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転職活動で面接が決まったら。知っておきたい面接対策の基本

転職活動を進めるうえで、避けて通ることができないのが「面接」です。志望する企業に対して、自分の強みやアピールポイントを直接伝える場であり、自分自身をきちんと理解したうえで、しっかりと事前準備をしておくことが大切です。失敗しないために押さえておきたい面接対策の基本についてご紹介します。

アドバイザー

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

面接の流れ

面接の流れは、志望する企業や面接の選考段階によって異なりますが、仕事内容や条件を確認したうえで、現在の仕事内容、転職理由、志望動機などを聞かれるケースが一般的。面接の流れを把握したうえで、前もって回答を整理しておくようにしましょう。

挨拶

面接はまず挨拶から入ります。対面で行われる面接では、入室時に軽くノックし、「どうぞ」という返事を聞いたうえでドアを開けます。入室後は静かにドアを閉め、面接官に向けて一礼しながら「よろしくお願いいたします」と挨拶します。着席する際は、必ず採用担当者にすすめられてから座るようにしましょう。

オンライン面接の場合は、事前に採用担当者から送付されるオンライン面接用のURLをクリックし、採用担当者が承認するとオンライン面接に入室できるケースが一般的です。入室し、画面に採用担当者が映ったら、「よろしくお願いいたします」と挨拶しましょう。

自己紹介

面接が始まってすぐは、アイスブレイクのための雑談が行われるのが一般的です。当日の交通手段、所要時間などを尋ねられることが多いでしょう。当たり障りのない会話をしている間に緊張をほぐすようにしてください。企業によっては自己紹介を求めることもあるため、名前や簡単な経歴などをまとめた自己紹介を準備しておくと安心です。

応募企業からの質問(業務経験、志望動機、転職理由、自己PRなど)

採用担当者から、応募書類に沿ってさまざまな質問がなされます。これまでの業務経験については、職務経歴書と同じ内容をそのまま話すのではなく、募集している仕事内容にフォーカスし、活かせる経験やスキルに絞ってメリハリをつけて話すことが大切です。

志望動機に対する回答では、「応募企業を志望する具体的な理由」「入社意欲が高いこと」「これまでの経験を活かして活躍できること」をしっかりと伝えましょう。同業他社でも通用するような一般的な回答はできるだけ避け、企業研究で得た知識をもとに「なぜこの会社でなければいけないのか」を説得力を持って伝えることがポイントです。

また、転職理由は企業が最も知りたいことのひとつです。転職の背景を知ることで、「入社後に何を実現したいのか」「今後のキャリアをどのように考えているのか」が見えてくるからです。前職に対する不満ばかり口にすると、「不満を感じたらすぐに辞めてしまうのでは」といったネガティブな印象を与えてしまいます。入社後に実現したいことなどを伝え、前向きな転職であることをアピールことが大切です。

条件確認

給与や賞与、各種手当、勤務地、勤務時間など、労働条件の確認が行われます。入社後のトラブルを防ぐためにも、面接の段階で労働条件をきちんと確認しておきましょう。なお、給与額はとても大事なことですが、初回の面接時に求職者側から質問するのはできるだけ控えておきましょう。複数回の選考を行って、具体的な経験・スキルや条件を聞いてからでないと、応募企業側も給与額を決められない可能性があるからです。まずは企業側からの提示を待ったうえで、どうしても譲れない理由や背景がある場合には、自分の希望額を伝えるようにしましょう。

応募者からの質問(逆質問)

採用担当者とのやりとりの中で、分からなかった点や、疑問に感じた点などを改めて質問します。入社後のイメージを確かなものにするためにも、気になることは遠慮なく納得できるまで聞くようにしましょう。

面接前に準備しておきたいこと

面接を成功させるためには、事前にきちんと準備をしておくことが大切です。ここでは、面接に臨む際、必ず準備・チェックしておきたいことをまとめました。

服装

面接では、「服装」に気を配りましょう。スーツを着用する場合は、落ち着いた色のシングルを選んでおけば問題ありません。大切なのは「清潔感」を感じるかどうか。価格やブランドではなく、「きれいに手入れがされていること」の方が重要です。できれば事前にクリーニングを利用しておきましょう。靴も汚れていないかチェックしましょう。

かばんは、床に置いたときに自立する構造のものを選ぶと、置く場所を選ばず、書類を取り出したい時などもスムーズに対応できます。一般的なビジネスバックであれば十分です。あえて高価なものを選ぶ必要はないでしょう。

通信環境(オンラインの場合)

オンラインでの面接の場合、最も注意したいのは通信環境です。画像が乱れたり、音声が途切れてしまったりするケースも考えられます。カフェなどではなく自宅のWi-Fiを利用する、無線ではなく有線で対応するといった配慮が必要です。

面接は静かで落ち着いて話せる場所を選び、背景に余計なものが映らないようにしましょう。また、照明を明るめに調整したり、白いテーブルのテーブル面からの反射光を利用したりして顔が明るく映るようにすれば、印象も明るくなります。画面でどのように映るのか、事前に確認しておきましょう。

持ち物

面接時には、筆記用具とメモ帳を必ず携帯しましょう。複数の会社の面接をこなしていくうちに、どの会社の情報かわからなくなってしまう可能性もあるため、採用担当者から聞いた大切な情報は必ずメモをして書き留めておいてください。また、応募書類や印鑑など、応募企業から指定されたものは忘れずに持って行きましょう。

質問への回答

何も準備しないまま面接を受けた場合、適切な時間で十分なアピールをするのは難しいものです。これまで携わってきた業務の内容や、転職理由、志望動機などは、あらかじめ回答を用意しておくようにしましょう。履歴書や職務経歴書との整合性を意識し、スムーズに返答できる内容を準備しておくことが大切です。

答え方の練習をしておく

質問に対する回答を準備したら、実際に話す練習をしておくと万全です。自身が話す様子を動画で撮影しながら練習すれば、今まで気づかなかった話し方の癖を掴むことができます。特にオンラインの場合、画面からしか人柄が伝わらないため、どのように映るのかを事前に確認しておくことが重要となります。転職エージェントを利用している場合は、模擬面接を依頼すると、プロの視点でアドバイスを受けることができるでしょう。

選考段階別の面接の傾向

面接は、応募する企業やポジションによって回数が異なります。例えば大手や金融、コンサルティングファーム、医薬系の企業などは面接回数が多くなる傾向があります。また、外資系企業も本国とのやり取りが発生するため、面接回数が多くなる傾向に。一方で、事業成長に伴う積極採用中のWeb・IT系やベンチャー企業、人手不足が続くエンジニアや施工管理などの職種では、1~2回の面接で選考が終わるケースもあります。ここでは、一般的な一次面接、二次面接、最終面接の傾向をご紹介します。

一次面接

一次面接では、人事の採用担当者や現場責任者が採用担当者を務めるケースが一般的。人事の採用担当者の場合は、募集内容の説明や条件確認を行うことが多いようです。現場責任者が面接をする場合は、より具体的な業務内容の説明や質問を通じて、経験・スキルとのミスマッチがないかを確認します。

二次面接

一次面接と同じく、二次面接も人事の採用担当者や現場責任者が対応することが一般的です。二次面接が最終面接の場合は、一次面接は人事の採用担当者と現場責任者が同席、または一次面接は人事の採用担当者、二次面接で現場責任者と経営層が同席することもあります。

最終面接

最終面接では、役員や社長といった経営層が対応します。詳細な仕事内容に触れることは比較的少なく、今後のキャリア観や志望動機、入社後に実現したいことなど、中・長期的な視点での質問が多くなる傾向があります。