アクシアム参画前は、商社にてアパレルブランドの輸入販売や海外事業開発を手掛け、新規事業の立ち上げと事業の黒字化を達成。事業計画策定、商品企画、マーケティング、リテールマネジメント、組織開発、生産管理などの経験を持つ。2008年、アクシアムに参画。エグゼクティブ・コンサルタントとして、経営者やプロフェッショナル人材、MBA、若手・次世代ビジネスリーダーまで、幅広い年齢層へのコンサルティングとキャリア開発を得意とし、多数の紹介実績あり。海外事業開発をはじめとする“実業経験を持つキャリアコンサルタント”として、個人のグローバルなキャリア、イノベーティブなキャリアの実現を使命とする。
目次
キャンディデートのキャリア展望を実現化する「展職」をサポート
大学卒業後は7年ほど、繊維商社で営業や事業開発をしていました。ですが、実は最後の3年は、毎年人事部門への異動願いを出していたのです。なぜなら当時、優秀な後輩が何人か相次いで辞めるという出来事があったから。彼らは「ここではやりたいことができない」と言い残して去っていきました。そのとき頭に浮かんだのは、問題は「入り口の新卒採用にあるのでは」ということ。内定を取るための就職活動になっているから、長く定着する人材が少ないのかもしれないという気付きでした。新卒採用を変革すれば、もっと長く楽しく一緒に働いてくれる社員が増えるはずだ。そう考えて、人事の仕事に就きたいと思うようになりました。しかし、社内事情等でその願いは叶いませんでした。
そんな折、「人材紹介会社」なら働く方々の長期的なキャリアに関われるチャンスがあると知り、キャリアコンサルタントの仕事に興味を持つようになったのです。そこで一念発起し、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)の資格を取得。2008年、縁あってアクシアムに入社しました。アクシアムへの入社の決め手は、代表の渡邊がコンサルタント未経験の私に「35歳までに一人前になるよう鍛える」と言ってくれたこと。加えて、20代の若手から40代、50代のハイキャリアの方々まで、さまざまな方のご相談に乗れることも魅力的でした。特に、MBAホルダーやハイキャリアの方々にコンサルティングできる力を身につけられる環境は、今後のコンサルタントとしてのキャリアを考えたときに、大いにプラスになると感じたのです。
私たちアクシアムは、ヘッドハンティングという名前のイメージとは違い、いわば「農耕型」のコンサルティングを特長としています。キャンディデートお一人おひとりと長くお付き合いし、ともに成長しながら前に進んでいくスタイルをとっています。特に重視しているのが、キャンディデートの方のキャリア展望を実現化する=「展職」をサポートすること。まだご自分のやりたいこと、すなわち展望が見つかっていない方に対しては、その先の道を一緒に探していきます。そうしてキャリア展望を明確にしたうえで、長く活躍できる企業とポジション、あるいは目標に向けて必要なキャリアを経験できるお仕事をご紹介します。
私たちアクシアムの強みは、密な対話を通してその方の「人柄」「考え方」「志向」までを把握し、キャリアのご提案を行うこと。たとえば、最近はAIやIoTといったテクノロジーの進歩に伴って、さまざまな業界でまったく新しい職種やポジションがいくつも生まれています。そうした職種ではそもそも経験者が少ないため、経験よりも「可能性」が重視されるケースがよく見られます。経験よりも企業カルチャーに合うかどうか、苦楽をともにできる仲間になれるかどうかが、採用の大きなポイントになるのです。そうしたとき、私は自信を持ってクライアントにキャンディデートをご紹介できることが多い。キャンディデートの方の人柄、考え方、志向などを十分に知っているからです。
また、そんなアクシアムならではのコンサルティングを長く続けてきた結果、ビジネスの好循環が起こっています。私たちのクライアント企業の中で、採用のご担当者の実に約半数が、元キャンディデートなのです。彼らは私たちの特長をよく知っていますから、私たちの「提案」にも快く耳を傾けてくれます。たとえば、まだクライアントが求める人物像を十分に固めきれていないときに、こちらから積極的にキャンディデートの提案を行うことがあります。特に、人柄や可能性を重視する採用の場合、それで決まることがよくあるのです。キャンディデートと元キャンディデート、両者の想いやニーズを深く知っているからこそできることです。
