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転職活動を始める前に知っておきたい「転職活動の流れ」

初めて転職活動をする場合、どのように転職活動を進めていくのかといった「全体の流れ」が掴めない方もいるのでは。転職成功のために重要なのは、まず全体の流れを把握し、動き方をイメージしておくことです。転職活動の全体の流れを紹介し、気を付けるポイントについて解説します。

【アドバイザー】

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野 友樹(あわの ともき)氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職前に知っておきたいこと

まずは転職活動を始める前に、知っておきたい注意点や確認しておきたいポイントについて解説します。

就業規則を確認する

転職活動を始める前にまず把握しておきたいのは、勤務している会社の就業規則です。退職の告知に関する規定や手順などを把握しておけば、退職時に起こりがちなトラブルを未然に防ぐことにつながります。また、賞与や退職金の支給条件、未消化の有給休暇の取り扱い、消化状況などについても確認しておきましょう。

できる限り働きながら転職活動を並行する

会社に勤めながら転職活動をすることに対して、両立への不安や職場への後ろめたさを感じて、退職してから転職活動することを検討される方もいるかもしれません。しかし、退職してからの転職活動にはさまざまな注意点があります。

とりわけ大きいのは、転職先が思うように決まらなかった場合に、長期のブランクが空いてしまうケースです。もちろん、雇用保険の基本手当(失業保険)の給付を受けることもできますが、給付には一定の期間が必要になるため、金銭面に不安が生じる可能性があります。また、思うように転職先が見つからない焦りで、不本意な条件で妥協してしまうかもしれません。時間をかけて納得できる転職先を見つけるために、働きながら転職活動を進めましょう。

退職してから転職活動を始める場合は金銭的に余裕を持っておく

管理職や専門職などのハイクラス層の転職は、マッチする求人が少ないことや、採用企業側も熟慮の末に内定を出すため、転職先が見つかるまでにかなりの時間を要する可能性があります。経験・スキル、希望条件によっては、半年から1年程度、転職先が決まらないケースも珍しくはありません。

会社を辞めてから転職活動を始める場合は、生活費やローンなどを計算し、金銭的に余裕を持って転職活動を行うようにしましょう。

ハイクラス層は時間に余裕を持ち円満退社を

現在勤めている企業で管理職や専門職を務め、重要なプロジェクトを任されている場合は、強い引き留めにあうケースも考えられます。円満に退社するために、プロジェクト終了のタイミングを考慮して転職活動を行う、あらかじめ後任を育成する、権限移譲を行うなど、じっくり時間をかけて転職へのプロセスを進めていく必要があるでしょう。また、転職先の企業にも、入社可能時期を事前にしっかりとすり合わせておくことが重要です。

家族やパートナーには事前に相談しておく

年収などの条件の良い企業から、仕事は魅力的でも条件がダウンする企業に転職したり、転職に伴う転居が発生したりする場合、家族からの強い反対に遭うことがあります。共働きで家事や育児を分担している場合は、残業の変化やリモートワークの有無も重要な要素になるでしょう。

内定が出てから相談し、家族やパートナーの反対によって転職を諦めるケースは多いものです。家族やパートナーには、あらかじめ転職の意思を伝えたうえで、背景や気持ちを理解してもらうことが大切です。

「3~6カ月」が転職活動の期間の目安

転職活動に要する期間は、経験・スキルや希望する条件によってさまざまですが、一般的に「3~6カ月程度」と言われています。ここでは、転職活動の基本的な流れと期間をご紹介します。

【1】情報収集、応募書類の作成:約2週間

転職活動はまず「情報収集」から始まります。どのような転職を望んでいるのかを自己分析し、自身が希望する業界・職種・企業などについて調べます。また、履歴書や職務経歴書などの応募に必要となる書類を作成します。

【2】応募、面接:約2カ月

応募書類の作成が済んだら、志望する企業に応募します。書類選考を通過したら、次は面接に臨みます。管理職や専門職の場合は、求人数が多くないため応募したい求人が見つかるまでに時間がかかったり、書類選考に時間がかかったりと、面接に至るまでの期間が長引く可能性があります。

在職中の転職活動は、業務との兼ね合いがあるため面接の日程調整に苦慮するケースが多くなります。ただ、最近ではオンライン面接が増えており、以前に比べると面接の日程調整がしやすくなっているようです。

