アマゾンジャパン合同会社

米国Amazon.comのインターナショナルサイトの一つとして、2000年11月にスタートした「Amazon.co.jp」。今や月間ユニークユーザー約4,800万人(※comScore社調べ)、取扱アイテムは2億種超。これらをつなぐ日本随一の複雑なネットワークを維持・管理し、さらに新たな物流の課題に挑んでいくサプライチェーン部門で、多くのポジションを募集している。その魅力と醍醐味、そして求める人材について、サプライチェーン輸送事業統括本部 本部長の日南田英介氏に詳しい話を伺った。

「地球上で最も豊富な品揃え」「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」をミッションに、常に進化を続けていく。

今、アマゾンジャパンがサプライチェーン輸送事業統括本部を強化している背景について教えてください。

私たちサプライチェーン輸送事業統括本部は、お客様のご注文に対して、より早く、便利に、正確に、安く、多くの商品を、多くの地域へ提供するための仕組みづくりを行っています。そのネットワークは巨大かつ複雑で、取扱アイテムは2億種超、自社のフルフィルメント(物流)センターは日本に14箇所あります。これらを適切に維持・管理しながら、常に変化していくお客様の要望にも応えていくために、ネットワークの最適化に取り組んでいく事業企画や物流企画、社内SEといったポジションを募集しています。

現在、様々な変化が起きており、大きなものでは、配送業者とどう協働しながら、お客様にとって利便性のある配送ネットワークを作り上げていくのか、という物流の課題があります。さらに配送というラストマイルが変われば、上流工程である出荷のあり方や業務フローも変えていかなければならない。その変化に適応し、共に新たな仕組みを構築していく人材を求めています。

これまでもアマゾンでは、「地球上で最も豊富な品揃え」「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」の2つを基本的なミッションに掲げて、様々なチャレンジをしてきました。例えば今年は「Amazonフレッシュ」がスタート。生鮮品や専門店グルメから日用品まで、最適な温度で、希望のお時間にお届けするサービスです。その前には私自身も立ち上げに関わりましたが、対象エリアでのお買い物が1時間以内に届く「Prime Now」など、お客様の利便性を高め、物流を進化させていくという流れは今後も変わりません。

アマゾンジャパンのロゴ

アマゾンジャパンならではの、サプライチェーン輸送事業統括本部の魅力とはどんなことでしょうか。

私はアマゾンの成長そのものだと感じています。他の会社では味わえない成長を見ることができるということです。アマゾンジャパンの違いは、規模感と成長力、どちらも持ち合わせていることではないでしょうか。

今やっている仕事が、来年には1.5倍をやらなければならない。それが億単位、大きいものでは数百億円という規模になるわけです。会社の成長スピードに自分自身もついていくためには、常に自分の考えをリフレッシュしなければなりませんし、新たな人との繋がりを作っていくことにも繋がっていく。この規模感とダイナミズムは、他では味わえないものだと思います。

日南田 英介氏と安来 裕爾氏

グローバルではどういった活躍ができるのでしょうか。

今日本で起きている課題も、世界を見れば似たような悩みを持っているところがたくさんありますので、それぞれの国のやり方を教えてもらったり、逆に向こうから日本に学びにきたりといったことは日常茶飯事。そういう意味では、非常にグローバルな環境で仕事ができる立ち位置だと思います。

ただし、最終的には日本独自の答えを出していく必要があります。日本には日本独自の物流ネットワークや地理的要因などの条件がありますし、アメリカと日本ではお客様の求めているサービスも異なります。世界各国からいいヒントをもらって、日本のお客様に合わせてベストな解決方法を考えていく。グローバルな環境でありながら、同時に日本の独自性を出していくことが求められているのです。

道なき道を進む。私たちが開拓できた分だけ、お客様により良いサービスを提供できると信じて。

どのような方を求めていますか。

前に進んでいく力を持っている人です。もちろん英語力があった方がいいとか、SQLを書ける人がいいとか、いろいろ要件はあるのですが、何よりも能力以前の問題として、自ら道を切り開くことができること以上に大切なものはありません。

手前味噌ではありますが、アマゾンジャパンというのは、今の日本の物流にないものを作り上げていくべきところだと私は思っています。道なき道を進み、目の前にジャングルがあれば、自分たちで切り拓いていく。そういうことにワクワクする人であって欲しいと思います。

