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【2022年】コンサルティング業界の転職市場は今後どうなる?

コンサルティング業界の2022年の転職市場の求⼈・求職者の動きを、業界に精通した株式会社リクルートの人材領域で活躍するキャリアアドバイザーがレポートします。「2022年の転職市場や業界トレンドを知りたい」「納得感のある転職活動のために、採用動向を知っておきたい」という方はぜひご一読ください。

コンサルティング業界の2022年転職市場の展望を一言でいうと

2022年も、過去最高水準の求人数が継続。第二新卒、幅広い領域からの採用が増加。
官公庁向け・スーパーシティ・SDGsなどのチームを強化する動き。

1.【コンサルティング業界】業界・企業側の動き

2021年、コンサルティングファームの採用数は前年を大きく上回りました。2022年も引き続き、過去最高水準の採用数の継続が予定されています。アソシエイトからマネジャークラスまで幅広い層の求人があり、第二新卒採用も強化し始めています。DX推進を背景に、IT人材のニーズが依然として高くなっています。

新たな動きとしては、官公庁向けコンサルティングチームの強化が目立ちます。数百名規模の増員を図っているファームもあります。背景にあるのは、デジタル庁新設に伴う中央省庁横断のデジタル化プロジェクト。また、マイナンバー対応など地方自治体のデジタル化や業務改革案件も急増しています。地方公務員を採用する事例も続出。IT経験がなくても、行政内でプロジェクトの立ち上げ・推進を手がけてきた人が迎えられています。

データを活用した地域振興「スーパーシティ構想」実現に向け、行政と民間の架け橋になれる人材の採用も強化。ホテル・不動産・旅行・レジャーなどの業界の企画職経験者が採用されています。 「SDGs」「サステナビリティ」「脱炭素」に関わる採用も活発。社会貢献による企業価値の向上を図るため、コンサルへのニーズが高まっています。このほか、観光振興、公衆衛生、データヘルスなどをキーワードとする採用が進んでいます。

各社、採用ボリュームが拡大する中、入社者にいかに活躍してもらうかも課題。人事部門ではオンボーディング・研修企画の担当者の採用も行っています。

2022年は、コロナ禍が落ち着く前提で新たなサービスやビジネスの立ち上げを計画している企業を支援していくことになります。社会インフラ系企業からは、経営ポートフォリオの見直しのニーズも出てきています。

異業種連携による新規事業開発など「クロスインダストリー」の流れが加速するのを受け、業界問わず研究開発人材や技術知見を持つ人材のニーズも高まりそうです。特定領域の技術に長けたミドル層を、シニアマネジャーやディレクターのポジションで採用し、「有識者起点」で顧客深耕を図る動きも見られます。

2.【コンサルティング業界】求職者側の動き

若手からミドル層まで、成長機会やキャリア形成を求めてコンサルティング業界を志向する方が増えています。文系・理系問わず、データ分析を独学する方も多いようです。一方、柔軟な働き方へのニーズは強く、リモートワークができない企業を選択肢から外す傾向が強くなっています。

ファームtoファームへの転職も増加しています。システム開発案件のみのファームから、ビジネスの上流(構想・企画)や新規事業開発を手がけられるファームに移りたいという声が聞こえてきます。中堅から大手を目指すケースが多くなっていて、他にない案件を持つ中堅を選択する人もいます。最優先事項は「やりたいプロジェクト、面白いプロジェクトに関われるか」です。コンサルファームが手がける案件が多様化する中、求職者の目も肥えてきています。

なお、官公庁やアカデミックの方々もコンサルへの興味を強めていますので、セクターを越えた転職が増えそうです。

<コンサルティング業界の転職動向>


コンサルティング業界 転職マーケット割合

コンサルティング業界出身者 転職者数推移

 

出所:リクルート『リクルートエージェント』転職決定者数の分析

川﨑 功太朗

新卒で大手製造業に入社。リクルートキャリア(現リクルート)入社以来、一貫して外資/内資大手コンサルティングファームの法人担当に従事。現在は同領域の大手企業を担当するチームのリーダーを務める。

横山 賢太郎

新卒でメガバンクに入社。その後リクルートキャリア(現リクルート) に入社し大手顧客担当として金融、IT、スタートアップ、コンサルティングなどの業界において、担当Digital組織の立ち上げ支援、AI、IoT、クラウドなどエマージングテクノロジーを活用したトランスフォーメーション支援などの実績を多数創出。自身の転職体験も踏まえて「日々を生き生きと働けるフィット感の高い転職」をモットーに活動。