MBAホルダー7,000名以上の支援実績、ビジネスリーダーへのキャリアに精通
アクシアムには、もう1つ大きな特長があります。それは「MBAホルダー」のサポートを得意としていることです。創業から約25年で、7,000名以上のMBAホルダーのキャリア支援を行ってきました。私自身も、お会いするキャンディデートの40%ほどがMBAホルダーです。なかにはMBA留学前に、今後のキャリアについてのアドバイスを求めてくる方もいらっしゃいます。私たちはビジネスククールにアプライされた、あるいは合格されたという方であれば、渡航前からキャリアのご相談に乗りますので、ぜひ遠慮なく利用していただけたらと思います。
MBAで得られる知識やオポチュニティ、ネットワークは、ビジネスリーダーや経営者を目指す方にとっては大きな武器、資産になります。ですが、それらを活用しなくては宝の持ち腐れに。私たちはMBAホルダーとして素晴らしいキャリアを築かれたリーダーのさまざまな実例を知っていますから、MBAを本当の意味で活かせるキャリア機会、ポジションを多数ご紹介できるのです。ビジネスの変化が激しく、不確実な要素も多い現在。多くのキャリア支援実績から得た知見、独自の人的ネットワークを持つ私たちであれば、まだ顕在化していないキャリアチャンスをご提案することも可能。たとえばヘルスケアやインターネットサービスなどの業種でMBAニーズが高まっているといった情報を、より具体的にお伝えできるのです。
皆さんのMBA取得の努力を無駄にしないよう、今後も力を尽くしたいと思います。特に海外でMBAを取得してきた方は、キャリアのブランクを作るというリスクを取ってまでMBAに賭けていらっしゃる。その熱い気持ちや姿勢を応援したいと思っています。
「事業承継案件」がますます増える予感。マネジメントを目指す方には好機
私は、外資系企業、日系大手企業、ベンチャー大手、スタートアップベンチャーなど、さまざまな業種・規模のクライアントを担当しています。現在は求人数も過去最高を更新しており、多種多様な求人がマーケットに溢れている状況です。
そのなかで、私が最近ことに気になっているのは「事業承継案件」です。日本全国にある有力中堅企業などの経営者が、企業外に後継者を求めるケースが増えています。そうした企業では経営者の高齢化が進んでいますから、おそらく今後、後継者へのニーズはますます活発になるでしょう。
この種の案件は、まさに私たちが得意とするところです。なぜならキャンディデートだけでなく、クライアントの方々とも長くお付き合いし、その状況を熟知しているから。先ほども少し触れましたが、クライアントの方々と対話しながら、求める人材の要件を一緒に創っていけるのが私たちの強み。「事業承継案件」の場合、特に要求要件が曖昧で、その強みを活かせるケースが多いのです。まったくMBAに興味がなかった経営者に、世界で渡り合えるネットワークとスキルを持ったMBAホルダーを後継者としてご紹介する、といったこともよくあります。また最近、ある小売業のクライアントの次期経営者候補に、EC事業責任者経験のある方をご紹介して決定しました。このクライアントはEC強化を最優先課題に掲げており、その課題をクリアできる人材なら経営者経験がなくてもよいということが、対話を重ねるなかで明確になったからです。こうした「事業承継案件」は、個人にとってもまたとないチャンス。ご興味がある方は、ぜひお声がけください。
私は、とても積極的にコンサルティングするタイプです。単にキャンディデートの方のお話に耳を傾けるだけでなく、こちらからどんどんアドバイスもしていきます。また、その方のキャリアに必要だと感じたら、耳障りになるようなこともあえてお話しします。それもこれも、これから長年お付き合いしていくパートナーでありたいから。つい先日は、9年前に初めてお会いしたキャンディデートの方に、ようやくお仕事をご紹介することができました。私はそのくらいのスパンでのお付き合いを前提に考えています。単なる転職ではなく「展職」を望む方、まずは一度ご相談に来ていただけたらと思います。