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転職の面接で聞かれやすい10の質問と逆質問の回答例

自身の経験・スキルや人柄、入社意欲などを効果的に伝えるために、面接対策が重要となります。特に、面接で聞かれることの多い質問に対しては、事前に回答を準備しておきましょう。転職の面接で聞かれやすい10の質問と、最後に聞かれる「逆質問」について、ポイントと回答例を解説します。

【アドバイザー】

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野 友樹(あわの ともき)氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

一般的な面接の流れ

面接選考を突破するために理解しておきたいのが、一般的な面接の流れです。主に下記の5つで構成されています。

  • 挨拶
  • 自己紹介
  • 応募企業からの質問
  • 条件確認
  • 応募者からの質問

面接担当者は、面接の段階によって、人事、現場責任者、役員などと顔ぶれが変わっていきます。また、面接担当者によって質問が異なるケースが多いです。まずはこの流れを念頭に置いたうえで、よくある質問に対する回答を準備しておきましょう。

質問1:自己紹介をお願いします

自己紹介では、「氏名」「プロフィール」「現職・前職について」「締めの言葉」などを盛り込むのがポイントです。面接をスムーズに進めるために、これまでの経歴を簡潔に伝える質問であるため、ダラダラ話すのではなく、要点を絞って30秒から1分程度にまとめるようにしましょう。

「自己紹介」の回答例

「●●●●と申します。私は10年間、工作機械メーカーで営業職に従事してまいりました。3年前からは●●地区を担当する営業2課の責任者として、部下のマネジメントや新入社員の教育などにも携わってきました。昨年は、顧客満足度を高めるための新たな施策を講じた結果、課全体の売上を前年対比150%にまで伸ばすことができました。今回は異なる業界でのチャレンジとなりますが、同じBtoBをビジネスの主体とした御社で、これまでの経験を活かして売上拡大に貢献していきたいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。」

質問2:強み・弱みを教えてください

自身の強みを聞かれたら、「何が強みなのか」「その強みを裏付ける実績」「その強みを入社後にどう活かせるのか」の3点を意識して答えるようにしましょう。また、弱みの質問に対しては、自身をきちんと客観視したうえで、弱みを克服するためにどんな改善を行っているのかも伝えるようにしてください。

「強み」の回答例

「提案力と実行力が私の強みです。新たな営業手法を取り入れることで、前年対比130%の実績を上げることができました。御社でも積極的に、視点を変えた新たな施策を講じることで、新規顧客の開拓につなげていきたいです。」

「弱み」の回答例

「御社では海外との取引に力を入れているかと存じますが、前職では国内の取引がメインであったことから、英語力が乏しいのが弱みです。これを克服するため、半年前から英会話教室に通っています。今後も継続し、1年後にはTOEIC750点以上を目指します。」

質問3:職歴を教えてください

職歴を伝える時は、具体的な数字を織り交ぜるように意識しましょう。「●●株式会社で●●職をしていた」という事実だけでは、これまでの実績を面接担当者に印象づけるのは難しいです。「売上を前年対比150%アップさせた」など、どんな成果を上げたのかを伝えるようにしてください。

「職歴」の回答例

「私は、●●●株式会社で、10年間にわたり営業職を経験してきました。主に●●エリアの既存顧客を担当し、自社で開発する工作機械を販売するなかで、ものづくりの現場を理解し、現場が抱える課題を解決に導くような提案力が身に付きました。3年前に課長となって以降は、これまでの営業手法を見直し、タブレット端末などのITツールを活用した新たな提案方法を採用しました。機械導入のメリットをより具体的に伝えやすくなったことで、前年対比150%の売上を達成したのに加え、営業社員の業務効率化にもつなげることができ、残業時間を50%削減することに成功しました」

質問4:自己PRをお願いします

採用担当者が「自己PR」の質問で見極めたいのは、「応募者が自社で活躍できそうかどうか」です。自身の職務経歴や実績、スキルなどについて、企業が求める人物像にマッチさせることを意識して回答しましょう。