【3】内定・退職交渉:約1カ月半

応募した企業から無事内定を獲得できたら、現職の企業との退職交渉に臨みます。この段階で多いのが、退職交渉に予想以上に時間がかかるケースです。特に管理職や専門職の場合、強い引き留めがあったり、後任の選定がスムーズに進まなかったりすることも考えられます。退職すると決心したのであれば、退職の意志が固いことをしっかりと伝えましょう。

【1】 情報収集、応募書類の作成

では、転職活動の第一歩である情報収集と応募書類の作成について、求職者が注意する点を解説します。

自己分析で強みや転職の方向性を明らかにする

自己分析を行い、強みやキャリアの方向性を明らかにすることが大切です。これまでの経験を洗い出すことから始めましょう。そして、これまでに培ってきた経験やスキルのうち、何を活かして転職活動を行うのかを決めます。

そして、求人の「募集要項」「仕事内容」「求める人物像」を確認し、経験・スキルや強みが活かせそうな仕事を中心に選びましょう。キャリアチェンジの場合も、仕事に活かせるポータブルスキルがあるはずです。「課題発見力」「調査分析力」「チームビルディング」など、業界や職種が異なっていても活用できるスキルを探してみましょう。

応募書類を作成する

自己分析を終えたら転職活動に必要な応募書類を作成します。作成するのは主に「履歴書」と「職務経歴書」の2つです。

履歴書は、応募者のプロフィールを確認するためのものです。記載する内容がフォーマット化されており、氏名・連絡先・年齢・学歴・職務経歴など、基本的な情報を記載する欄が設けられています。一方、職務経歴書は、履歴書ほど定形化されていません。これまで経験してきた職務内容や活かせるスキル・技術・経験などを中心に、採用担当者にアピールしたい項目を自由につけ加えて記載していきます。履歴書のように、写真や学歴、住所などは不要です。

企業との接点をできるだけ増やす

転職活動の方法をひとつに絞る必要はありません。例えば、転職エージェントから求人の紹介を受けつつ、自分でも転職サイトで求人を検索したり、人脈を頼ってマッチするポジションを探したりと、さまざまな方法を同時に活用することで、企業との接点が最大化します。また、転職支援サービスやビジネスSNSなどに登録しておき、企業や転職エージェントからのオファーを待つという方法もあります。企業との接点を増やすことを意識しましょう。

【2】 求人への応募、面接

企業に応募して面接を受けるまでのプロセスで、押さえておきたいポイントを解説します。

応募は条件を絞りすぎない

希望条件があまりに高いと、応募できる求人が減り、転職活動を長期化させる原因となります。安易に妥協する必要はありませんが、すべての条件を満たす求人はなかなか見つからないものです。あらかじめ「譲れない条件」と「妥協できる条件」を整理して、希望に近い求人に応募するようにしましょう。たとえ志望度が低い企業であっても、実際に話を聞いてみると「思っていた以上にいい会社だった」というケースも少なくありません。

また、複数の企業に応募する際は、内定時期を揃えるために、同じタイミングで動くことが大切です。同時期に複数社から内定が出ていれば、条件などを比較して、より希望に近い企業を選ぶことが可能になります。面接や選考結果が出るタイミングを合わせて、比較できる状態を作ることができれば、選択肢が1社のみで判断することに比べて失敗や後悔が少なくなるでしょう。

面接の準備をする

何も準備しないまま面接を受け、限られた時間の中で十分なアピールをするのは難しいものです。転職理由、志望動機など、必ずと言っていいほど聞かれる内容は、あらかじめ回答を用意し、話す練習をしておきましょう。履歴書や職務経歴書との整合性を意識し、スムーズに返答できる準備をしておくことが大切です。

【3】 内定・退職手続き

志望企業から内定を獲得し、現在勤めている会社を退職するまでの流れと注意点について解説します。

内定が出たら退職交渉を進める

退職の申し出は、法的には退職日の2週間前までに行うこととされていますが、多くの企業は1~2カ月前に申し出ることを就業規則に明記しています。退職のタイミングによっては賞与が支給されないケースもあるため、あらかじめ就業規則を確認しておくことが重要です。最初に退職の意思を伝えるのは、直属の上司です。退職する意思が固まった段階で、できるだけ早く伝えましょう。

引き継ぎを進める

退職交渉を経て正式に退職が決定したら、上司や人事などにオープンにする日を相談したうえで、職場のメンバーに退職する旨を報告します。業務に支障が出ないよう、マニュアルの作成や必要なデータを整理して、後任への引き継ぎなどを進めていきます。後任者と一緒に取引先などを訪問して挨拶するなど、その後の関係に悪影響を及ぼさないように配慮しましょう。