたいことを解説します。

面接日程の調整、現職の仕事に影響させない方法は?

早朝・夜間などの業務時間外で日程調整してもらうことができます。特に、管理職・専門職などは採用人数が少なく、経験・スキル・実績からすでに候補者を絞り込んでいることも多いため、業務時間の前や昼休みなどの時間帯にも対応してくれるケースがあります。また、役職者が面接を担当する場合、相手も多忙であるため、「業務時間外の方が、スムーズに調整できる」というケースもあります。

応募企業から指定された面接時間に対応できない場合は?

現職の業務が多忙な管理職・専門職などは、応募企業から指定された「1時間」などの面接時間に対応できないケースもあるでしょう。まずは、応募企業の人事担当者に相談してみましょう。1時間の面接を「30分ずつ、2回に分けて実施する」など、柔軟に対応してくれる企業もあります。

調整のやりとりを迅速に進めることも重要

「仕事が忙しいから」と日程調整の返事を後回しにせず、迅速に進めるように心掛けましょう。特に、管理職・専門職の場合、「忙しいからこちらに合わせてほしい」と考えてしまう方もいますが、「志望度が低い」「調整能力が低い」などのマイナス印象を与える可能性があります。また、他の候補者の選考を優先的に進めるケースもあるので、迅速にやりとりすることが重要です。どうしても調整が難しい場合は、現在の状況を伝えると同時に、「○月○日以降なら調整しやすい」など調整可能なスケジュールをきちんと連絡しましょう。

転職エージェントの活用で、面接時間の調整もスムーズに

面接日程や時間は、転職エージェントを活用することでスムーズに調整ができます。企業とのやりとりがスムーズになりますし、転職エージェントが進捗状況を把握してくれているため、連絡が遅れたり、うっかりメール返信を忘れたりするミスも防げます。また、早朝・夜間など、イレギュラーな面接時間の調整は、企業に直接相談しにくいものですが、転職エージェント経由であれば相談しやすく、効率的に転職活動を進めることができるでしょう。