「自己PR」の回答例

「現在は、OA機器の法人営業を行っています。●●地区を中心に100社ほどの顧客を抱えており、上半期の売上目標の130%を達成し、40名の営業社員のうち1位の売上を作ることができました。心掛けているのは、信頼関係を構築し、顧客が抱える真のニーズを掘り起こすことです。『コピー機が壊れたので新機種を購入したい』というご依頼を受けた際には、現在の使用状況を細かくヒアリングし、書類をデータで管理する方法などを提案することで、顧客の大幅な業務改善に貢献しました。御社でもこのようなニーズの掘り起こしを行い、顧客との関係を深めていきたいと考えています。」

質問5:転職理由を教えてください

中途採用の面接で特によく聞かれるのが「転職理由」です。退職した理由が前向きなものではないケースもありますが、面接担当者はこの質問を通じて「転職して何を実現したいのか」を判断することが多いため、前職をあからさまに批判したり、環境のせいにしたりしないように意識しましょう。

「転職理由」の回答例

「担当する営業エリアが限られており、これまで以上に売上を拡大するのが難しいと感じたのが退職の理由です。これまで私は、顧客満足度の向上を図るため、●●●などの施策を講じ、前年対比150%という成果を上げました。しかし、既存顧客を中心としたルート営業が主体で、担当が細かく振り分けられている現在の職場では、営業活動を広げるのが難しいと感じる場面もありました。その点、御社は新規開拓を強化しており、積極的に営業活動が展開できる点に魅力を感じております。」

質問6:志望動機を教えてください

採用担当者は、志望動機を質問することで「志望度の高さ」だけでなく、「社風に合うかどうか」「今後の会社の方向性にマッチしているか」などを判断したいと考えています。そのため、応募企業の今後のビジョンに自身の強みをリンクさせて話すように意識しましょう。

「志望動機」の回答例

「前職では食品業界で10年間にわたり営業職に従事しておりましたが、大学時代には機械工学を専攻しており、以前からものづくりに対する興味を抱いていました。これまでは飲食店などで使われる調理器具などを取り扱っておりましたが、今後はより専門性を深め、ものづくりに貢献できるような仕事に就きたいと考えていたところ、自動車部品の製造に欠かせない工作機械の分野でシェアを拡大されている御社を知りました。これまでの法人営業で培った経験を活かしながら、ものづくりに専門性高く関わることができる御社で、新たなチャレンジがしたいと考えております。」

質問7:仕事の中で大切にしていること、信念を教えてください

仕事に対する考え方を問う質問では、積極的な姿勢を見せることがポイントです。「前向きに仕事に取り組んでくれそうだ」という期待感を抱いてもらえるような返答を意識してください。

「信念」の回答例

「失敗こそ成長の糧と考え、失敗や挫折を次に必ず活かすということを仕事で大事にしています。お客様との意思疎通がうまくいかず、挫折感を味わうこともありますが、失敗こそ成長の糧だと思います。ある時、こちらの提案内容を全く聞いてもらえないお客様がいましたが、なぜ聞いてもらえなかったのかを上司に相談したところ、「顧客視点に欠けている」と指摘されました。そこで、お客様の本当のニーズを整理し、改めて提案する機会をいただいたところ、新規の契約を獲得することができました。御社でも困難があっても前向きに取り組み克服することで、成長を続けていきたいと思います。」

質問8:あなたのキャリアビジョンを教えてください

採用担当者がキャリアビジョンを質問するのは、「入社後にそのビジョンを叶えることができそうか」を確認するためです。入社後に定着し、長く働いてもらえるかを判断する材料になるため、転職後の業務を意識しながら、どのようなステップを踏んでいきたいのかを具体的に答えるようにしてください。

「キャリアビジョン」の回答例

「少しでも早く実績を出し、数年後には営業部を牽引する責任者として活躍したいと考えています。また、将来的には、急速に拡大を続けるDXのニーズを捉え、新規商材を取り扱う事業部を立ち上げ、売上の新たな柱を構築したいという思いもあります。」

質問9:年収や入社日のご希望はありますか

希望年収の質問には、「自身の市場価値をどう評価しているのか」を知る狙いがあります。求人に記載されている年収と、大きくかけ離れた希望額を提示するのではなく、自身の実績・スキルを客観的に見極めたうえで希望額を伝えるようにしてください。