私自身も5年前にアマゾンジャパンに転職して以来、様々な課題に取り組んできました。2年前の「Prime Now」の立ち上げにあたっては、アメリカでの実績はありましたが、日本とは条件が異なりますので、1時間以内に届けるという配達条件をクリアするのは決して簡単なことではありませんでした。また、何より大変だったのは、上司と私の2名でスタートし、組織をイチから作り上げていくこと。

任せる文化のもと、私自身も多くの失敗を経験してきましたが、決してそれを責められたことはありません。もちろん成果主義ではありますので、結果は求められます。けれど、失敗にも寛容で、それを取り返すことを奨励する。そんな風土だと私は感じています。

日南田 英介氏

アマゾンらしさとは、どういったものがありますか。

世界中のアマゾン共通の価値観である「Our Leadership Principles(OLP)」です。全員がリーダーであるという考え方のもと、すべての行動・判断の軸となるもので、入社した初日の研修で全員が学びます。全部で14項目からなり、例えば「Think Big」は、「狭い視野では大きな結果を得ることはできない。成長スピードに自分自身も追いつくために、一度枠を外して、大きく考えなさい」と解釈しています。他にも「Customer Obsession」「Hire and Develop The Best」「Dive Deep」など、一つ一つの行動は当たり前のことですが、それらを徹底してやり続けることがアマゾンらしさに繋がり、また、成長の源泉になっているのではと思います。

最後に読者へメッセージをお願いします。

アマゾンジャパンは、未知の領域の多い仕事です。まずeコマースの世界でも、日本の物流の歴史の中でも、これだけの規模を持った会社はありませんし、私たちが今直面している課題も解いている人はいない状態です。会社としてもおかげさまで成長を続けており、さらに規模が拡大しています。これから先、どういった広がり方をしていくかは、まさに未知の領域です。

また、物流の世界では、ロボットやドローンを取り入れるなど様々な技術革新も起きており、これから先新たにどんな技術が出てくるのかわかりません。そうした未知の領域が多い中で、既知の部分を少しでも増やしていくことが私たちの仕事。それができればできるだけ、お客様に対してより良いサービスやエクスペリエンスを提供できるチャンスが広がっていくのです。ぜひ一緒に未知の領域を開拓していく、そんな知的好奇心の強い方にぜひ仲間になってほしいと思っています。

安来 裕爾氏

担当ヘッドハンターの目線

株式会社リクルートキャリア ハイキャリアグローバルコンサルティング部 シニアプロフェッショナル 安来 裕爾氏

1997年、現KDDI(国際電信電話)に入社。北海道でエリア営業、本社サービス企画部やソリューション推進部で、通信料金検討や通信事業者法対応、顧客向けインフラ運用企画業務などを経験。2001年、インテリジェンスに入社。キャリアコンサルタントを経験した後、2006年、リクルートキャリアに入社。IT領域のキャリアアドバイザー、再就職支援事業への出向を経て、2011年より現在のハイキャリアグローバルコンサルティング部で、IT職種のシニアプロフェッショナル職として、個人・企業の両方を担当しております。
主に、ご年収800万円以上のお客様を担当しており、転職支援・キャリアアドバイスや累計300社ほどの法人担当として、数多くの採用ポジションにご転職を支援いたしております。

日本はもちろん世界における物流に大きな影響を与えられるポジションです。

多くの魅力のあるポジションですが、まずアマゾンの強みである、お客様が求める商品をお客様が求める形で届けるという当たり前ながら難易度の高いサービスを、自ら作り出し、コントロールしていけるということ。今後、労働力人口が減少していく中で、物流問題は社会問題にもなっています。その解決に、アマゾンジャパンとして社会に対して新しいソリューションモデルを提示し、影響を与える事ができる大きな役割もあると言えます。

また、グローバルとの連携を取りながら仕事ができるのも大きな魅力で、アメリカのアマゾンドットコムとの連携を行いながら事業を推進していくことが可能。日本の物流サービスは、非常に顧客ニーズを細かく配慮したクオリティが高いものが求められますので、日本からグローバルのアマゾン各国法人にノウハウ提供していくなどグローバル規模のビジネスも体感できるはずです。

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