外資系企業などに応募する際、英文レジュメに加えて、志望動機や自己PRなどをアピールする際につけるカバーレターの書き方を紹介します。外資系企業への豊富な転職サポート実績を持つ転職エージェントのマイケル・ペイジで、テクノロジーチームのマネージャーを務める黒須さんに書き方のアドバイスや注意点をお聞きしました。
カバーレターとは?
履歴書・職務経歴書に同封する書類で、送り状のことです。興味を持ってもらうためのセールスレターとしての役割もあり、自己PRや志望動機をあわせて記載するケースが多いです。
カバーレターの提出は必要?
外資系企業で求められるのは基本、即戦力のため、重要とされるのはこれまでに何をしてきたかという経験・実績の部分です。これらの情報は英文レジュメで網羅されていますので、実際はカバーレターの提出を求められるケースはあまりありません。特に転職エージェント経由で応募する場合は、転職エージェント側で記載した推薦文をつけますので、それと情報が重なるという理由もあります。
カバーレターを提出した方がいい方は、まず第二新卒層の方。これまでの経験・実績が少ない分、今後目指すキャリアや自己PRなどを記載して提出していただくことでプラスになるケースもあります。
もう一つは、転職エージェントを経由しない直接応募をする方。ただしレジュメ内でサマリを記載している方は内容が重なりますので、敢えて提出する必要はありません。
カバーレターを提出しなくても書類選考上でマイナスにはなることはありませんので、ここに時間をかけるくらいであれば、レジュメの内容をしっかり精査し、わかりやすく記載いただくことをお勧めします。
カバーレターの書き方
上から順に以下の情報を記載します。
・自分の情報(名前、住所、電話番号、メールアドレス)
・応募先の情報(会社名、住所、電話番号、メールアドレス)
・応募する職種名
・日付
・採用担当者名と役職
・本文(自己PRや志望動機)
・結びの言葉
・署名(手書きである必要はありません)
・同封書類
ベーシックなカバーレターの見本
Application for Sales Manager
DAY/MONTH/YEAR
Dear Mr./Ms. XX(Dear Hiring Manager or To Whom It May Concern,)
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黒須 駿/Shun Kurosu
オーストラリアのMacquarie大学卒業後、日系人材会社に入社し営業達成率全体1位を獲得。その後2015年にマイケル・ペイジ・インターナショナル・ジャパン株式会社入社。現在はテクノロジーチームのマネージャーを務める。2016年、2018年、2019年チームトップビラー賞達成、アジア圏20位以内入賞。 「Platinum Club」2年連続達成、「ミリオネアクラブ」達成。