「年収や入社日」の回答例

「求人に記載されていた経験とモデル年収を拝見し、年収900万円を希望しています。また、入社日については、内定承諾を正式にさせていただいてから1カ月ほどで入社可能です。」

質問10:他に受けている企業はありますか

この質問を通じて「転職に対する考え方」や転職活動の進捗状況を確認しています。他の応募先を知ることができれば、「転職先を選ぶ際に何を大切にしているか」がより明確になります。やみくもに転職先を探しているのではなく、一貫性を持って転職活動をしていることが伝わる返答を心掛けてください。

「他の応募企業」の回答例

「今後は工作機器の業界で活躍したいと考えており、工作機器業界の複数の会社に応募しています。現在、最終面接の段階まで進んでいる企業もありますが、私としては新たな分野に挑戦する姿勢を大切にされている御社で働きたいと考えています。」

「何か質問はありますか?」と聞かれたら?逆質問の注意点と回答例文

面接の最後に採用担当者から「何か質問はありますか?」と聞かれます。この逆質問で、応募者の意欲や企業理解を確認している可能性があります。自分をアピールする場でもあるので、この時間を有効活用するようにしましょう。

逆質問の注意点

調べればわかることは避ける

「何か質問をしなければ志望度が低いと判断されそうだ」と考えて、回答がすぐに分かるような質問をするのは避けましょう。求人情報で確認できる事柄や、ホームページに記載されているような内容をあえて質問すると、「面接に臨んでいるにも関わらず、会社のことを十分に調べていない」といったマイナスの印象を与えてしまう可能性もあるからです。

条件だけにこだわらない

年収や福利厚生、休日といった条件面ばかり質問をするのはやめた方がいいでしょう。入社にあたって絶対に譲れない条件は確認が必要ですが、条件面の質問だけに偏っていると「条件だけで判断している」「仕事への興味や関心が薄い」と捉えかねません。

採用担当者の立場を理解する

質問内容は、採用担当者の立場を理解して考えましょう。例えば、一次面接の採用担当者が現場責任者なのであれば、「入社後すぐに担当するのはどのような仕事ですか?」といった業務に関連した質問を、最終面接の採用担当者が経営者であれば、「今後、注力していく新たな事業領域などがあれば教えてください」といった、経営に関する質問など、相手に合わせることが重要です。

逆質問の質問例文

入社後はどの程度の期間で実務を任せていただけるのでしょうか?

質問例:「入社後に最初の成果(一定の成果)を出す目安として、私は3か月程度を想定しておりますが、御社の中での入社後の成果を出すスケジュール感を教えていただけますでしょうか?」

できるだけ早く成果を出したいと考えております。入社までに準備しておいた方がいいことはありますか?

質問例:「できるだけ早く成果を出したいと考えております。業界分析や商品理解等は自分なりに準備しておくことと考えておりますが、これまでに中途入社された方の傾向から、入社までにこれだけは必ずやっておくとスムーズにスタートが切れるといった、やっておいた方がよいことはありますか?」

御社で活躍するために必要な心構えがあれば教えてください。

質問例:「御社の●職として活躍していく上で、御社の掲げるバリューなどのなかで●様が最も大事だとお考えになることがあれば教えてください」

私と同じ職種に中途入社し活躍されている方の実績や仕事ぶりを教えてください

質問例:「本日の面接の中でお話を伺い、御社で働くことに魅力を感じております。その上で、より具体的に御社で働くイメージを持たせていただきたく、私と同じ職種に中途入社し活躍されている方の実績や仕事ぶりを教えてください」

テレワークが中心と伺いましたが、円滑な社内コミュニケーションのために取り組んでいることはありますか?

質問例:「御社は現在、テレワークが中心と伺いました。私の現職(前職)ではテレワークの導入で一部課題も生じており、マネジャーとして部下とのコミュニケーションの質と量の改善に試行錯誤しながら取り組んできております。もし御社で円滑な社内コミュニケーションのために取り組んでいることがあれば教えてください」